『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 何時もこの部屋を覗いてくださる皆さま、有難うございます。

2016-05-10 13:13:02 | Weblog

                  
                             2016-5-8「淀川ツツジ」

   あなた

 「淀川ツツジ」の蕾も随分膨らんできました。

 淡い紫紅色した八重咲きの花です。

 あなたが、大好きだった躑躅。

 花言葉=「想い出」

 今年は、このツツジが咲くのは見れないと思うわたし…。

 あなた、時どき見てやって下さい。

 

 例年リコが「サクラ」の咲くころ公園をまわって、見せてくれる。

 今年も、アチコチと連れて行ってくれて…

 その見事さに圧倒され…言葉もなく見入って…

 やっぱり「サクラ」っていいです…

 心行くまで春の香りを楽しませてもらいました。

 まだ、初夏にはちょっと、間があります。

 今度この庭に立てるのは、いつかな?…

 

 何時もこの部屋を覗いてくださる皆さま、有難うございます。

 この度、わたくし暫らく留守いたします。

 そう長くはないと思いますが…

 また、帰りましたら、拙い手紙を書きたく思っています。

 その時はチラっと覗いて下さいませ。

 


 風が強く、折角咲いた公園の「サクラ」の花びらが高く舞い上がってます。

2016-05-08 10:43:18 | Weblog

                          
                                        2016-5-4

    あなた

 大好きな「水仙」。

 スイセンの花姿は、凛として他の球根草花とは、ひと味違った気品を感じ

 させます。

 花言葉=「あなたを待つ」「報われぬ恋」など…

 「水仙」の花言葉は知らない方がいいと言われます。

 それ程思いがけない言葉がでてきます。

 ここでは、比較的よい言葉を探しました。

 余りにも素敵な花なので…

 花言葉を考える神様!少々やっかみ…

 思いがけない言葉になったのでしょう…ね。

 フフッフ、神様たちもそれ程、人間とは変わらぬようでございます。

 

 昨夜はよく眠れたので、今日は身体の調子が良く元気です。

 陽射しは穏やかな「春」

 風が強く、折角咲いた公園の「サクラ」の花びらが高く舞い上がってます。

 その一角が見事な桜色に染まり、観るものの心を癒してくれる。

 品がよく散り際の、みごとさが好まれる由縁でしょね…

 こんなに、良い天気でも出かけること叶わず…

 まぁ…しかたないです…

 例によってあなたの前でブツブツ独り言をいってます。

 刻は止まらず…重さは、かさなり只々一瞬が過ぎて行きます。

 あなた

 そう、遠くはないと!思います。

 


疲れているのに頭がキ~ンと冴えて… 暗闇に向い「援けて~…」って低い声で呟く…

2016-05-07 15:20:25 | Weblog

                   
                                    2016-5-5-「アズマイチゲ」

   あなた

 雨降りです。

 寒いせいでしょう…

 開いた「アズマイチゲ」が、目を瞑ってます。

 

 昨日は予約なしの病院。

 疲れた~~

 

 午後雨はやみ、優しい春の陽射し…

 昨夜の夜は長かった。

 疲れているのに頭がキ~ンと冴えて…

 暗闇に向い「援けて~…」って低い声で呟く…

 でも!…

 虚しく闇に消えていくだけ。

 

 あなた

 負けないで頑張るよ…

 

 


 今夜は”眠れます様に…”って祈りながら…

2016-05-06 17:05:53 | Weblog

                
                                    2016-5-5-「洋シャク」

   あなた

 「洋シャク」が綺麗でしょう…

 濃い赤が、ひと際目立ち庭を明るくしています。

 あまり良い天気とは言えませんが、庭の花は凛として気品を備え…

 人の気持ちを和らいでくれます。

 その時がきたら美しく花開き

 人の心を癒し

 役目を終えたら

 ヒッソリと消えていく

 何の衒い(てらい)もなく…

 

 黄昏時ともなると、開いていた花も一つまた一つと閉じて「じゃまたね」って

 言いながら…

 夜の帷のなかへ…

 沈んでいく…

 昏い夜の中へ…

 今夜は”眠れます様に…”って祈りながら…

 

 

 

  

 


”痛いの痛いの~とんでいけ~~…”

