2015-5-15- 深山苧環(ミヤマオダマキ)
あなた
「ミヤマオダマキ」がひっそりと咲いてます。
丈が低く、ともすれば他の花に隠れてしまい、
”この辺にある筈”…と
雑草を掻き分けると、ヒッソリとただ、ヒッソリと咲いてます。
周りの雑草を這い蹲って抜きました。
ようやく、陽の眼をみた「ミヤマオダマキ」。
可愛いでしょう…
「苧環」のなかでもとくに好きなのが「ミヤマオダマキ」です。
花言葉=努力の勝利・あの人が気がかり・温和等など。
小さい花なりに消えない努力をしているのでしょうね。
そうか、あの人が気がかりとは?何時も大事に慈しんでくれた人がいない。
って言うことなのでしょう…
どんなに待っても絶対に来ない。
これだけは、つよく言える。
『みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし
われならなくに』 河原左大臣
『もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに
しるひともなし』 前大僧正行尊
『しずやしず しずのおだまき 繰り返し むかしを今に
なすよしもがな』 静御前の詠みです。
「オダマキ」の花を見ると、静御前が詠みながら頼朝の前で
舞ったと言われる、舞い…
悲しかったでしょうに…気丈に舞い命が助かった。
戦国時代は残酷ですね…
寒い日でしたが、今日もおわりです。
咲き出した「ツツジ」の類が可哀想…
白いのばかりと思っていましたので。
ひっそりと、という表現が似合っています。
今まで陽の眼を見なかったので、世間の風に
触れ、少々戸惑っています。
褒められたこと嬉しかった様で…
今日も可愛い姿で咲いてます。
有難うございました。