つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

お客様

2022年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日にご来店くださったお客様。

彼は当店のお客様であり、勤めていた画廊の後輩に当たりますが、こんなコメントを寄せてくださいました。





昨日は、お世話になりました。 作品を拝見して、そしてお二人とお話しさせていただいて興味深かったのが、「40代のお客さん」が新たな購買層の一部になっているということでした。 正直、同世代でこのあたりの絵画に興味を持っている人はかなり少ないだろうと思っていたので、非常に嬉しい話だと思いました。 興味はあっても、買わない(買えない)という人がほとんどである中、敢えて買う選択をするというのは、とても勇気のいる行為であると思います。 そして、こうした人々によって作品は守られているのだと思いました。





先日お納めのお約束をいただいた薫の猫も、原先生の秀品をお納めさせていただいたのも40代のお客様だという事をお伝えした事へのコメントでした。勿論、このコメントを書いてくださった彼も40代でいらしゃいます。

気付けば私達はもう60代ですので、以前可愛がっていただきました各お客様方とのお付き合いも、次の世代、そのご子息さま方へと移り変わりました。

先代さまがコレクターさんで、そのご子息さまもコレクターさんというのは非常に稀ですので、次の世代のお子様達には、作品をお出しいただくという事が多くなります。


ですから、現在当店にお通いくださる40代のお客様は新規のお客様という事になるのですね。

まだまだ割合は少ないのですが、皆さまとてもお勉強熱心で、しかもご自分の好きな物をご自身でよくわかっていらっしゃる事に感心
致します。



美術品に魅力をお感じくださる、また当店の評価している作品をお求めくださるお若いお客様がいてくださることは私達にはとても光栄なことで、ご予算など出来るだけご相談を承り、できましたら日本の美術品の新しいバトンランナーとして、これからを歩んでいただきたいと思います。

そして、そうした皆さま方に当店にお通いいただきながら、美術館や画集、ネットの情報などをお分けいただき、私達のこれからを助けていただきたいと願っています。というか、既に皆さまに助けていただいております😅

今週は、2人それぞれの仕事をする一週間になりそうです。

またブログも書かせていただきますね。









コメント
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