最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

いい加減

2005-05-16 18:22:52 | 教育
自分の能力は、どれほどあるのか?
どんなことが出来てどんなことが出来ないのか?見極めるのは難しい。

息子が中学受験の時、ものすごく頑張っている親子がいた。
行き帰りも親が送り迎えし、塾が終わればすぐ車の中で食事をし、またすぐ勉強する。
すごいな!と思ったが、時間的にも、自分たち親子にはとても真似できないと思った。
又、そんな生活させたら、子供にもストレスがかかってよくないのでは?
と思ったりもした。
「うちは、とてもそんなこと出来ないわ」
羨望半分、批判半分でいうと
「それって“逃げ”じゃない 」
と言われたことがある。
やってみもしないで、出来ないとか、
やったら子供がおかしくなるなんていうこと自体おかしいということだ。
確かにそんな生活をして、でも息抜きの時間も上手にとっていたのだろう、
志望校に無事入学し、その後も楽しい生活を送っている子もいる。

私は、小さいときから、短距離走は速かったが、長距離はすぐばてて
自分は長距離は走れない身体だと思いこんでいた。
しかし、病気をした後、ウォーキングから始めてジョギングと
順番に自分のペースで走ったら、案外楽しく長距離走れることが
この年になってわかった。

何かをしようとして目標を立てるとき、確かに自分の能力とかけ離れたところに
それを置いても、全くの夢物語でしかない。
だが、そんなこととても出来ないと、最初から、出来そうな範囲でしか、
目標を立てなければ、もしかしたら出来ることも出来ないで終わってしまう。
ちょうどよい目標、いい加減な目標、それって難しい!
コメント (3)
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