あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

笛吹市内をミニウオーク(山梨)

2009-05-02 22:33:27 | カントリーウオーク
 春の国際ウオーキングトレイル実踏は、4月15日(水)から17(金)に
かけて実施した。私も全コース参加の予定だったが、風邪のため2日間
休み、最終日だけ参加するため、4月16日、東京・新宿駅西口からの
高速バスで笛吹市に向かった。その当日のミニウオークの模様である。

==============================
 
 2009年4月16(木)
 =中央道八代バス停から坊ヶ峯へ=


 
 新宿高速バスターミナルを14時に出た高速バス甲府線は、順調に中央
自動車道を走り、予定より5分早い15時38分に、八代(やつしろ)バス停
で下りた。

 笛吹市境川にある宿は、次の境川バス停が近いが、ひと駅分カントリー
ウオークして宿に入ろうと、手前で下りたもの。

 県道甲府八代線を東へ、旧八代町の中心街に向かう。広い歩道には、
ハナミズキの街路樹が続く。

 山梨中銀の角を右折して、まず近くの定林寺(じようりんじ)に行く。
北側に文殊稲荷神社があり、大ケヤキがみずみずしい若葉を見せていた。


 定林寺は、鎌倉時代の文永年間(1264~)、日蓮上人が勧請したこの
地方屈指の霊場で、本堂のほか、小ぶりの五重塔、二子堂など幾つもの
堂塔が立ち並ぶ。


 広い境内は樹木が豊富で、本堂前には、「縁結びの榧(かや)」と呼ぶ
カヤの大木がある。池を配した日本庭園もなかなか見応えがあり、日蓮
上人像の前のツツジが見ごろ。


 室町時代の建築様式を伝えるという趣ある山門から東に出て、南に向
かう。

 高速道からの眺めに期待した一の宮周辺のモモの花は、咲き終えた
後だったが、原集落の先にわずかに花の残るモモ畑があった。


 リンゴの花も見ごろである。


 米倉集落には、珍しい名の鉾衝(ほこつき)神社があった。仁徳天皇4
年(424)の創立と伝えられる古社で、源家の祈願所として隆盛し、
徳川時代には歴代将軍からの寄進を受けたと伝えられているという。

 社殿に、集落で生まれた子どもの長寿を祈願して、命名の半紙が幾
つも貼ってあった。

 神社の西に大屋根の平屋がある。昨秋歩いた山梨市にもあった、屋
根の中心に大きな煙出し屋根のある、甲州地方独特の屋根である。


 近くの妙昌寺は、西向き方形屋根の本堂。本堂前のシダレザクラが
咲き出していた。


 浅川の浅川橋を渡って下前新田集落に入る。東側、新緑の山並みが
穏やかな彩りを見せている。


 突き当たりのY字路に挟まれた諏訪神社境内には、屋根付きの小さ
い石造りのほこらが並ぶ。


 西側の下小山に向かう途中、6体づつを刻んだ独特の古い石仏が並
んでいた。


 メモリアルホール境川の横にある、石橋八幡宮に参拝する。天文14
年(1545)、武田晴信が再建したときの建物が、現在の本殿と思わ
れるという。



 社殿両側の左大臣、右大臣像は、大永3年(1523)に作られたらし
い。ここにも、先ほどの鉾衝神社同様、子どもの長寿を祈って奉納した、
半紙がたくさん貼ってある。


 花から葉に代わったモモ畑の向こうに、テレビ放送や携帯電話など
のアンテナの林立する坊ヶ峯(394.9m)が近づく。


 境川の権現橋を渡り、中央高速道近くまで川沿いの工場横を進み、
境川自動車競技場のそばにある、ペンション坊ヶ峰に17時半に着
いた。

(天気 晴、距離 6㎞、地図 石和、甲府、歩行地 笛吹市(旧八代
 町、境川町、))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする