大亀の木
あなた
大亀の木今年はあまり綺麗な色に染まらなかった。
それでも、秋は秋と葉っぱが落ちてきました。今日は蔦の葉っぱ拾い…。
一番辛い姿勢…ですが、ご近所にご迷惑をかけてはいけない！とがんばったよ。
拾えど！拾えど風もないのに、飛んでくる…
例年の事ながら、やはり、ブツクサと文句を言い言い…同じことをやっている。
去年も思ったけど、来年こそみんな切ってもらう…
我が家の周りだけでなく、道端には枯れ葉の色鮮やかな絨毯が敷き詰められていて、一入秋の深さが
身に詰まされる…
晩秋の穏やかな日差しが、わたしを優しく包んでくれているのに、喉が痛い。 痛い所ばかりで…
今、わたしは、迷っている。
あなたなら、どうします？
あなた
蔦の照葉が綺麗でしょう…今年も見事に紅く染まりました。
ホウズキも可愛いでしょう…
蔦はひとあめ毎に散り散りになり、その残骸がひどい事になるのでしょうが…中腰になれないので今年は
どうなることか？。
あなた
悲しみってある意味刻が解決してくれるのでしょう…が哀しみの傷は癒えることなく大きな傷跡として、何時までも
残ってしまい…晴れの日も曇りの日も、荒れた日も心の隅っこに重くのしかかる…
何だか、寒気がする！風邪かもね…喉が痛い。少々熱がありそう…
あなた、寒い…
あなた
哭いちゃった…久しぶりに大哭きし泪が止まらない…今朝鏡をみると目が腫れている。
あまり、泣くことがなかったのに…齢とともに涙腺が弱くなったのか？人の優しさが？
琴線に触れたのか…
でも、甘えてはいけない！と判っています。せめてここで自分を律しなければ…
あまりにも情けないね。
色んなことが一挙に押し寄せてくる。私の頭では考えが纏まらない。
一番過酷な罰を与えられたのだと思います。
「kei」ってそんなに悪い事したのかな？あなた教えて…
わたしの気持ちとは裏腹に秋晴れの良いお天気。あなたがいたら、決してじ～っと家には居ないね。
紅葉につられ、山でしょうね…
でも私は、そう長くは歩けない。きっとあなたに手を預け引っ張ってもらってるね…
あれを思い、これを思い！何もしなくても！今日は暮れていきます。
泪って不思議です…涸れることがないのです～～
廻り合いの不思議さ…これが運命と言うのでしょうね？。
もう一度逢いたいな…
森林公園の中を他愛のないお喋りをしながら…歩きたい。
その頃は気づかなかったけど、一番倖せだったんだね…
もう一寸傍に居てほしかった。
未練…だね。でもあなたにしか、判って貰えないことってあるんだよ…
大きな声で あ・い・た・い…
あなた
今日も静かに暮れていきます。
其方から見ていた？折角来てくれたのに「車がないんだよな・・・」って・・・背を向け行ってしまった。
ひっそりと消えるって野草にはあるけど、生命を与えられた人間にはそう簡単にはできない。
お地蔵さんニコヤカな笑顔で見ている。
あの日あなたは、何も言わずに「サヨナラ」の言葉もなく・・・逝ってしまった。
将に、茫然自失・・・それからの「kei」ご覧の通り。
ただ、頑張るつもりが、悪く足掻いているだけかも・・・
あなたが、買ってくれた杖！あの頃は「要らない」って思ったけど、今は大事な大事な杖です。
一生懸命生きているつもり・・・でも結構邪魔もしているよう・・・
「頃合」と言う言葉があるけど、今がそれかな？
色んな事に悩んでいます・・・迷っています・・・
あなた、教えて・・・手をかして・・・
あなた
今日は天気も良し、久しぶりに大掃除・・・よくもまぁこんなに汚くして・・・
腰が痛いのを言い訳に見なかったことに していました。
一通り済んで時計をみると１２:５０分・・・腰も痛くなってきたので、今日は終わり。
あなたが居るときは、もう少し頑張ったよね。
気になってはいるんだけど・・・どうでもいいって言う気もあります。本当にいい加減だなぁって・・・
自分で自分が判らなくなってしまった。本当は汚な好きだったりして。チョッピリ恥ずかしい。
疲れて少し横になりました、眠りはしないけど・・・アレコレ！考えてしまい、「kei」って駄目だなぁ・・・
わたしってどうして何もできないのだろう？考えたって・・・それ以上にはならないけど。
さっき、外へゴミ出しに行ったら・・・庭のタヌ！大きな目でギョロリ…と睨んでいた。
どうしてか、わたしが嫌いみたい・・・
そうか！枯れ葉が邪魔になってきたんだね・・・葉っぱが固くなって、顔が痛いんだ~~
それに気づいてやらなかったね・・・
でも、キミの顔そんなにヤワじゃないと！思うんだけど・・・
そう言いながら、やっぱり相手になってくれるタヌ・・・キミは可愛いよ。
また、淋しい夜がやってきます。どうせ来るんだから…仲良くしようね！
あなた
何となく愚図ついてハッキリしない秋の天気。
こんな日は身体が痛い・・・
わたしから、あなたの所は見えないけど、あなたは此方が見えてるのでしょうね？・・・
一寸ｆ公平とはおもいますが？
今日は病院も早く終わり、そのお蔭で友達にも会えたし・・・モヤモヤしてた気持ちも、楽になったし・・・
