画像をお分けいただいたのは、二月も半ばのことでしたのに、鳥海展のことがあり、皆様にご紹介させていただくのがすっかり遅くなってしまいました。
金山平三作品をさっそく旧正月の時期(1月下旬から2月半ばまで)に、お客様がご自分のお店にお飾りくださいました。
当店で作品をご覧になりお求めいただいてから、初めてこの場所に作品をお飾りくださると、作品の世界がぐんと広がり、「迫力」をお感じいただけたとお伝えくださいました。
金山の作品は決して見る者の邪魔をしようとはしませんが、いざ「その場」「舞台」を与えられますと、絵画の世界、異次元の世界を惜しげもなく、思い切りよく表現してくれるのが何よりの魅力です。
下にお飾りいただいている緑色のお面は、京都嵯峨の嵯峨面という伝統工芸品だそうです。よく拝見すると今年の干支の辰🐲のお顔が描かれていますね。
江戸末期、厄除けや魔除けのお守りとして嵯峨の社寺で分け与えられたという嵯峨面。時代の変遷の中でいつしか姿を消していったが、近年復活させた。石膏で取ったひな型に和紙を張り重ね、下塗りした面に色絵具を何回も塗り重ね、彩色している。
この作品を入手できた時の佐橋の喜びようと私自身の感動を忘れる事はありません。
金山をあまりご存知でないお客様が、「えい」と踏み込んでお求めいただいた雪の作品に現在ご満足いただけていることを知れば、佐橋もとても喜んでくれるだろうと思います。
今年は実際に拝見する機会を逃してしまいましたが、来年はぜひお店に伺って作品を拝見したいと思っています。
冬が終わっていきますね。2月はあっという間に過ぎてしまいましたので、今月は少しづつ「春」を感じてゆけたらと思っています。
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