『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 穏やかで仄々としたお陽さんが光を注いで「あったかい」…

2016-03-31 13:35:42 | Weblog

                              
                                         2016-3-30-   「エゾエンゴサク」   

    あなた

 「エゾエンゴサク」が、お気に入りの場所。

 日当たりが良く、傍に雪が残っていても、此処だけは暖かく、他より先に

 咲いてくれます。          

 最も、今年の庭には一欠けらの雪もありません。

 穏やかで仄々としたお陽さんが光を注いで「あったかい」…

 

 暖かい春の日。

 なのに元気がない「わたし」

 朝目覚めてもすぐには起きれない。

 眩暈して、何だかあまり良い気分ではなく、「怠け者」みたい。

 あなたの、花友達元気そのもの。

 どこから、あの元気がでてくるのだろうって…不思議。

 

 そんな、わたしの気持ちを他所に春の日は「あったかい…」

 外へでてみる

 風はすこ~し冷たいけど、陽射しが~柔らかい。

 あなた

 飛んで行けるなら~~…行ってみたい。

 「逢いたい 逢いたい 逢いたい…」生の声聞きたい。

 外の空気は美味しい…

 目覚めた花と野草の岶(はざま)で声が聞こえる。

 春を「礼賛」する喜びのの声。

 胸にじ~んと響いて…

 哭きだしたい様な…

 あなた

 寂しい…

 

 

 

 


裏の量販店の駐車場には広告の旗が風に煽られ(あおられ)パタパタとゆれて…

2016-03-30 12:10:29 | Weblog

                                                                 2016-   「クリスマスローズ」

   あなた

 昨日まで咲いていた「クリスマスローズ」今日は風が冷たいので、固く

 蕾を閉じたまま…

 折角花芽を出した花も、ただ、ヒッソリと蕾を固く閉じ、寒さの通り過ぎる

 のを耐えています。

 さむざむっとした日。

 ポカポカ陽気の春が訪れる前触れ…でも、さむい日。

 冬囲いの竹と縄が、目立つ庭。

 風でチイチャな葉っぱが、竹の間から手をふって…

 よけいに寒さを、そそられる。

 あなた

 重っ苦しい冬囲いは、外してほしいけど少し我慢してね。

 まだ、うちの番ではないのだと思います。

 わたしに出来ることなら…しているのですが…

 

 さむくって、昏くって…

 裏の量販店の駐車場には広告の旗が風に煽られ(あおられ)パタパタと

 ゆれて…

 それが一際物悲しくって…

 あなた

 寒い筈

 雨がふってきました。

          
                                                                           


 あの、スウッ~スウッっとした寂寥感、騒めく寂しさ…

2016-03-29 13:53:03 | Weblog

                                                                      2016-3-   「水仙」

    あなた

 幾許もなくして、弥生の月も終わり。

 ここ、何日間かお陽さんがず~っとでてるので、「水仙」の蕾が大きく膨らんで

 間もなく花開く事でしょう。

 この時期嬉しい事と、哀しい事が幾重にも重なって、こころ揺らめいています。 

 ひとり、また一人と、其方へ逝ってしまう。

 春なのに哀しいことが、いっぱい…

 あなた

 現実は厳しいね。

 あなたが、其方へ逝って五年。

 ようやく、早いなって思える様に…なったよ。

 一日の長かったのが、つい、昨日のことの様に思われる。

 今、彼女は一日の長さとの葛藤と思うよ…

 一緒にいた人が居なくなるそうすぐには、納得できない。

 でも、やっぱり時が判らせてくれる。

 あの、スウッ~スウッっとした寂寥感、騒めく寂しさ…

 亡くした人にしか判らない。

 どんなに喚いても帰っては来ない。

 あなた

 春になったよ…

 一緒に山へ行きたいね…

 穏かでポカポカ陽気の春の午後。

 

 

   
                                            


