この2年ほどは、美術館さんの展覧会にほとんど伺っていません。
この酷暑、また現在の感染の拡大状況では尚更になってしまうかもしれませんが、生誕150年を迎える板谷波山の展覧会にはぜひ伺いたいと思っています。
とても高価であるので、なかなか当店でも扱うことはできませんが、というか?同じ予算があればつい絵画の方に手が出るので入手する機会を逃しますが、波山作品の美しさは別格!いつもそう思います。
気品の高さで言えば、日本画家であってもこのレベルに到達できた人はほとんどいないだろうと感じます。
葆光彩磁葵模様鉢
ため息の出るほど美しい色。
彩磁金魚文花瓶
金魚。
かなりデザイン化されているのに、ちゃんと水槽の中を金魚が泳いでいるように感じられるのですね。不思議です。
今年は生誕150年を記念し、日本各所で波山展が開かれてきました。
今ご紹介させていただいたパンフレットの京都泉屋博古館さんで9月〜10月開催の予定。
そして東京出光美術館さんでは現在、8月21日まで開催中です。
板谷波山ご本人についても少し調べてみました。
芸術作品と作家自身の人間性については別物と考えることもできると思いますが、こと波山においては、やはり作家の人間性こそが作品の価値と感じられる気がいたします。
動画で波山について簡単な説明をしてくださるサイトがあります。よろしければ、ご覧ください。