2008年4月17日〈木〉
=穂坂町宮久保~千代田湖~甲府市大正池=
今朝も5時半起床、宿の海東ペンションのある宮久保から東南
の三ツ沢方面を散歩に行くが、道を間違え、民家の少ない林間
の車道歩きが主になってしまった。
海東ペンションの皆さんと記念撮影をして、8時20分に出発、
今日のトップは私の担当である。
権現沢川を渡って三ツ沢集落に上がり。宿の最寄りのバス停
である穂坂農協バス停で時刻を確認し、バスを待つお年寄りと
話しをした。
東に入った三ッ沢の沢蔵院には、散り始めのソメイヨシノが数
本ある。
鐘楼の柱は、表皮をはいだだけの独特のものだった。
集落を南に抜けて養沢橋を渡り、すぐ先で車道の右手の農道
に入る。緩やかな稜線上なので、前方の展望が開けるが、今日
も霞んでいて、期待の富士山は見えない。
でも、右手に鳳凰三山、正面になだらかな山容の甘利山が望
まれる。
ブドウ畑が多いが、花の咲き出したリンゴ畑もある。
二つ目の高圧送電線の近くまで進んだら、送電線の先に新し
い道路が工事中で、柵に阻まれ進めない。少し戻り、畑にいた
奥さんに聞き、その畑の横を下って原集落に入る。
韮崎市から甲斐市の笠石集落へ。金谷工業の先でブドウ畑の
中の農道に入り、墓地の裏手を回って菖蒲沢集落の法泉寺で
休憩する。
朱塗りの山門の2階が鐘楼で、境内のシダレザクラが見ごろ。
墓地の一角に「市史蹟・両墓制跡」の説明板が立つ。埋め墓
と詣り墓が別の墓のことで、江戸中期の元禄時代(1688~
1704)以降から明治21年(1888)まで約200年間も続いた
という。
集落を南に抜け、携帯電話のアンテナ塔横を上がって農業
試験場の下を過ぎる。試験場のあたりは南側の好展望地だが、
霞んでいてやはり遠望は利かない。
新田集落の池の南を入り、芽吹き初めた林間の谷間を緩やか
に上がると、道はそのまま「サントリー登美の丘ワイナリー」に
入る。
受付で聞いたら、11時からのガイドツアーに空席あるという
ので、申し込む。天気予報通り雨になった。
ガイドさんに従い、レセプションホールでワイナリーの概要に
ついての映像を見る。
総面積は150ha、最高地点は標高600mで、ふもとの醸造
所とは高低差200m、山梨県でも最も雨が少なく1日の温度
差も大きく、ワイン用ブドウづくりに理想的な土地だという。
そのあと醸造棟と樽熟庫を回って、ワインの製造工程を見る。
30分ほどでツアーは終わった。
リオンセラーというワイン販売所で、高級ワインの試飲ができ
る。やまさんが、最高級の貴腐(きふ)ワインを試飲することに
して、ひと口ずつ深みのある甘いワインを味わう。希望小売価格
720ミリリットルビン50,017円という品である。
ワイナリー内で昼食をすることにして、11時45分の送迎バス
で上にあるレストランに行く。
晴天なら眼下に甲府市街が一望だが、雨でいっそう霞んでい
る。レストランの横にもリオンセラーより大きな売店があり、何
種類かのワインが無料で試飲できる。
レストラン12時20分発の送迎バスで下の受付近くまで下り、
預けたザックを受け取り、雨支度をして12時30に出た。
池のところまで戻って南に向かう。大垈(おおぬた)集落のお寺
のそばで、大阪に帰るため近くの塩崎駅に向かう、Hさんに分か
れた。
個別住宅が密集する高原団地の北を進み、大久保にあった
白い建物のお寺で小休止。小さく折りたたんで持っていた地図
が濡れてきたので、ビニールケースに入れたが、遅すぎたよう
で、書いた字が少しにじんでしまった。
北側の谷間に出て、棚田の続く農道を進む。両側の林には、
芽吹き始めた広葉樹の間にヤマザクラが幾つか咲いている。
棚田が終わり、前方の台地下に現れた敷島総合公園下部の
流れに沿って、右へ大きく回り込む。
流れにかかる鉄板の橋を渡って公園内に入り、遊歩道を上
がって駐車場の横に出た。
野球場の東に回り、眼下に見えてきた荒川沿いの家並みに
