皆様、こんにちは。
段々と寒さを感じるようになってきましたね!
風邪やインフルエンザ等に気をつけてお過ごし下さい。
今回のラボ便りでは、精子が出来るまでについてお話します。
精子は精巣(睾丸)で64〜74日間位の時間をかけて造られます。
精巣は、精細管という細い管の集まりで出来ています。
精子はその中で精原細胞という精子の元になる細胞から分裂・成長して、
丸い形からおたまじゃくし状の形になります。
しかし、精子はこの時点ではまだ受精する力を持っていません。
精子は精巣から精巣上体という器官へ移動し、そこで受精する力(受精能)を獲得します。
また、ここで精子自身で泳いで動けるようになります。
その後、輸精管を通り精嚢へ運ばれ、射精されるのを待ちます。
射精された精子はすぐに受精能を発揮出来るわけではなく、ある一定の時間が必要になります。
自然妊娠の場合ですと、
射精された精子は女性の体内を移動する過程で受精能を発揮出来るようになります。
体外受精の場合は、
受精の処置を行う前に、精子を調整・培養する時間を設けることにより、受精できる様にしております。
何かご不明な点やご質問等ございましたら、スタッフまでお声がけ下さい。