ピンク吾亦紅
ミソハギ
昨日、息子が来ました。写真の整理をしていましたので、内心「あぁよかった・・・ラッキイ~」
そんな事とは知らない息子。祭壇に手を合わせてから何となく家の前の草むしりをしている。
急ぎお昼のしたく、お父さんと息子に食べさせて・・・
「ネェ、”ナオ”写真の印刷難しい?」
「そんな事ないよ」
「じゃ、教えて・・・」
どうにか、印刷する事ができました。嬉しくなってもう一枚・・・これはお父さんだけを写しています。
「これをもっと小さくしたいの、どうすればいいの?」
息子はお茶をのみながら、「ああして・・・こうして・・・」と言って、傍に来る気なし。
頑張りました。出てきた写真をみて吃驚・・・
「エッ~何これ・・・」大事なあなたの顔が半分しか有りません。
私は、祭壇に向って大きな声で訴えました。
「ねぇお父さん、”ナオ”があなたの顔半分なくしたよ・・・」
”ゲェ~~ゴホンゴホン”どうやらお茶を吹きだし噎せたようです。
「そんな、どれ一寸変わって・・・何言っているの!カァサンが間違っているよ・・・」
そんな事知りません~初めから傍に付いて教えてくれればいいのに・・・生意気にお茶なんか飲んでいるから、こんな事
になって、大事なお父さんの顔が半分しか出て来ない・・・
出来上がった頃娘達一家もきました。
写真をみて大喜び・・・それはジィジと孫が仲良くグレープフルーツを食べているところ。
2011年3月31日と記されています。この写真を見る限る6月に亡くなる人には見えません・・・儚いものです。
そして、娘達には"ナオ"の名誉のため、半分の顔写真は見せませんでした。
「どう、あなた私もエライでしょう・・・・」
息子は相当苦しかったようで暫らく噎せていました・・・。
”ナオ”も、私があなたに訴えたのが相当に応えたようですね・・・
慌ただしい一日でした。