あなた
本当に長らくのごむ沙汰ごめんなさい。
色んなことありすぎて・・・頭がどうかしてしまうよ・・・
今日はすごく涼しい。いつも通りに窓を開けると風が強すぎて、風鈴は狂ったように喚きちらし・・・
紙飛行機のように、新聞が飛んでいる。
あなた、季節は確実に移ろい秋です。わたしが一番嫌いな・・・
人の何気ない言葉に傷つき、人の優しさに泪し、それでも生きる・・・悲しいね。
あなたが居るころのKeiはもっと全てにおおらかだったような気がする。
一人で生きるって・・・やっぱり、人間性が変わってしまう?(弁解かな?)
庭の叢で虫がすだいている。「きみたちは今が一番良い時期だもね」
雲竜柳をじっとみる。見ていると「柳に風・・・」そのもの・・・決して逆らわない。今にも地べたに倒れそうになっても
「シャン」と元に戻る。 あんな風に生きる事できたら・・・
あなた
詮のない事です・・・が何で早々と逝ってしまったの?
涙腺が弱くなり、事あるごとに泪する情けなさ・・・
秋は淋しい・・・
”あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ” 左京太夫顕輔
秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間から、もれでてくる月の光は、なんと清らかで澄みきっていることであろう
あなた帰ってきて・・・