高知市の西、春野町の34番種間寺を過ぎ、仁淀川大橋
に向かう県道279号です。
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狭い県道ですが、車の交通量はわずかです。
36番青龍寺に参拝し、37番岩本寺への道筋は、浦の
内湾の南側を進む横波スカイライン経由と、北側の湾沿い
の2通りがありますが、2回目の遍路では、浦ノ内湾の北
側を進みました。
須崎市内の浦の内小と浦の内中の中間、県道23号の
浦の内トンネルです。
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車の交通量は少なめで、湾沿いには交通信号も無く、
この先、浦の内中前に工事中のがひとつだけでした。
浦の内中の先で湾を離れて県道314号に入ります。
標高140mの仏坂峠です。
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須崎市街を抜け、市の西端、安和(あわ)駅の先から、
JR土讃線沿いの遍路道を上がり、焼坂峠に向かいます。
標高228mの焼坂峠です。この日は1日雨でした。
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峠が、須崎市と中土佐町との境界です。
峠からの下りも、林間の気持ちよい落ち葉道です。
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峠からJR土讃線沿いに下り、線路の南側を進みました。
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右側のコンクリート壁面の上が線路です。この先で国道
56号に出ます。
国道を少しで旧道に入り、古い家並みの残る中土佐町
の中心を抜けます。造り酒屋の西岡酒造前です。
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2回目は雨の中を通過しましたが、これは初回の写真
です。37番岩本寺は、この先22kmほどです。
37番岩本寺宿坊に泊まり、はるか80㎞先の足摺岬に
ある38番金剛福寺を目指します。
岩本寺から5kmほどは国道56号を進み、岩本寺のある
四万十町と隣の黒潮町との境にある、片坂遍路道にかかり
ます。
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もう一つの遍路道、市野瀬遍路道を下り、再び国道56号
に出ました。
佐賀温泉の先で、伊予木川を挟んで国道の対岸を走る
旧道に回りました。
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「四国のみち」のルートで、車はめったに通らないので、
安心して歩けます。土佐くろしお鉄道伊予喜駅近くまで
この道を進みました。
伊予喜駅の先で、再び国道56号を離れ、昭和14年
(1939)まで県道だったという旧道に回ります。
明治38年(1905)製、レンガ積みの熊井トンネルです。
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当時の小学生などが、レンガを運んで出来たとのこと
でした。
トンネルを抜けると間もなく、土佐くろしお鉄道の踏切
を渡ります。
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1車線しかないこの道が、70年前は県道だったとは…、
当時の車の交通量はどの程度だったのでしょうか。
この日は、この先14kmほど先の民宿に泊まり、翌日、
黒潮町の西端に近い、入野松原遍路道に入ります。
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黒松林の中を抜ける、気持ちよい遍路道で、そばの砂浜
はウミガメの産卵地です。
足摺岬の38番金剛福寺は、まだ45km先、あと1日半の
道のりです。 (続く)