少しは何時もの「kei」かな？
あなた
色んな事思い出しちゃった！妙に楽しい事しか思い浮かばないって・・・不思議ね
あなたの従姉妹から電話があって…嬉しかったよ。未だに心配してくれるって・・・あり難いと思います。
あなたと一緒に食事したこと余程嬉しかったらしく、言っていたよ。
大事な人を失って気づく事・・・やはり鈍いのですね。いくら描き口説いても、あなたには届かない。
こんやは淋しい・・・そして寒い。
やっぱり、二人でいる人が羨ましい。
あなた
ず～っと冷たい雨が降っていました。
午後雲の切れ間から陽がさしたので、何気なく外を見ると”虹”です。綺麗な虹！
寒い寒いと言っていたので、夢をくれたのですね・・・喜んでいるまに虹は消えてしまいました。
僅かな時間でしたけど・・・夢を与えてくれました。嬉しい・・・
そとはまだ霧雨が降ってます。
少しの間、片付け物・・・あなたが居なくなったら箪笥にシールは要らないと付け替えなかったら・・・
そうはいかない事に気づきました。結局は同じ事の繰り返しです。
ブツブツと独り言を言いながら、片付けでなく広げてしまいました。
「あぁあ！疲れた・・・」外は一段と雨脚がつよくなってきたよう・・・。
何時になったら片付くのでしょうね・・・そうか！きれいになったら！「さよなら」かな？
秋の雨って淋しいね・・・ことに日暮れ時になると・・・やだ～～
明日は晴れること願ってます。
あなた
今日は、秋特有の、重い雲が空を覆っています。こんな日はわたしの意思に反して身体が思うように
動いてくれない。嘆いてもどうしようもない事！判ってはいるつもり・・・
庭のオンコに実がいっぱいついて綺麗！そしてホオズキも赤くなりました！
紅紫檀が枝も折れよとばかりに！見事です。
こうして、一日一日が過ぎ秋が深くなり、枯れ葉が舞い散り霜が降り…寒さが妙に堪えるんです。
あなたの所ではどうなのかしら？
まぁあなたの事だから、朝に夕べにと庭掃除をしてるでしょうけど・・・
先ほど、友達電話くれたよ。元気ですよって言っていた。暫らく逢っていないので今度遊びに
行くよって・・・もう１年以上逢っていないんだね。
また、淋しくて長い夜がやってきます。一番友達にならなければ、いけないのにね・・・
花
庭に咲く花を切って 花瓶に生ける・・・
部屋のなかが華やかになる。
やがて実をつけ、種を育てようと懸命に生きてきた花々は、
その望みを絶たれた”無念さ”を黙って飲み込むしかない。
その無念さを 人間はきれいだと言いながら楽しんでいる。
回り道の唄より・・・
だから、花は愛しいし・・・花も充分に自分の役目を知っている・・・
明るいうちに、今一度庭の花たちに声をかけてきます。
あなたじゃ～・・・ね
あなた
今日も秋晴れの良い天気です。
「ネ～みてみて、スズメの親子が来ているの・・・」
かぁさんスズメが周りを警戒して、チュンチュン鳴きながら小雀をを誘導している。
あなたが居なくなってから、小鳥は全く来なくなったので餌は捨ててしまい・・・困ったね！。
仕方がないので、お菓子を砕いて、米に混ぜ撒いて、そ～っと家のかげでみていると３羽の小雀・・・
もう、夢中！あれ！…っていう間に、食べつくす。可愛い～な。
午後病院へ行って来ました。
此処には此処の決まりがあって、一つの社会の縮図です。
わたしは相変わらずパッパと歩けず、中腰が辛い。スリッパをぬいでどう取ろうか？悪戦苦闘。
その時若い女の人何気ない動作で「いいですよ・・・」と素早くスリッパをとり棚に揃えてくれる。
「ありがとうございます」と何度も頭を下げお礼を言うと「どういたしまして・・・」と爽やかな笑顔が返ってきた。
その笑顔の素敵な事・・・。
ここ暫らく、わたしの心の中がパサパサに乾いていたけど、 久しぶりに嬉しい泪！・・・
みんな良い人・・・
あなた
昨夜遅くなってから外へ出てみました。
お月さまが小さくなってたけど高い夜空にお星様いっぱい綺麗だった。
あなたの居るお星さんすぐわかったよ。
いくら話かけても、頷くだけのあなた・・・やっぱり、なまの声は聞こえてこない。
でも、あなたを見つける事できて！嬉しい本当によかった。
其方にだって色々のことがあるのでしょうね・・・
虫の音が聞こえなくなったけど・・・庭の花たちの囁きがきこえます。
「わたしの、隣にいたアカ松と、ウツギが切られてしまったのよ！明日はわたしも捨てられるかも？・・・」
「大丈夫よ、草花は捨てないから・・・ 」
戦々恐々！哀しいのね。わたしだって、出来る事なら切りたくない。 花たちの、切羽詰まった囁きがわたしの、
耳に痛い。 出来る事なら此の儘そっとしておきたい。
でも、やがて走って来る魔性の白！それに抗うこと・・・なんて私にはできない。
悲しいけど、此の儘の庭にしてはおけない。だから、廻りくる季節・・・楽しみましょう・・・ね。
それが、一番の方法なんだとおもいます。けっして逆らわない。
そうよね・・・あなた。心ならずも、しなくてはいけない事って・・・沢山あるよね。
