気付かなかったが夜中に雨が降ったようです。朝陽に映える箱庭(?)の木・花々が眼に眩しい 狭いが故にお互い牽制しあい乍ら美しさを競っている。その様子をタヌキ君が横目でジ~ッと眺めている。
そうだ、久し振りに君の故郷を尋ねてみよう。 信楽焼きは、日本六古窯の一つと言う。六古窯とは大体鎌倉時代に始まる焼き物を指すらしいが信楽窯業はそれより以前既に窯業を営んでいたようです。
その昔聖武天皇が(天平14年)離宮を紫香楽に造るが結局は住む事なく「空しくも人無し」の状態になり、天皇御自身が五年もの間彷徨われた。 母も配偶者も、権勢を誇る藤原氏の出であるからか?それは、御自身でなければ判らない・・・哀しい歴史の数々があります。
さて、又焼き物に戻ります。 焼き物好きは”信楽に始まり信楽に終わる”と言われますが全くその通りで、一般に知られている、壷・行平・土鍋・擂り鉢・茶碗等々・・どれをとっても、生活に密着しているので、信楽が好まれた ものと思われる 「タヌキ君、君はず~っと後、遊び心で作られたらしいよ・・」 斯く言う私、信楽焼き大好きです。かっての昔随分買い込みました。友達が「この、お茶碗で飲むお茶が一番美味しい!」なんて、嬉しい事をよく言ってくれました。
焼き物の事になりますと、なが~くなるのでやめます。
タヌキ君 君の故郷は素晴らしい所だったよ・・・