2016-05-05 15:01:13 | Weblog

                        
                                     2016-5-5-「チュウリップ」

    あなた

 子供の日。

 楽しい日があった事…懐かしい…

 今日は、泣き笑いの様な、はっきりしない天気です。

 「チュウリップ」可愛らしく咲きかかっています。

 春の花

 多少天気が悪くっても、微笑んでいる…優しい。

 相変わらず痛い身体

 幾つになっても、与えられた事なら受け入れるしかないもね…

 庭の花は、決して泣き言はいわず、寒くても、暑くても与えられた「生命」

 を懸命に頑張って…

 素晴らしい…

 役目を終えたらただヒッソリと消えていく。

 わたしには、できないな。

 〝痛いの痛いの~とんでいけ~…”

 

 


 今日も何事もなかったように…夜の帷が下りるようです。

2016-05-04 15:12:28 | Weblog

                    
                               2016-5-2-「ムスカリ」

   あなた

 「ムスカリ」可愛いね。

 今日は雨降りさむい日です。

 庭の花が、さむさに震えてる。

 

 刻が止まらないように

 さむい雨もやまない

 刻々と時が、かさなり

 そのぶん、齢をかさねて

 あぁ重いなぁ

 この重さが痛いのだと思う

 

 あなた

 ナオたち来て行ったよ

 ユウは随分逞しい大学生になって…

 それでもあなたの前で、ず~っと手を合わせていたね…

 

 以心伝心とでも言うのでしょうか…

 何も言わなくっても、来ていった

 

 痛い

 痛い

 身体も心も

 痛い。

 昏くて、寒くて、淋しくて…

 今日も何事もなかったように…

 夜の帷が下りるようです。

 

 

 


 今のわたし、世界はここの窓を通した庭だけ… 狭いです…

2016-05-03 11:03:58 | Weblog

              
                         2016-5-3-  「水仙」     

  あなた

 春特有の「風」です。

 「水仙」など根こそぎ持っていかれる様に、大揺れに揺れています。

 名物の風…。

 陽射しはあっても、風に邪魔されて良いてんきとは言えません。

 庭の「チュウリップ」がほんの少し綻んできたのが見えます。

 今のわたし、世界はここの窓を通した庭だけ…

 狭いです…

 きっと、「シャキッ」と歩ける様に…

 なってきます。

 「タヌ」も淋し気にただ、たっています。

 あいてしてやれず「ゴメンネ」

 

 『さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園』

 『母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ』

 『散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる』

 俵真智さん「サラダ記念日」より三首

 あなた

 ものすごく、淋しい…
                      
                 


 哀しさも淋しさも、綯い交ぜ(ないまぜ)になって…)

2016-05-02 13:56:39 | Weblog

            
                 2016-5-2- 「オドリコソウ」

    あなた

 春らしい良い天気です。

 あまり好まれない「オドリコソウ」

 花言葉=「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」可愛いのに…

 雑草のごとく増えて大事な花も、のみ込んで一面に広がっていきます。

 

 今日は「あなたの、たちび」

 五年になります。

 哀しさも淋しさも、綯い交ぜ(ないまぜ)になって…

 堪らなくなった時、あなたの前でブツブツと独り言を言っている「わたし」

 幾つになっても、だめですね。

 日一日とその日が近づいてきます。

 平気を装っていても、やっぱりだめ。

 あなた

 こんなに良い天気でも、心の中は晴れてはいません。 

 

 『百千鳥(ももちどり)さへづる春は物ごとにあらたまれども我ぞ古(ふ)りゆく』

  春の和歌一首            (詠み人知らず)

 何をしても、大好きな本を読んでも、「心ここにあらず」

 そんな、わたし…

 

 

 

                                                                                                                                                                      

                                  


野の花は、誰憚ることなくのびのびと、好きな所へとんで行って、花を咲かせて…

2016-05-01 18:10:58 | Weblog

                          
                                  2016-4-某日 晴れた日

    あなた

 可愛い今年の花たちを写し、残しておきます。

 自然のまま…

 手を加えることのない自然そのもの…

 野の花は、誰憚ることなくのびのびと、好きな所へとんで行って、花を咲かせて

 います。

 あなたが居る頃は、そうにはならない。

 わたしだから、出来るのだと…自負してます。

 野の花って強い…わたしに合わせて咲いてくれる。

 大好き

 

 今日はお陽さんは出てるけど、さむい。

 

 一日また一日と刻は過ぎて、やがてその日。

 

 あなた

 頑張る。