あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク指扇(埼玉) 〈続き〉

2009-03-12 21:52:59 | カントリーウオーク
 2009年3月8日(日) 〈続き〉


 道路際の畑で、数本のサンシュユが競って咲く内野本郷に入ると、
地図にない幅広い道路敷地が確保され、その一部が開通していた。

 「上尾道路」と呼ぶ国道17号バイパスで、北側の日産ディーゼルの
工場横の既設道路に伸びるようだ。

 集合予定より遅れ、12時55分に昼食地の大宮花の丘公園に着く。
先着の皆さんは、東屋(あずまや)で食事を終えようとしていた。

 公園は、小さい流れを中心に南北に1㎞近く続き、面積約11ha。春
から秋にかけて数々の花が咲き競うようだが、今は季節外れで寒々と
した芝生地だけが目についた。


 ==地頭方から「川」を経て上尾へ==
 

 記念撮影をして、13時40分に出発する。花の丘公園の東側に回る
と、「戸崎の浅間塚(せんげんづか)」と呼ぶこんもりとした森がある。

 高さ4,8m、直径25mの円形の塚で、19世紀後半の築造と考え
られるという。富士山を模した富士塚で、上尾市の民俗文化財である。

 7月1日には、初山(はつやま)と呼ぶ民俗行事が行われるようだ。


 北側に残る樹林を抜けると、古木の梅林が花盛り。中新井集落に入
り、中新井稲荷神社から隣の西光寺へ。本堂に、江戸時代初期の製
作と推測されるという木造阿弥陀三尊立像が祭られていた。


 上尾南高の北を抜け、一部工事中の上尾道路を横切り、堤崎の愛宕
神社に入る。背後に背の高いケヤキが、社殿前には上尾市保存樹の
サワラの古木が立つ。


 境内の小さい社に「車地蔵」と呼ぶ珍しい地蔵がある。台座に石車が
あり、念仏を唱えながら回すと極楽往生できるという。

 寛政4年(1792)に造立し、弘化2年(1845)に再建したものと推定
されているようだ。

 北西に進み地頭方(じとうがた)集落へ。集落の中ほどに、立木が少な
く開放的な氷川神社があり、境内に28貫(約105㎏)と、同じくらいの
力石が、並んで保存されていた。


 そばに大きな狛犬(こまいぬ)があり、近くの民家の紅梅が色鮮やか。


 南西に回って田んぼに出て、あぜ道を500mほど進む。地頭方交差
点で県道51号を横断、「壱丁目」というどこにでもある大字(おおあざ)に
入る。

 住宅地と畑の間を抜け、上尾市民体育館横の公園で最後の小休止を
した。このあたりも、「川」という普通名詞的な大字である。


 鴨川を挟んで整然とした戸建て住宅地を進む。駅の近くの谷津神社
に16時過ぎに着き、ミーティングをして今後の予定などの周知など
を図る。


 ゴールのJR高崎線上尾駅には、16時半近くに着いた。
 
(参加 13人、天気 曇、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 上尾、歩行地 
 さいたま市西区、上尾市)
コメント
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