今日も蒸し暑い1日でしたが、東京・世田谷区で開催中の、
2つの展覧会を観覧に出かけました。
最初は、東急田園都市線駒沢大学駅近くの、世田谷美術
館分館のひとつ「向井潤吉アトリエ館」。
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現在は、「武蔵野ふたつの憧憬 向井潤吉/諸岡宏次」と
いう展覧会を開催中です。
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関東平野の一角をなす武蔵野、その多様な地形から生まれ
る四季折々の姿に、古くから人々は魅了されてきました。
この展覧会では、武蔵野に魅せられた画家・向井潤吉と、
写真家・諸岡宏次(もろおかこうじ)の2人が、昭和10年代か
ら戦後の復興期、さらに開発の激化する昭和60年代にかけ
て、武蔵野をモチーフとした絵画と写真を紹介しています。
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向井潤吉アトリエ館は、長年民家を描き続けてきた洋画家・
向井潤吉が、自身のアトリエを兼ねた自宅を、美術館として
改装のうえ、作品660点とともに世田谷区に寄贈されたもの
です。
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お住まいだった頃の雰囲気をそのまま残す館内に入り、お
二人の作品を観覧しました。
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向井潤吉の作品は、私の育った埼玉県中部の農村風景が
多く、最近では、カントリーウオークで訪ねたところなどもあり、
懐かしいかやぶき屋根の民家が、たくさん描かれています。
諸岡宏次というと、私は1960年代から80年代にかけて、
趣味として8ミリ映画づくりに没頭したのですが、その頃の
8ミリ映画雑誌やコンテストなどで、よく見聞した方でした。
諸岡さんの、ほのぼのとした8ミリ映画は見たことがありま
したが、写真の方は今回が初めて。やはり、武蔵野の人と
自然を撮った懐かしい写真ばかりでした。
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アトリエ館の庭は、豊富な広葉樹に囲まれ、このあたりでは
見られなくなった、武蔵野の住まいを感じさせる一角です。
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向井潤吉アトリエ館を出て、鶴巻通りから千歳通りを抜け、
京王線芦花公園(ろかこうえん)駅に近い、世田谷文学館
を訪ねました。
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建物は、ガラス張りの近代的な造り。
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ここでの企画展、「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」の観覧
が、今日のもう一つの目的です。
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入館券は、JRの切符をかたどったもの。
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鉄道紀行文の第一人者、宮脇俊三の業績を回顧する、初
の展覧会とのこと。
宮脇俊三が作家活動を開始したのは51歳で、長く勤めた
中央公論社を辞してからで、有能な編集者として培った厳し
い目は、感傷に流されない緻密な紀行文へと結実しました。
国鉄全線を乗りつくした旅を記録した「時刻表2万キロ」や、
国鉄線の最長片道ルートに挑んだ「最長片道切符の旅」、海
外の鉄道紀行や廃線跡をめぐる旅など、数々の鉄道紀行書
やその原稿、取材ノート、自筆の路線図、切符などが盛りだ
くさんに展示されていました。
また、執筆を勧めたベストセラー「どくとるマンボウ航海記」
の北杜夫氏との交流や、やはりベストセラーとなった日本の
歴史シリーズなど、中央公論社時代の数々の業績も分かる
ようになっています。
私が持っているのは、「鉄道廃線跡を歩く」シリーズの全
10冊だけですが、宮脇さんの鉄道紀行文は、これを機会に
ぜひ、読んでみたいものです。
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文学館の庭も、狭いながら池と緑に恵まれ、気持ちよい空
間となっていました。
二つの展覧会の会期などは以下のとおりです。
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
「武蔵野ふたつの憧憬 向井潤吉/諸岡宏次」展
7月27日(日)まで
開館時刻 10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 7月22日
観覧料 一般 200円、高校・大学生 150円、
小・中学生・65歳以上・障害者の方 100円
交通 東急田園都市線 駒澤大学駅下車 西口徒歩10分
http://www.mukaijunkichi-annex.jp/main_j/index.htm
世田谷文学館 「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」
9月15日(月・祝)まで
開館時刻 10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし7月21日は開館、翌22日
休館)
観覧料 一般 500円、高校・大学生 300円、
小・中学生 200円、65歳以上・障害者 250円
交通 京王線 芦花公園駅下車 徒歩5分
http://www.setabun.or.jp/index.php
