あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 安中駅(群馬)

2009-05-01 22:40:27 | 関東百駅巡礼歩行
 今年も早くも1/3が過ぎてしまいました。5月に入りましたが、レポ
ート投稿が遅れており、4月中旬の記録です。

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 2009年4月11日(土)



 関東百駅巡礼歩行の第54番目に参加した。集合は、JR信越線の
安中(あんなか)駅。参加の4人は、快晴の駅前を10時54分にスタート
する。


 駅の北に向かい、国道18号を越えて碓氷(うすい)川の左岸に出る。
ナノハナやモモ、ソメイヨシノやヤマザクラなど春の花がそちこちに
咲き競う。


 西方には残雪の浅間山や、独特の山容の妙義山などが望見できる気
持ちよい展望が広がる。


 久芳橋で碓氷川を離れ、駅の南斜面に複雑に広がる東邦亜鉛精錬所
の西側に回る。構内の一角にある食堂をのぞくと、昼食の準備中。

 メニューはいずれも350円で、一般の人も利用できるという。構内の
ソメイヨシノも満開だった。

 精錬所と柳瀬川の間から延びる、石段の道を上がる。中ほどに神社跡
らしい平地があり、安中の町並みや浅間山が見晴らせる。

 さらに石段の道をウグイスのさえずりを聞きながら進み、東邦亜鉛背後
の台地に上がった。


 社宅跡らしいところを抜け、まだかなり残る桑畑などの間を進み、北野
殿の集落へ。民家の前に大きなソメイヨシノとシダレザクラが咲き、いず
れも見ごろである。


 集落の東側にある念称寺に行き、暑くなった日差しを避けて本堂の屋
根下に腰を下ろす。


 目の前に見えるハナモモやソメイヨシノを見ながら昼食にした。


 南東の集落、東野殿に向かう。寺の近くのリンゴも白い花を開き始めて
いた。


 集落の入口にあった白山姫神社境内も数本のソメイヨシノが見ごろ。
桑畑やフキを栽培する畑などがあり、台地上なので榛名山塊など、周辺
の展望がよい。


 ホルスタインの遊ぶ牧場の先から、田んぼ近くまで下り、西側の西野
殿集落に上がる。像ではなく文字で刻まれた道祖神があった。


 集落の南側を進んで、ウグイスの鳴く棚田の横に下る。その先を少し上
がり、畑の間の細道を西の谷間に出るつもりで進んだが、道が途切れた。


 しかし、雑草地を少し回り込んだら桑畑に出て、切通し集落南側の棚
田に下ることが出来た。


 棚田を貫く流れに沿い、あぜ道を下って観音橋を渡り、後小峰集落へ。
集落を南西に進むと、産気大明神の朱塗りの鳥居があり、そばのソメイ
ヨシノもほぼ満開。

 神社の社殿は、東側を急降下し、さらに少し上がったところにあるので
参拝は省略し、鳥居のそばで小休止した。

 すぐ近くで折り返し気味に、北の台地下の田園地帯に下った。

 柳瀬川と信越線の線路を越え、新島襄ゆかりの新島学園の横に出る。
そばのつわや橋で碓氷川を渡り、中山道安中宿の一角、安中三丁目へ。

 T字路を少し西に行くと、公開されている土蔵作りの旧安中藩武家長
屋と、かやぶき屋根の安中藩奉行役旧宅があったが、時間の関係で
入館は省いた。


 戻って駅のある東方に向かう。安中城跡である安中小の校門付近は、
古木のソメイヨシノが10数本あり、満開の花が青空に映える。

 そばの日本キリスト教団安中教会は、明治11年(1878)3月、新島
襄の洗礼を受けた30名により創立した群馬県最初のキリスト教会で、
日本人の手で創立された日本最初のキリスト教会だという。

 建物は国登録有形文化財で、構内の何本かのシダレザクラが見ごろ
だった。

 隣の木造平屋は、明治44年(1911)に建築された旧碓氷郡役所。
群馬館内でただ一つ残る郡役所で、安中市文化財として公開されている。
入館して観覧した。


 安中宿本陣跡の安中郵便局前には、本陣跡を記した標識だけが立って
いた。通りには、安中宿の面影を残す古い建物も残っている。


 流れの両側に大きな一枚岩を見下ろす橋を渡り、15時35分にJR安中
駅に戻った。

(参加 4人、天気 快晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 富岡、歩行地
 安中市)
コメント
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