『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

リコの所へ行って来ます

2013-12-28 14:06:22 | Weblog

 

 

                                              

 

     あなた

 今日から、リコの所へ行ってきます。

 今度あなたにメールのときは、こんな感じ?…(上のような…)

 

 あなたも一緒に行こうね。 

 チョッピリ淋しいけど、まだあなたの所へ、行けそうもない…

 

 「断捨離」の精神で昨日は随分捨てました。

 心の想い出にはしっかり鍵をかけた小筥に入れて、しまいました…

 

 じゃぁ…

 

                     


あなた、ゴメンネ…

2013-12-27 20:37:54 | Weblog

  

               

                                

    あなた

 久しぶりにお釜をかけました。お菓子はあなた好きだったツバキのねりもの…

 美味しかったよ。

 まだお終いにしないうちに、リコとカッタン現われました。

 二人とも喜んで一服…

 昨夜帰って来たってあなたに言っていたよね…

 

 結界があるので、なかなかあなたの所へは行けないけど…

 

 明日むかえに来るから用意しててねって言ってた、考えたけどやっぱり行ってくるね。

 あなたゴメン…

 でも、リコ曰く、あなたはきっと一緒に来るって…

 

 

 

 

 

                


”想い出”を少し捨てました…

2013-12-26 16:00:36 | Weblog

 

             

   あなた

 倖せがいっぱい詰まってる可愛いフクロウさんです…家の剥製とは違うね。

 

 ”もういくつ 寝るとお正月…”って指折り数えて待ってた頃が懐かしい…

 今は、また一歩近くなったかな?って言う感じ~

 まぁこれが人生というものでしょう…

 わたしが、どう足掻いても、思い通りには、ならないのだから

 

 少しずつ整理してます。こんな物まで?と言うのを大事に、大事にしまってるわたし…

 結局は眼を瞑って捨てました。 軽くなったよ…

 

 今日はとっても良いお天気だったので、家中の窓を開け掃除しました。

 元気になったみたい…

 ”想い出”って、心だけでなく形になって残ってる……これってすごく大変。

 最後は、捨てられてしまうのだから、やっぱり私が少しずつ、捨てるしかない…さみしいけど。

 

 あなた

 先日、友達が来て、昔あなたの居た頃の話がでたの。

 辛くなっちゃって、暫らくあなたにメールできなかった。

 同じ日ナオたちも来たよ。

 

 生きるって、楽しい事ばかりではない。

 でも与えられた「生命」大切にするね…

 

 久しぶりの友達の話、聞いているのが辛かった。

 それでも彼女決して後ろ向きでなく、しっかり前をみて頑張っていたよ。

 えらいな……

 

 

 

 

   

 

 

 

            

         


雪の日は哀しい物語が似合うようです……

2013-12-22 13:52:17 | Weblog

 

                                     

   あなた

 雪降りです。

 静かに音もなく庭を覆いつくして…

 こうゆう日嫌いではない…けど淋しい。

 何もせず、ただ雪が降るのを眺めているだけ…

 雪囲いした木々の上にも雪がいっぱい…何に例え様もない淋しさ…だけど風情があって…

 

 静かすぎます。

 

   清少納言    冬の件

 冬は つとめて 雪のふりたるはいふべきにもあらず 霜のいとしろきも 又さらでもいとさむきに 火などいそぎおこして すみみもてわた

るも いとつきくし ひるに成りて ぬるくゆるびもていけば 火をけの火も しろきはいがちになりてわろし

 (冬は、朝早い頃がよい。雪が降った時はいうまでもない。霜がとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い時に、火を急いで熾し

て、炭をもって通っていくのも、とても似つかわしい。昼になって、寒さがゆるくなってくる頃には、火桶の火も、白い灰が多くなってしま

い、よい感じがしない。)

 わたしは、やっぱり清少納言がすき。

 それは「藤原定子」を心から尊敬しているから…定子は薄幸の人と思う。

 自分の意思に関係なく権力争いに巻き込まれ?と言うより叔父「藤原道長」の栄華の犠牲者だったように思う。

 享年24歳あまりにもはやい死に天皇はじめ、周りの誰もが落涙した。

 やっぱり、悲しいね。

     知る人も なき別れ路に 今はとて 心細くも 急ぎたつかな

     煙とも 雲ともならぬ 身なりとも 草葉の露を それと眺めよ 

 一条天皇皇后定子は、3人目の御子を懐妊、お産が近づくにつれ今までのお産とは、ちがう体の変調に気づいた。彼女の死後、帳

 の紐にこの歌が結び付けられているのが発見され宮中は、新たな悲しみにつつまれた。とのこと…

 安西篤子作『悲愁中宮』泪しました。そのほか円地文子作『なまみこ物語』~もっとあるのでしょうが、私は、この2冊だけです。

 

