日本国内の妊婦さんが、
昨年から今年にかけて「オウム病」で２名が死亡している事実が発表されました。
「オウム病」とは、
オウムなどの鳥のフンから感染する病気です。
関係機関の調べによると、
約６割がオウムやインコ類で、そのうちの約３分の１はセキセイインコという事です。
ペットとして飼われている小鳥以外に、
自然界にいる鳥達にもだんだんと進行しているという事です。
オウムやインコ、ハトなどの鳥のフンに含まれる細菌を吸い込むことで、
感染する病気が「オウム病」です。
鳥にかまれたり口移しでエサを与えたりする事でも、感染するそうです。
鳥が人間を噛む？
あります！！
私も２歳頃に、近所の神社に放たれていたあひるに手を嚙まれました。
あひるに餌をあげようと手を伸ばしたところ、
あひるが餌と一緒に手を噛みました。
餌のあげ方を知らなかった２歳児の私にも落ち度があったのだと思いますが、
あひるに噛まれた恐怖（？）は鮮明に覚えております。
まぁ、そのあひるさんも攻撃してきて噛んだ訳ではなく、
鈍かった人間が噛まれただけのお話ですが、、、。
さて、話は「オウム病」に戻ります。
「オウム病」の潜伏期間は１～２週間です。
急な高熱や咳など、インフルエンザのような風邪症状が出るそうです。
ひどくなると気管支炎や肺炎などの呼吸器症状を引き起こします。
妊婦さんになると抵抗力が落ちます。
ですので、妊婦さんになる前も妊婦さんになってからも、
よく食べ、よく寝て、適度に運動をして、しっかりと体力をつけて、
なるべく抵抗力が落ちないようにされて下さい。
当院は１０月中旬になると、
お通いの皆様に、積極的にインフルエンザの予防接種をお勧めしています。
妊娠中のインフルエンザ罹患においては、
抵抗力が落ちている妊婦さんがインフルエンザに罹ると、
重症化してしまう現実を重々把握しているからです。
胎児にも影響しますので、きちんとした予防が大切です。
商売などでございません。
高齢者、乳幼児、そして妊婦さんは、どうしても抵抗力が落ちてしまうので、
事前に予防出来るものは、しっかりときちんと予防しておきましょうという思いです。
これから妊娠される方々、
風疹なども含めいろいろと注意しないといけない事となりますが、
抵抗力を落とさないように、
規則正しい生活と食習慣を維持し、適度な運動を心掛けましょう。
ーｂｙ事務長ー
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