向かって車道を2度大回りして下る。
荒川の金石橋を渡り、車の多い県道7号に出た。橋の横から
左岸堤防上のサイクリング道路に入り、しばらくは河川敷の道
も進む。
学校の手前で県道に出ると、鉄筋2階の日帰り温泉、山宮
温泉があった。入って食堂で休憩する。
次の信号を左に入り、山宮町の住宅地を東北に上がる。標高
370m付近の団地で、「千代田湖」と「武田の杜」の表示に従い
ヘヤピン状に右折する。
住宅地を抜け林間の車道を少しで、「健康の森」の遊歩道案
内板があった。
車道をヘヤピン状に回る車道を真っ直ぐ上がれそうだったので、
遊歩道に入る。
木道を上がり、行啓碑の先まで進むと駐車場となり、すぐ上の
遊歩道から東に向かって戻り、再び車道に出た。
新緑の車道を緩やかに1㎞ほど上がると、「森林の公園 武田
の杜」の表示がある。先ほどの健康の森も、武田の杜の一部らし
い。そばの朽ちかけた東屋に入り、雨を避けて小休止した。
すぐ先が千代田湖の南西端。西岸では、咲き残るソメイヨシノが
雨に濡れている。
行く手の下帯那町の家並みのすぐ近くまで雨雲が下りていて、
山上は見えない。
湖畔を進み、二、三の釣り宿の前を通過する。少し先に千代田
湖の案内板があった。それによれば千代田湖は、昭和8~12年
(1933~37)に造った農業用ため池で、面積は26ha、貯水量
は145万立方mだという。
新しい昇仙峡駐在所前に出た。そばの千代田湖バス停の場所
を確認し、宿のある上帯那町に向かう。下帯那町経由の車道を
避け、南側の山すそを進む旧道を進む。
棚田沿いとなり、上部は石積みの棚田になっている。
上帯那町集落南端の十字路を右折し、ソメイヨシノの咲く大正
湖畔の甲府ユースホステルに16時半に着く。雨で冷え、入口の
温度計は10度だった。
(天気 曇後雨、距離 20㎞、地図 韮崎、甲府北部、歩行地
韮崎市(旧穂坂町)、甲斐市(旧敷島町)、甲府市、歩数 42400)
=穂坂町宮久保~千代田湖~甲府市大正池=
今朝も5時半起床、宿の海東ペンションのある宮久保から東南
の三ツ沢方面を散歩に行くが、道を間違え、民家の少ない林間
の車道歩きが主になってしまった。
海東ペンションの皆さんと記念撮影をして、8時20分に出発、
今日のトップは私の担当である。
権現沢川を渡って三ツ沢集落に上がり。宿の最寄りのバス停
である穂坂農協バス停で時刻を確認し、バスを待つお年寄りと
話しをした。
東に入った三ッ沢の沢蔵院には、散り始めのソメイヨシノが数
本ある。
鐘楼の柱は、表皮をはいだだけの独特のものだった。
集落を南に抜けて養沢橋を渡り、すぐ先で車道の右手の農道
に入る。緩やかな稜線上なので、前方の展望が開けるが、今日
も霞んでいて、期待の富士山は見えない。
でも、右手に鳳凰三山、正面になだらかな山容の甘利山が望
まれる。
ブドウ畑が多いが、花の咲き出したリンゴ畑もある。
二つ目の高圧送電線の近くまで進んだら、送電線の先に新し
い道路が工事中で、柵に阻まれ進めない。少し戻り、畑にいた
奥さんに聞き、その畑の横を下って原集落に入る。
韮崎市から甲斐市の笠石集落へ。金谷工業の先でブドウ畑の
中の農道に入り、墓地の裏手を回って菖蒲沢集落の法泉寺で
休憩する。
朱塗りの山門の2階が鐘楼で、境内のシダレザクラが見ごろ。
墓地の一角に「市史蹟・両墓制跡」の説明板が立つ。埋め墓
と詣り墓が別の墓のことで、江戸中期の元禄時代(1688~
1704)以降から明治21年(1888)まで約200年間も続いた
という。
集落を南に抜け、携帯電話のアンテナ塔横を上がって農業
試験場の下を過ぎる。試験場のあたりは南側の好展望地だが、
霞んでいてやはり遠望は利かない。
新田集落の池の南を入り、芽吹き初めた林間の谷間を緩やか
に上がると、道はそのまま「サントリー登美の丘ワイナリー」に
入る。
受付で聞いたら、11時からのガイドツアーに空席あるという
