つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

白露 玄鳥去る

2024年09月19日 | 山口薫
秋彼岸までのこの時期は暦の上では 「白露 玄鳥去る ツバメサル」の候となります。

確かにツバメの姿はすっかり見かけなくなりましたが、この暑さ続きでツバメは果たして南に帰ろうとするのでしょうか?
すでに日本が南の島になってしまっている気さえします🏝️☀️


燕のことだけでなく、もう何か「夏」にも飽きてきてしまいました。

汗を拭くのも疲れたし、何度もシャワーを浴びるのももう気分でないし、クーラーはピッピッピッピうるさいし、きゅうりやなす、トマトも食べ飽きました。

けれどうっかり気分を出そうと、長袖のブラウスでも着ようものなら汗でドロドロになってしまうし、栗や松茸はまだ喉がパサパサになりそうで食べようとも思えなし。。。

いまは、日本中がなんとも言えないストレスに晒されているように思います。


秋は空気が渇き、呼吸器に負担がかかります。肺は「悲しみ」という感情に関わる臓器。
「芸術の秋」と言われる由縁がここにあるのですね。
少し寂しい気持ちが、人や芸術に対する恋しさを生むのです。

悲しい気落ちは悪いことばかりでなく、人をほっとさせ、新しい優しさを育てます。

昨日、山口薫の「柿」を出すには出してみましたが、そしてとても良い作品だとは思いますが、なんだかピン!ときません。

山口薫展のご案内に添えさせていただく文章も、もう2度書き直しました。

最初の季節のご挨拶のところでつまづくのです😭

今週はもう仕方なくただじっとして、お彼岸過ぎに少しでも涼しくなってくれることを祈ろうと思っています。



「ひとはみんなかわいそうなものだ」「いきるってかなしい」

私の勝手な解釈だと思いますが、薫の作品はやはり秋がとても似合うように思うのです。




























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