『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

「嬉しかった」事の後には、必ず「寂しい」ことが追いかけてくるようです…

2016-02-29 13:06:06 | Weblog

                                          2016-2-29 昨夜來の吹雪

     あなた

 折角庭の雪が沈んだと喜んでいましたが、そう甘くはなかった。

 猛吹雪ではないけど、小さな雪が引っ切り無しに舞う様に降って…

 今日で「如月」も終わりと言うのに、「春」はまだ、遠いようです。

 小粒なのにズンズン積もっていく。

 ラジオの予報では、まだまだこの状態が続くようとの事。

 ちょっと困ったな、出かけなきゃならなっかったのにと、思いつつ

 まぁこれも、成り行きに任せなきゃ…

 我の力ではどうしようもなくて。

 

 あなた

 嬉しかった事の後には、必ず寂しいことが追いかけてくるようです…

 「もう厭」って言っても、また、心の隅っこに居座るよう…

 だめだなぁ…弱いなぁ…って思っても,どいてくれない。

 あなた

 疲れたよ~~…

 わたしの「ちから」なんて、知れたもの、あなたのいた頃の様には

 絶対出来っこない。

 でも、いろんなことが、お構いなしにやってくる。

 毎日の暮らし…

 一人でも、二人でも…

 同じですもね。

 些か疲れ気味。

 風が吹き、雨も降ってきました。

 そんな「如月」最後の日です。

 

 

 

  

 

      
                     
                                           


 与えられた「いのち」大事にして、元気で生きるよ。 

2016-02-28 17:42:26 | Weblog

                              
                                                     2011-  「イソツツジ」

   あなた

 この「イソツツジ」あなたが、まだこちらにいた頃のものです。

 花言葉=「幼い頃 の幸せな時間」「あなたにふさわしい人」云々。

 とに角見事なまでに、沢山咲きました。

 もちろん、木の数は減りましたが、今年も可愛い花を咲かせて

 くれると思ってます。

 ですが、花の名前に反して海岸には生えないそうです

 

 昨夜はお友達と話しして、泣いちゃった…

 随分長いお付き合い…

 楽しい事

 哀しい事

 辛い事

 いっぱい、いっぱい、思い出があって…

 胸がキュウンって、締め付けられる…

 あなたは、わたしの、お友達をとっても、大事にしてくれた。

 嬉しかったよ。

 あなた

 与えられた「いのち」大事にして、元気で生きるよ。

 あらためて「あなた、ありがとう…」 

 

 

 

 

 

 

 

 


何年も出かけなかったので、逢うこと事が怖かったけど…「皆さん優しかった」…

2016-02-27 17:07:33 | Weblog

  

 

 

 

 

 

 

                                                                           

 

 

 

 

 

                                                                                                        2007-「クレマチス」「白ツツジ」

  あなた

 今日は久しぶりに、皆さんのお顔見に行って来ました。

 お昼も一緒で、楽しかった…

 お勉強は難しかったけど…

 「クレマチス」と「白ツツジ」です。

 あなたが、大事に育てた花。

 クレマチス花言葉=「愛のたくらみ」、「旅人の喜び」

 白ツツジ花言葉=「初恋」

 ツツジは色によって、花言葉が違うようです。

  「初恋」なんて…素敵ですね。

 幾つになっても、この様な言葉が出てくると”ドキドキ”って

 します。

 

 何年も出かけなかったので、チョット足が竦み(すくみ)怖く、

 迷いながら行ったけど…

 皆さん優しかった。

 嬉しかったよ。

 知らない人が随分多く、あなたが、其方へ逝った年月が、

 如何に長く

 その間何をしてたのって…

 改めて指折り数えたよ…

 わたしは

 まだ、昨日のことの様だったり…

 もう、すごく遠い昔の様だったり…と

 未だに心揺れ動いているの…

 あなた

 でもね、今日はとっても、良い日でした。

 

 

 

 

 

  

 

                    

 

                        

 


あなたも、わたしも、ヒッソリと咲いている、野草が好き…押し並べて花は好き。

2016-02-26 12:42:26 | Weblog

                      

               2015  春  「白・クリスマスローズ」

   あなた

 ちょっと、お行儀悪く広がってしまった「クリスマスローズ」の、

 白です。

 花言葉=「追憶」「私を忘れないで」「思い出を懐かしむ」など…

 花の由来として~

 『クリスマスローズにはキリスト教に由来する言い伝えも残されて

 います。

 キリストが誕生した際、羊飼いの少女がお祝いに訪れました。

 しかし少女は貧しく、何も贈ることが出来ずに泣いてしまいました。

 すると彼女が涙を落とした地面から花が咲き、少女はその花を

 摘んで花束を作り、キリストに贈りました。

 クリスマスローズはイエス・キリストに最初に贈られた聖なる

 花なのです。』と、ありました。

 可愛い言い伝え。

 寒さに強い花なので、ここでも、大きく見事な花が咲きます。

 花言葉も、白と、ローズでは違い、読んでるだけで、「夢」が

 グルグルと頭を巡り、より好きになったよ…

 どちらかと言えばわたしは「白」がすき。

 あなたも、わたしも、ヒッソリと咲いている、野草が好き…

 押し並べて、花は好き、それも「高嶺の花」ではなく、山の中で

 ヒッソリと咲く花が好き。

 

 まだ、寒さは厳しいけど、日中は柔かな陽ざしで「春」が隣で

 足踏みしてる様…だよ。

 

 
                       


このまま、雪が融けて、柔らかな春の陽射しになって…と…

2016-02-25 11:46:48 | Weblog

                       
                                 2015-   春  「エゾエンゴサク」が顔を出しました

   あなた

 あなたも、知っての通り、ここがお気に入りで、一番先に顔を出す

 「エゾエンゴサク」の居場所

 花言葉=「妖精たちの秘密の舞踏会」なるほどね…

 小さい花が固まってひと房。

 可愛い。

 あくまでも、淡い色の数々で、春を連れてきてくれる。

 今日はピッタリ、お陽さまニッコリ…晴れの天気。

 いまにも、「エゾエンゴサク」が顔を出しそう…

 だったら、嬉しいね…

 まぁ、そんなに甘くないと…判っています。

 囲われた庭木、微動だにしないで、ま~るい雪をを乗せたまま

 立っている。

 昨日病院へ行ってきたせいでしょう、今日は頗る(すこぶる)

 元気で、納得のいく掃除も早々としてしまい、お茶を頂きました。

 あなた

 身体の調子がいいと、考え方も前向きで、夜の怖さも感じないほど

 よく眠れました。

 こんな気分を「あなた」にもうすこし!味あわせたかった。

 詮ない事と、わかっていても…

 やっぱり、もうすこし!いてほしかった…

 このまま、雪が融けて、柔らかな春の陽射しになって…と…

 夢はドンドン膨らんで…

 そしてまた、山へ行けたらいいねって。

 

 「清少納言」が言っている「冬」

 ピリッとした、早朝がいいって…

 今日の様にピリッとして、いくらか春の息吹が感じられる日。

 きっと、そんな日が好きなのだと!思うよ。

 

 

 

 

 

 


し~んと静まり返える、夜の静寂(しじま)のなか時折、ドサッっと雪の落ちる気配。、

2016-02-24 12:45:01 | Weblog

                             
                                      2012-2-     豆まき

   あなた

 「これな~んだ…」

 豆まきの落花生。

 どう見ても「アヒル」です。

 ペラペラと、写真を繰っていると、出てきた「アヒル」

 あのころ、まだ豆まきなんて出来なかった。

 このアヒルを、ず~っとあなたの所へ置いてたけど…

 やっぱり食べました。

 勇気のいることだった…

 

 今日は雪降り

 寒い日です。

 昨夜から降ってる「こごめ雪」とでも言うのでしょうか。

 粒は小さいけれど凍れ雪なので、すぐには融けない。

 

 昨夜、何かが狂ってしまい、眠れず。 

 布団の中で身体を固くして…足音はないか?戸は開かないか?

 眼だけは以上に冴えて…

 

 し~んと静まり返る、夜の静寂(しじま)のなか時折、

 ドサッっと雪の落ちる気配。

 不気味。

 ちょっとの音にも敏感になって…

 殆ど眠れず。思い切っておきてしまう。

 午前2:30分。

 明日と言おうか今日は、病院の予約日。

 何をするでなく、ただ、真っ赤に燃えるストーブを見てるだけ。

 朝刊がきたようです。

 ホッとして、今日の始まり。

 

 午後お陽さんが顔をだしました。

 

 

 

 


”ファッファッ”っとした淡雪が、戯れながら舞っているんです。

2016-02-23 10:28:13 | Weblog

                         

                     
  

 

 

 

 

 

 


               
                   2016-2-22- 雪の庭

     あなた

 随分、庭の雪が少なくなったと思ってましたのに…

 こんなに、うず高くなって…

 春は暫し遠くなりました。

 そうなんです。

 