ので、申し込む。天気予報通り雨になった。
ガイドさんに従い、レセプションホールでワイナリーの概要に
ついての映像を見る。
総面積は150ha、最高地点は標高600mで、ふもとの醸造
所とは高低差200m、山梨県でも最も雨が少なく1日の温度
差も大きく、ワイン用ブドウづくりに理想的な土地だという。
そのあと醸造棟と樽熟庫を回って、ワインの製造工程を見る。
30分ほどでツアーは終わった。
リオンセラーというワイン販売所で、高級ワインの試飲ができ
る。やまさんが、最高級の貴腐(きふ)ワインを試飲することに
して、ひと口ずつ深みのある甘いワインを味わう。希望小売価格
720ミリリットルビン50,017円という品である。
ワイナリー内で昼食をすることにして、11時45分の送迎バス
で上にあるレストランに行く。
晴天なら眼下に甲府市街が一望だが、雨でいっそう霞んでい
る。レストランの横にもリオンセラーより大きな売店があり、何
種類かのワインが無料で試飲できる。
レストラン12時20分発の送迎バスで下の受付近くまで下り、
預けたザックを受け取り、雨支度をして12時30に出た。
池のところまで戻って南に向かう。大垈(おおぬた)集落のお寺
のそばで、大阪に帰るため近くの塩崎駅に向かう、Hさんに分か
れた。
個別住宅が密集する高原団地の北を進み、大久保にあった
白い建物のお寺で小休止。小さく折りたたんで持っていた地図
が濡れてきたので、ビニールケースに入れたが、遅すぎたよう
で、書いた字が少しにじんでしまった。
北側の谷間に出て、棚田の続く農道を進む。両側の林には、
芽吹き始めた広葉樹の間にヤマザクラが幾つか咲いている。
棚田が終わり、前方の台地下に現れた敷島総合公園下部の
流れに沿って、右へ大きく回り込む。
流れにかかる鉄板の橋を渡って公園内に入り、遊歩道を上
がって駐車場の横に出た。
野球場の東に回り、眼下に見えてきた荒川沿いの家並みに
向かって車道を2度大回りして下る。
荒川の金石橋を渡り、車の多い県道7号に出た。橋の横から
左岸堤防上のサイクリング道路に入り、しばらくは河川敷の道
も進む。
学校の手前で県道に出ると、鉄筋2階の日帰り温泉、山宮
温泉があった。入って食堂で休憩する。
次の信号を左に入り、山宮町の住宅地を東北に上がる。標高
370m付近の団地で、「千代田湖」と「武田の杜」の表示に従い
ヘヤピン状に右折する。
住宅地を抜け林間の車道を少しで、「健康の森」の遊歩道案
内板があった。
車道をヘヤピン状に回る車道を真っ直ぐ上がれそうだったので、
遊歩道に入る。
木道を上がり、行啓碑の先まで進むと駐車場となり、すぐ上の
遊歩道から東に向かって戻り、再び車道に出た。
新緑の車道を緩やかに1㎞ほど上がると、「森林の公園 武田
の杜」の表示がある。先ほどの健康の森も、武田の杜の一部らし
い。そばの朽ちかけた東屋に入り、雨を避けて小休止した。
すぐ先が千代田湖の南西端。西岸では、咲き残るソメイヨシノが
雨に濡れている。
行く手の下帯那町の家並みのすぐ近くまで雨雲が下りていて、
山上は見えない。
湖畔を進み、二、三の釣り宿の前を通過する。少し先に千代田
湖の案内板があった。それによれば千代田湖は、昭和8~12年
(1933~37)に造った農業用ため池で、面積は26ha、貯水量
は145万立方mだという。
新しい昇仙峡駐在所前に出た。そばの千代田湖バス停の場所
を確認し、宿のある上帯那町に向かう。下帯那町経由の車道を
避け、南側の山すそを進む旧道を進む。
棚田沿いとなり、上部は石積みの棚田になっている。
上帯那町集落南端の十字路を右折し、ソメイヨシノの咲く大正
湖畔の甲府ユースホステルに16時半に着く。雨で冷え、入口の
温度計は10度だった。
(天気 曇後雨、距離 20㎞、地図 韮崎、甲府北部、歩行地
韮崎市(旧穂坂町)、甲斐市(旧敷島町)、甲府市、歩数 42400)