最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

受験勉強

2005-05-07 21:45:36 | 教育
今日は、息子の学校の保護者会だった。
息子は高三なので、話はほとんど全て大学受験についてだった。

“一年間、ひたすら頑張って勉強するように。
しかし、一人で頑張るのは辛いので、
家族はしっかり応援団として支えてあげよう!”
というような話だった。

最近の受験で一番気になることは、
一般入試を避けて、推薦入試に偏っていることだ。
息子の学校では、推薦入試は、全体のごく少数だが、
世の中、高校入試も大学入試もいわゆる学力テストの一般入試を
一度も経験せずに社会に出て行く若者が増えている。
親も子も傷つくことを恐れて挑戦してみようとしないのだ。

受験は確かに本人も周りも結構しんどいことだ。
しかし、頑張って挑戦することによって身につけられることは大変多い。
先ず、学力が身に付く。
受験勉強はテクニックを学ぶだけだから、本当の学問ではない。
と言う人がいるが、車の運転のように簡単なものではない。
学問のとらえ方が、人によって違うのだろうが、基礎的な学問は確かに身に付く。
そして、それだけでなく、1年、2年と長い間我慢して、
目標に向かって努力するという態度が身に付く。
例え結果が思ったとおりにならなくても、
頑張って努力したことで、やっただけの学問は絶対身に付いているし、
何より、苦しくても投げ出さずに頑張る態度が身に付いている。

社会に出て行けば、辛くても投げ出せず、
続けていかなければならないことは多い。
受験の辛さなど親の庇護の元で経験することだから、まだまだ甘いものだ。
一人前の人間になるためにも、是非とも経験させるべきものだと思うが…
コメント (13)
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