くも膜下出血になって、一番気になることは、自分の脳が正常に働いているか?である。
昨日からニュースで伝えられていることだが、
産経新聞によると
『米国で、消火活動中の事故で10年近く記憶を失い、
妻たちの呼び掛けにも答えなかった消防士の男性が
先月30日、突然回復、家族らと会話を始めた。
脳に損傷を受けた患者が回復する場合は通常2、3年以内、と話す
ニューヨーク大医療センターのローズ・シャー医師は
「10年後という例は聞いたことがない」と驚いている。』
とのことである。
或る一定期間の記憶消失は映画とか小説ではよく見たことがあった。
そんな事ってあるのだろうかと思っていたが、
実際自分がなってみて、本当に不思議な世界であった。
私の場合は、発症した日、病院に着くまでははっきり覚えているのに
病院に着いてから、4,5日間は今でも思い出せない。
しかしその間、まるで、何の障害もない人のように
(何度も同じ事を繰り返して言うことはあったそうだが…)
その場のことがよくわかっているように話していたそうだ。
救急車で運ばれた知らせを聞いて駆けつけた家族には、
「私、くも膜下出血なんだってさ!」
といったそうだし
手術後も見舞いに来た息子に(ちょうど中間テストだったので)
「試験勉強ちゃんとやってるの?」
と言ったそうだ。
それなのに次の日には、そのことをすっかり忘れて、
「お母さんがこんな事になってるのに、何で来てくれなかったの?」
と息子を責めたとか…
ちょうど認知症の人と同じ状態だったのだ。
しかし、私の場合、3週間の入院期間で、
そんなひどい記憶障害は治った。
でも、担当の医師や同室の人の名前は覚えられなかったし、
親しい友人の名前や
息子や娘の友達や先生の名前が出てこない状態は
かなり長く続いた。
今でも普通よりちょっとひどい。
それが、すごくひどい時と次々スムースに浮かぶときがある。
認知症の人の場合も、
大変な状態を見てもらおうと親類を呼び集めると
すっかり正常な状態になってわかってもらえないことがよくあるという。
最初の新聞記事の消防士も一時、本当に思いだして家族と話したりしたが、
また、元に戻ってしまってきているという。
脳細胞は、一度死んでしまったら、生きかえらないという。
記憶障害が良くなったり悪くなったりするうちは、
脳細胞が死んでしまったのではなく、
単に神経(シナプス?)の繋がりが悪いだけで、
治る見込みがあるって事なのだろうか?
昨日からニュースで伝えられていることだが、
産経新聞によると
『米国で、消火活動中の事故で10年近く記憶を失い、
妻たちの呼び掛けにも答えなかった消防士の男性が
先月30日、突然回復、家族らと会話を始めた。
脳に損傷を受けた患者が回復する場合は通常2、3年以内、と話す
ニューヨーク大医療センターのローズ・シャー医師は
「10年後という例は聞いたことがない」と驚いている。』
とのことである。
或る一定期間の記憶消失は映画とか小説ではよく見たことがあった。
そんな事ってあるのだろうかと思っていたが、
実際自分がなってみて、本当に不思議な世界であった。
私の場合は、発症した日、病院に着くまでははっきり覚えているのに
病院に着いてから、4,5日間は今でも思い出せない。
しかしその間、まるで、何の障害もない人のように
(何度も同じ事を繰り返して言うことはあったそうだが…)
その場のことがよくわかっているように話していたそうだ。
救急車で運ばれた知らせを聞いて駆けつけた家族には、
「私、くも膜下出血なんだってさ!」
といったそうだし
手術後も見舞いに来た息子に(ちょうど中間テストだったので)
「試験勉強ちゃんとやってるの?」
と言ったそうだ。
それなのに次の日には、そのことをすっかり忘れて、
「お母さんがこんな事になってるのに、何で来てくれなかったの?」
と息子を責めたとか…
ちょうど認知症の人と同じ状態だったのだ。
しかし、私の場合、3週間の入院期間で、
そんなひどい記憶障害は治った。
でも、担当の医師や同室の人の名前は覚えられなかったし、
親しい友人の名前や
息子や娘の友達や先生の名前が出てこない状態は
かなり長く続いた。
今でも普通よりちょっとひどい。
それが、すごくひどい時と次々スムースに浮かぶときがある。
認知症の人の場合も、
大変な状態を見てもらおうと親類を呼び集めると
すっかり正常な状態になってわかってもらえないことがよくあるという。
最初の新聞記事の消防士も一時、本当に思いだして家族と話したりしたが、
また、元に戻ってしまってきているという。
脳細胞は、一度死んでしまったら、生きかえらないという。
記憶障害が良くなったり悪くなったりするうちは、
脳細胞が死んでしまったのではなく、
単に神経(シナプス?)の繋がりが悪いだけで、
治る見込みがあるって事なのだろうか?