『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

涼しい風が家中に広がり 風鈴がケタタマシイ!……

2017-08-03 14:43:58 | Weblog

                                    
                                                 2017-7-2-「花魁草」

   あなた

 お盆が近づいてくると「花魁草」が見事に

 咲いてきます

 花言葉=「同意」「温和」「協調」

 庭に花がなくなった頃

 大柄な「花魁草」が嬉しい

 

 涼しい風が家中に広がり

 風鈴がケタタマシイ!

 音のないのは淋しいから

 風鈴が多少うるさくても…

 邪魔にはならない

 

 涼しい家のなかで

 古の本を繙く

 枕草紙

 清少納言 夏です

 「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。

 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」

 電気の明かりがない平安時代の夜は、どんなにか暗かったことでしょう。

 そんな夏の夜、月明かりに照らされた光景は、さぞや幻想的だったことでしょう。

 さらに、明かりがない暗い夜ゆえに強調される蛍の光は、平安の人々にとって美しく、今でいう“癒

 し”や“和み”にも思えたかもしれません。

 でも、雨が降ると月明かりは消えて、夏の夜は真っ暗だったはずですが、それをも“をかし”と

 清少納言は言っています。闇夜にザーッと雨が降る夜は、目に見える光景だけでなく、雨の音や、

 こもる湿度なども楽しんでいたのでしょうか…〈現代文解説です)

 

 レースカーテンが大揺れに揺れて風の強さを思わせます

 葉月の涼やかな午後です

 

  

 

 

 

 

 


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