 雪の日は哀しい物語が似合うようです。

 

 

 

 

   


結局は”古事記”を繙きました。

2013-12-21 16:05:04 | Weblog

 

                       

     あなた

 どんなに、自由になれるか、楽しみでした。

 天馬のごとく、大空いっぱい駆け巡る!…筈でした。

 でも、駄目なものだと言う事がわかりました…フフッフわたしはやっぱり家のなか。

 結局は臆病者なのです。

 炬燵にもぐり、小さな庭を眺めて”春よ来い”ってブツブツ独り言…

 侘びしいな…淋しいな…寒々とした今日の日です。

 誰か来ないかな?…

 

 こんな日は本を繙こう…

 

 古事記物語~より    3回目

 追放されたスサノオは出雲(いづも)の国に降りた。すると、老夫婦と娘が泣いていたので事情を聞くと、越(こし)の国からヤマタノオ

ロチが来るので、これから娘をいけにえにしなければならないという。そこでスサノオは、強い酒を用意するように命じ、その娘クシナダ

姫をくしに変えて身につけ、ヤマタノオロチを待ち受けた。

ヤマタノオロチがやってきて、酒を飲んで寝てしまったので、スサノオが斬って退治したところ、その尾から立派な刀が出てきたので、ア

マテラスに差し上げた。これが草なぎの剣(つるぎ)である。その後スサノオは、クシナダ姫を妻にし、御殿を建てて暮らした。

 スサノオの子孫の六代目に、サシクニワカ姫の子でオオクニヌシという神が生まれた。またの名をオオナムチ、アシハラノシコオ、ヤ

ホコ、ウツシクニタマといい、あわせて五つの名を持っていた。彼には、八十神(やそがみ)と呼ばれるたくさんの兄弟がいた。

 ある日、八十神たちは、ヤガミ姫という美女に求婚するため、オオナムチに荷物を持たせて、因幡(いなば)を旅していた。そこに、皮

はがれたウサギが泣いていたので、オオナムチは治療法を教えてやった。ウサギは「あなたこそ、ヤガミ姫を得ることができるでしょ

う」とオオナムチに予言した。

 さてそのとおりに、ヤガミ姫はオオナムチとの結婚を望んだため、八十神は怒って、オオナムチを殺してしまった。オオナムチの母親

は嘆き、天の神に頼んで生き返らせることに成功したが、このままでは、いつかオオナムチが殺されてしまうと思い、スサノオを頼って

行くように教えた。

 オオナムチがスサノオのところに行くと、娘のスセリ姫が出てきたので、二人は仲良くなってしまった。スサノオは、ヘビやムカデやハ

のいる部屋にオオナムチを泊まらせて試したが、いずれもスセリ姫の助けによって無事に済んだ。

 またスサノオは、野に火を放ってオオナムチを焼き殺そうと試したが、ネズミの助けによって無事に済んだ。スサノオはオオナムチを

に入ったようで、ある日、油断して居眠りしていたところ、オオナムチとスセリ姫は共謀し、スサノオのところから駆け落ちした。

目が覚めたスサノオは、逃げてゆくオオナムチに、「おまえは八十神たちを倒し、オオクニヌシとなって、わが娘を妻とし、立派な御殿を

建てろよ、こいつめ」と言ってやった。このヤチホコの神(=オオクニヌシ)は、越の国のヌナガワ姫にも求婚したと伝えられ、ほかにも

多くの妻子を持ったという。

 ある日、オオクニヌシが海岸にいたところ、船に乗ってやってくる神があった。その神の名を誰も知らないので、田んぼのかかしに尋

ると、スクナビコナという神であることが分かった。オオクニヌシとスクナビコナは、協力して国作りをおこなったが、やがてスクナビコ

は遠くの国へ行ってしまった。

 オオクニヌシが途方に暮れていると、また海からやってくる神があった。この神は「私を祭るなら、きっと国作りがうまくゆくであろう」と

ったので、オオクニヌシは、この神を大和(やまと)の国の御諸(みもろ)山(=三輪山)に祭った。

 

 今日は此処まで。眼が疲れてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 庭に差し込む一筋の光が眩しい……

2013-12-20 14:42:17 | Weblog

      

                           

    あなた

 写真の前にすわったら「ニャッ」って笑ったよね…

 やっぱり可笑しい?「アアァ…なんてドジなんだろう」

 今更悔やんでも、どうなるわけでは、ないけど~? 