 ”ファッファッ”っとした淡雪が、戯れながら舞っているんです。

 あなた

 今日は冬へ逆戻り…そんな感じ。

 落ちた途端「儚く」消えてしまうのに…

 それなのに戯れながら、やっぱり舞っている…

 でも、”ファッファッ”雪は舞いながら”ファッ”って消えて…

 しまう。

 春を告げなきゃ、わるい!みたいに舞っている。

 淡雪は落ちてすぐ、きえてしまうのに…

 心の中の冷たい氷の欠片は融けないまま、また、積もって…

 こうして日々積み重ねて…

 旅の終わりに!終の棲家にひとり、向かっているんです。

 淋しくない…って言えば嘘になるでしょう。

 でも、愛しいひとが待ってると思ったら…

 淋しさは淡雪の様に…

 消えていくよ…

 

 

  


                         

                                                                                                                 

 


 現実は、泡沫(うたかた)の夢の様な儚さ…です。

2016-02-22 10:55:38 | Weblog

                   
                             2014-  「白根葵 」  

   あなた 

 一昨年の「白根葵」。

 こんなに葉っぱが大きいのにまだ、花は咲いてない。

 小さな蕾がいっぱい、ついているので花が咲いたら見事と

 思います。

 今年はまだ雪の下で、深い眠り。

 

 昨夜からの雪で、庭は雪の山。

 朝日が輝いて瞳(め)が、チカチカって痛い。

 如月の月を越すと、もう春は目の前。

 「クロッカス」が一輪、軒下でヒッソリト花開き…

 「春」が来たと大喜びする事でしょう。

 今年も花咲く季節を見る事できる?…って、心の中で小さく

 「\(^o^)/バンザイ…」

 生きてるって…

 やっぱり「素晴らしい」。

 

 身近なな人が其方へ逝ってしまったけど、

 もう、会うこと出来たでしょうか…

 現実は、泡沫(うたかた)の夢の様な儚さ…です。

 明日の「いのち」は判らないけど…

 今日の日を悔いの無いよう…

 大事に、暮らすね…

 あなた

 雪はまだ随分深いです。

 

 

 

 

 

 

               


「あなた、援けて~」って、悲鳴をあげることもあるけど…

2016-02-21 10:51:24 | Weblog

                       
                                   2015-  春  「チュウリップ」

   あなた

 春の「チュウリップ」には程遠く昨夜降った雪で庭は「コンモリ」と

 雪の山。

 あまり寒くはないのですが、庭を見てると春の遠さが沁みじみと

 感じられ…

 チョッピリ淋しくなって…しまうよ。

 空は曇りがち。

 寒々とした日。

 きっとまだ、雪が降りたいのだと思うよ…

 今更ではないけど、人の気持ちって…判らない。

 言葉の足りなさが、もどかしくなるよ…。

 どうでもいいけど…やっぱり、心の隅っこに蹲り(うずくまり)…

 時々思い出してチクリと胸が痛くなる。

 ひとり、生きるって辛い。

 判断力も鈍るし、「酷」と思うけど…。

 与えられた運命。

 一生懸命生きるしかないよ…

 「あなた、援けて~」って、悲鳴をあげることもあるけど…

 昔の、附けが回ってきたのだと苦笑いしながら、諦めるよ。

 外は少し明るくなってきたようです。

 

 

 

 

 

 

 


 穏かで暖かく、「春」の匂いが微かに漂って…くるような、きょうの日

2016-02-20 11:17:29 | Weblog

                          
                                    2015- 「 親知らず子知らず」(コルチカム・イヌサフラン)と言うそうです。

   あなた

 弱いながら冬の陽がさしてます。

 昨夜、雨が降ったので庭の雪も、随分沈みました。

 突然「親知らず子知らず」の花で驚いたでしょう…

 写真を見ていたら、眼にとび込んできました。

 葉っぱ、は「春」

 花は「秋」

 花と葉っぱは、出会うことなく、附いた名前が、

 「親知らず子知らず」

 花言葉=「華美」「美徳」

 花だから許せるのかな~

 神様も何を思い、こんな酷な?と思ったけど…

 よ~く考えたら、土の中で一緒なのよね

 まず親の葉っぱが地上の様子はどんな風か? 

 はたまた、子を一人立ちさせるには、何時の頃がよいか?

 きっと、過保護なんだと思う。

 だから、地上に出てきた花は、ヨワヨワしく、

 茎は「まるで白アスパラ」のように透明な白さ。

 親は「さぁガンバッテ咲きなさい」って…

 祈りながら、子を独り立ちさせる。

 地下で、静かに子を思いながら、次の季節に備えて英気を養って

 いるのでしょう。

 そんな風に思ったら、堪らなく愛おしい花「コルチカム」

 穏かで暖かく、「春」の匂いが微かに漂って来るようなきょうの日…