最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

脳血管内治療

2005-05-18 21:26:29 | くも膜下出血
5/17.18の読売新聞の医療ルネサンスで脳血管内治療についての記事が出ていた。
くも膜下出血を発症したとき(脳動脈瘤が破裂したとき)(脳血管内治療1)
脳ドックその他で、未破裂の脳動脈瘤が見つかったとき、(脳血管内治療2)

最近は開頭して脳動脈瘤の根元にクリップをかけるクリッピング手術ではなく、
足の付け根の太い血管からカテーテルを送り込み脳動脈瘤の中にコイルを詰め込む、
コイル塞栓術が行われることが普及してきたという記事だ。
4年半前、私の手術はクリッピング手術だったが、
その後この手術が大変評判になっている。
記事1では、最重症の「グレード5」でありながら、
わずか2時間の手術ですんで、後遺症も残らず、仕事に復帰しているとか…
記事2では未破裂の状態で見つかった脳動脈瘤の治療で
わずか1時間でコイル塞栓術が終わり、
3日後には退院。祝い酒を飲んだ。と書いてある。
全く夢のようである。
しかし、まだ、この技術は、全ての場合に適応できるわけでなく、
導入後、十数年の治療法で、長期成績は不明と書いてある。
私のサイトの掲示板に書いてくれた人でも、破裂動脈瘤の手術であったが、
最初、コイル塞栓術をしたが、うまく瘤を埋められず、
再度開頭手術をしたという人もいた。
まだまだ、確立していないようだが、
遠からず、くも膜下出血が、克服される時代が来ることを期待したい。
「私、くも膜下出血になって、頭を開けて、手術したのよ!」
「へえーっ、そんな時代もあったんだ!くも膜下出血ってまだあったんだ!」
くも膜下出血が起こらないように未然に防ぐことが当たり前に出来る時代、
私が生きているうちになってくれればいいけど…
私が、18年前にした卵巣のチョコレート膿腫の手術も今は開腹手術はほとんどしないで、
腹腔鏡手術とかいって小さな穴を開けるだけで出来るそうだから、
そんな時代が来ることもあるのでは?脳血管内治療1脳血管内治療2
コメント (1)
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