庭の花々が芽吹いてきて「クロッカス」が咲きました…可愛い…

2016-03-28 11:14:07 | Weblog

                          
                                 2016-3-    「クロッカス」

   あなた

 ようやく「春」の訪れです。

 庭に可愛い「クロッカス」が咲きました。

  花言葉=「青春の喜び」

 花々が、一斉に芽吹いて来ました。

 待って待っていた春です。

 が、「福寿草」は、まだ出ていないようです。

 庭の雪は全く無くなりました。

 これからは、どの花が出て来るだろうと、庭を覗く楽しみが増えました。

 

 春の花々が綺麗に咲くころ、やっぱり思いだされます。

 カメラの中でしか、庭の花々を見れなかった

 食い入るように見ていたっけ

 あの小さなカメラが相当に重たかったのでしょう… 

 両手で持っていたのに、滑り落ちてしまう…

 何度か同じことを繰り返し「もういい…」って弱々しい声で…

 花の一つ一つが思い出に繋がって…

 淋しいよ~…

 今日も優しい春の日のようです。

 


 優しい陽が薑み(はじかみ)ながら庭に光を注いでいます。

2016-03-27 09:55:20 | Weblog

                
                             2016-3-「お彼岸花」 

   あなた

 久し振りに雪のない朝ですが、風は冷たい。

 どんな言葉で繕っても、結界の向こうへ旅立った人が居ないことの哀しさは、

 そう簡単に癒えるものではないです。

 五年経ったから、言えるのであって、あの頃の自分を思うと「辛かったね」って

 本当に心から我を愛おしいと思うよ…

 「明日」のことが判らないから、今日を生きられるのであって、なんでも、

 判るのであったら「生きるのは難しく、虚しい」と思うよ…

  

 夢をみました。

 楽しい夢…

 こんなに良い夢であったら どんなにか嬉しく…

 「待って」って…叫ぶ自分の声で目が覚めました

 でも、夢はゆめ、泡沫(うたかた)のように消えてしまいました。

 吹っ切れたようなことを、言っても心の隅っこでは、消してしまえないものが、

 蹲り、時どきかおをだし、「忘れちゃだめよ」って

 虐められてるみたい…

 優しい陽が薑み(はじかみながら庭に光を注いでいます。

 

 


この何日間か、毎朝雪で白くなってます。ユラユラ揺蕩うている「春」 どうしたのかな?…

2016-03-26 16:53:53 | Weblog

                    
                                    2015- 「矮性チュウリップ」  

   あなた

 昨年の「矮性チュウリップ」

 今年のは、まだ芽が出てません…早く咲くといいね。

 お陽さんは出ていますが、風が冷たい。

 この何日間か、毎朝雪で白くなってます。

 ユラユラ揺蕩うている「春」

 どうしたのかな?…

 

 一か月ぶり、皆さんに再会。

 お昼を一緒に食べてのお話し…

 楽しい…

 難しいのには、ちょっと躊躇いもあり、ご迷惑かな?と思いつつ、甘えて

 しまう…わたし。

 一歩また一歩と、皆さんにお会いできるのが、嬉しく…

 来月も、元気な限り休まずに行こうって思ってます。

 

 あなた

 家に帰ったら懐かしい友達からの電話があった様です。

 ほら、あなたも知っているあの方、昔のあなたなら、きっと受けていてくれた

 と思うよ…

 すぐに電話しました。

 懐かしかった~ぁ~…

 長々電話の後、食事会をすることにしました。

 楽しみです。

 あなた

 今日は充実した一日でした。

 

  

 

 