2つの展覧会を観覧に出かけました。
最初は、東急田園都市線駒沢大学駅近くの、世田谷美術
館分館のひとつ「向井潤吉アトリエ館」。
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現在は、「武蔵野ふたつの憧憬 向井潤吉/諸岡宏次」と
いう展覧会を開催中です。
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関東平野の一角をなす武蔵野、その多様な地形から生まれ
る四季折々の姿に、古くから人々は魅了されてきました。
この展覧会では、武蔵野に魅せられた画家・向井潤吉と、
写真家・諸岡宏次(もろおかこうじ)の2人が、昭和10年代か
ら戦後の復興期、さらに開発の激化する昭和60年代にかけ
て、武蔵野をモチーフとした絵画と写真を紹介しています。
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向井潤吉アトリエ館は、長年民家を描き続けてきた洋画家・
向井潤吉が、自身のアトリエを兼ねた自宅を、美術館として
改装のうえ、作品660点とともに世田谷区に寄贈されたもの
です。
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お住まいだった頃の雰囲気をそのまま残す館内に入り、お
二人の作品を観覧しました。
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向井潤吉の作品は、私の育った埼玉県中部の農村風景が
多く、最近では、カントリーウオークで訪ねたところなどもあり、
懐かしいかやぶき屋根の民家が、たくさん描かれています。
諸岡宏次というと、私は1960年代から80年代にかけて、
趣味として8ミリ映画づくりに没頭したのですが、その頃の
8ミリ映画雑誌やコンテストなどで、よく見聞した方でした。
諸岡さんの、ほのぼのとした8ミリ映画は見たことがありま
したが、写真の方は今回が初めて。やはり、武蔵野の人と
自然を撮った懐かしい写真ばかりでした。
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アトリエ館の庭は、豊富な広葉樹に囲まれ、このあたりでは
見られなくなった、武蔵野の住まいを感じさせる一角です。
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向井潤吉アトリエ館を出て、鶴巻通りから千歳通りを抜け、
京王線芦花公園(ろかこうえん)駅に近い、世田谷文学館
を訪ねました。
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建物は、ガラス張りの近代的な造り。
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ここでの企画展、「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」の観覧
が、今日のもう一つの目的です。
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入館券は、JRの切符をかたどったもの。
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鉄道紀行文の第一人者、宮脇俊三の業績を回顧する、初
の展覧会とのこと。
宮脇俊三が作家活動を開始したのは51歳で、長く勤めた
中央公論社を辞してからで、有能な編集者として培った厳し
い目は、感傷に流されない緻密な紀行文へと結実しました。
国鉄全線を乗りつくした旅を記録した「時刻表2万キロ」や、
国鉄線の最長片道ルートに挑んだ「最長片道切符の旅」、海
外の鉄道紀行や廃線跡をめぐる旅など、数々の鉄道紀行書
やその原稿、取材ノート、自筆の路線図、切符などが盛りだ
くさんに展示されていました。
また、執筆を勧めたベストセラー「どくとるマンボウ航海記」
の北杜夫氏との交流や、やはりベストセラーとなった日本の
歴史シリーズなど、中央公論社時代の数々の業績も分かる
ようになっています。
私が持っているのは、「鉄道廃線跡を歩く」シリーズの全
10冊だけですが、宮脇さんの鉄道紀行文は、これを機会に
ぜひ、読んでみたいものです。
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文学館の庭も、狭いながら池と緑に恵まれ、気持ちよい空
間となっていました。
二つの展覧会の会期などは以下のとおりです。
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
「武蔵野ふたつの憧憬 向井潤吉/諸岡宏次」展
7月27日(日)まで
開館時刻 10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 7月22日
観覧料 一般 200円、高校・大学生 150円、
小・中学生・65歳以上・障害者の方 100円
交通 東急田園都市線 駒澤大学駅下車 西口徒歩10分
http://www.mukaijunkichi-annex.jp/main_j/index.htm
世田谷文学館 「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」
9月15日(月・祝)まで
開館時刻 10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし7月21日は開館、翌22日
休館)
観覧料 一般 500円、高校・大学生 300円、
小・中学生 200円、65歳以上・障害者 250円
交通 京王線 芦花公園駅下車 徒歩5分
http://www.setabun.or.jp/index.php