あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道から見える海⑤

2011-08-29 17:53:08 | 四国遍路あれこれ
 3月6日(日)、四国中央市のJR伊予三島駅をスタートして、標高500mにある65番三角寺
を目指して松山自動車道の南に回ります。

 次第に高度を上げて住宅地の最後から遍路道に入ると、三島の町並みの向こうに瀬戸内海
の展望が開けてきました。


 65番三角寺から、別格14番椿堂への道の途中で分かれて13番仙龍寺へ向かいました。
堀切峠に向かう車道からも、三島の町並みと瀬戸内海が眺められます。


 次の日は別格15番箸蔵寺へ往復し、その翌日、四国霊場の最高所、標高910mにある
66番雲辺寺(うんぺんじ)に参拝しました。雲辺寺から徳島・香川県境の稜線に出て、北側
の観音寺市街に向かって下る途中からの、観音寺の家並みと瀬戸内海。


 観音寺市街に入って、同じ境内にある68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺に参拝して、
背後の琴弾(ことひき)公園に上がると、海岸に砂で造られた大きな寛永通宝の銭形(ぜにがた)
が見下ろせます。

 大きさは、東西122m、南北90mあり、寛永10年(1633)に地元の古老達が、巡視に来ら
れる殿様のために1夜で造ったと伝えられる砂の一大芸術が、今に継承されているものです。
歩き遍路の多くの方が、ご覧になっておられることでしょう。

 寛永通宝の向こうには、このような島が望まれます。 


 次の日、標高220mの71番弥谷寺(いやだにじ)から別格18番海岸寺に向かい、天霧峠
から北に下って番外霊場虚空蔵寺付近まで下ると、海岸寺の東方の港が眺められました。


 2日後、高松市西郊の標高365mにある82番根香寺(ねごろじ)に参拝し、市街地の南方に
ある83番一宮寺に向かいます。標高300m台の車道からの北側の眺め。

 
 同じ車道を1㎞近く進んだところからは、もう少し東方が見下ろせます。この日は少し霞んで
いましたが、瀬戸内海の対岸、本州の山並みもかすかに望まれます。


 車道をさらに下って、途中ヘヤピンカーブを2つ、短縮する遍路道を下りました。2つめの
遍路道の終わる辺りからは、高松市中心部の高層ビルの向こうに、明日上がる屋島が展望
できました。


 次の日午前、屋島山上にある84番屋島寺に参拝し、東側の屋島ドライブウェイにある展
望台に出ると、東側眼下に源平合戦の場、壇ノ浦が見下ろせます。直線的で平面の部分は、
もとは海だったところが埋め立てられた土地です。

 対岸のピークは、五剣山あるいは八栗山と呼ばれ、その山腹に85番八栗寺(やぐりじ)が
あります。

 同じ場所から、右側奥の方の志度湾方面。


 85番八栗寺に詣で、県道145号を下って行くと、二つ池親水公園があります。その少し
先からは志度湾が近づいてきました。


 この日は86番志度寺と87番長尾寺に参拝し、翌3月13日(日)正午頃、88番大窪寺に
結願することが出来ました。

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