泪交じりの「細雪」が舞い散ってます。

2016-03-25 11:11:22 | Weblog

                       
                                       お地蔵さん…

   あなた

 人の「生命」の儚さ…

 あなたの、先輩が結界を越えて旅立たれました。

 お世話になった方でした。

 あなたは、もうお会いしました?…

 其方で一献傾けているでしょう…か。

 言葉がでない。

 たった一人になった気持ち、わたしには判る。

 哀しくて、寂しくて、何故?何故?…って何度も泣いて… 

 五年経って、ようやく自分が、自分であることに気付き。

 どんなに嘆いても逝った人は帰って来ないことも判って…

 あの頃のわたし、ただフワッフワッって自分であって自分でなく、日がな一日

 を、只々生きていました。

 「泪」とは枯れないものと…思いながら。

 あなた

 人が亡くなるとは、それ程に哀しいものです。

 些細なことでも「あぁすれば・こうすれば」よかったって思ってしまう。

 彼女は本当によく面倒みていたと思います。

 泪交じりの細雪が舞ってます。

 あなた

 そちらでは、先輩です、面倒みてやって下さい…

 其方へ逝かれた「先輩」に合掌。


 昨夜の雪です「タヌ」は雪を被ったまま憮然として…。

2016-03-24 11:20:40 | Weblog

                            
             2016-3-24- 昨夜の雪   

   あなた

 今の時間になると雪も消えて来ました。

 昨夜の雪です「タヌ」は雪を被ったまま憮然としてます。

 庭の雪は消えないまま。

 陽は射していますが、寒いです。

 思わせぶりに「春」が現れては後ずさりです。

 こんな春の現れ方嫌いではない…

 ただ、寒さは厭…  

 

 昨夜は楽しかった…

 あの子あなたの前で、長い事手を合わせていたね。

 何を話していたのかな?

 昨日で入学に向けての準備が終わったとか!急遽我が家での食事。

 リコとわたしは大童…

 足りないもの彼女が買いにいき、何とかテーブルの上はそろいました。

 「ジイジにも」とあなたにもお供えしてたね。

 何時もは自由にならない「スマホ」

 親とバァバが傍にいないので、それを良い事に随分長い間使っていたよう。

 それも、学校へ行くまでの間と、黙認。

 3人でワイワイ言いながらの食事…

 楽しかった。

 あなた見えていた?

      


アララ…~~ 今朝寒いなぁと思って目が覚めカーテンを引いたら雪で真っ白。

2016-03-23 14:44:30 | Weblog

                                    2015-  「春・クロッカス」

   あなた

 もう少しで「クロッカス」も出てきます。

 

 今朝寒いなぁと思って目が覚めカーテンを引いたら雪で真っ白。

 アララ…~~

 まだ「春」に渡したくないと…駄々っ子の様にしがみ付いてる…雪。

 困ったものです。

 弱々しい陽が庭をてらしてますが、その「光」春には程遠い。

 花芽は戸惑いながら…固まってじ~っと寒さを堪えてる。

 そんな姿、可憐(いじ)らしい…

 何といっても「名残り雪」

 間もなく「淡雪」の様に…消えるのでしょう…

 

 『はなさそふ あらしのにわの ゆきならで 

         ふりゆくものは わがみなりけり』   《入道前太政大臣》 

 (降っているのは) 嵐が庭に散らしている花吹雪ではなくて、降っているのは、

 実は歳をとっていくわが身なのだ。と補記にありました。

 全くその通りと思います。

 

 庭の名残り雪も、消えていきました。

 今日も風が冷たい。

 病院へ行って来ました。

 行く途中、友達のご主人が、わたしを見つけ車で病院まで乗せて下さった。

 そのお蔭で早く終わったよ

 嬉しくって、有り難くって…

 あなた

 みんな優しい…

 



 

           


 

 

 

                     
                       


季節のわかれ…そして巡り合い…そのなかで、生きてます。

2016-03-22 13:06:11 | Weblog

                                        
                          「春」連れてくる「天使」

   あなた

 「春霞」と言うような暖かさではないです。

 ぼんやりと烟ったような春の空。

 風が冷たい。

 あれだけ降った雪ですが、やっぱり冬の寒さとは違い、庭の雪も大方なくなって

 やっぱり、季節は廻ってきたのだと…

 沁みじみ感じたよ。

 季節のわかれ…そして巡り合い…

 そのなかで、生きてます。

 ユラユラ心躍り、何となくウキウキする「春」の筈ですが…

 そうは、いかない厳しい現実がわたしの前に立ちはだかり進めない…

 あなたが、居たらこの様な?事はないだろう…とは思います。

 これも、与えられた事と…半ば諦め…哀しいね。

 

 風が冷たい。

 春と思うから、なお寒く感じるのでしょうけど。

 あなた

 少し明るくなって来ました。