 

 こんな夜は熱燗つけて、あなたに慰めてもらいたいよ……

 でも、今は居ない、どうして置いて逝ったのかな?さぞかし、わたしの事心配だったろうに…

 一人では、な~んにも出来ない…できないより、全くやる気がない…

 

 でも、彼女優しく教えてくれたよ…

 恥ずかしかったけど…人の優しさに感謝!です。

 

 あなた、本当に今年も終わりですね。

 優しくしてくれたみんなに心のそこから感謝…ただ、感謝…

 

 冬の庭に雲の切れ間より一筋の光が…射る様に真っ直ぐに、差し込んで……

 眩しい……

 

 リコとカッタン冬休みにパパの所へ行ってくるって……

 なんだか、解放された気分……

 あなた笑ってる?……

 

 

 

 

 

 

 

            

            


 ”魔法の絨毯”があったらいいなぁ……

2013-12-19 13:12:18 | Weblog

 

                             

    あなた

 冬の柔らかな陽ざしが庭いっぱいに広がっています。

 ピリッとした寒さには変わりないけど…こんな日が続いてくれたらうれしいな…

 

 昨夜夢みたよ…残念ですが、あなたでなく 友達だった。

 何時もの笑顔でニコニコしてたけど、声は聞こえない…だがすべてわかる…

 相も変わらずきちんとして…

 彼女の好きだったお湯呑でお茶が飲みたいという…

 あなたに逢ったとも言っていた。

 

 目覚めたとき、もっともっと居てくれたら…って思ったら、身体が気怠るく起きるのが苦痛。

 

 今日の青空…所どころに雲が魔法の絨毯のように”コンモリ”したかたちになって…

 その上に誰かが乗っている…そんな風にみえる。

 

 淋しくはない…人恋しいだけ…

 

 「アブラカタビラ」って呪文を唱えたら… 

            

  こんな風に飛んできて…限りなく広い空の上をとびまわって…

 望んでいる場所に連れて行ってくれる……

 夢であってもいいから、そうあってほしいなぁ……

 

   あなた

 何もしないで、ただ時間を費やしている…そんなわしです。

 

 

  

 

                

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      


優しくされた”今年”の1年に感謝します

2013-12-18 11:54:41 | Weblog

 

                                   

    あなた

 今朝は余程寒かったのでしょう。

 白山石楠花の葉っぱが細くなっていましたが今は、(10時半)柔らかいお陽さんに

 包まれ元気になってきました。

 

 タヌは雪のなか。そっとしておきます。

 

 今年も終わります。

 1年を振り返ると、忘れられない様々な出来事をおもいだします。

 体調を崩して入院したこと、義妹がなくなったこと、義姉が夫をなくしたこと、友達が亡くなったこと…

 こうして、振り返れば1年という時間は決して長くはありません。

 大事な時間の1日1日を…悔いのないよう、自分の為ばかりでなく、できれば、優しくされた人たちに

 感謝し、少しでもお役にたてば……

 

 そうして、また新しい年の、今頃同じ事を思える自分がいたら!?

 きっと倖せだと思う…

 あなたもきっと、そう思うでしょう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オレンジ色の雲が素敵…

2013-12-17 16:02:04 | Weblog

 

                    

   あなた

 庭の雪もこんなに少なくなりました。

 このまま春の訪れなら?どんなにか、嬉しいことでしょうに…

 タヌの眼が少し出てるのわかりますか?

 「折角眠りかけたのに!」と些かご機嫌斜め…

 

 朝5時朝刊がポトリと郵便受けに落ちた音。

 まだ暗い。でも眼がさめたので起きだし、ちょっと戸を開けてみる。

 「ウワッ~冷たい~」

 思わず身体がシャッキっとする。

 凛とした朝の空気…大きく深呼吸をする、空気ってこんなに冷たかったんだ…。

 生きて居るってことを、勁く、勁く!感じる。

 

 朝友達から電話…元気そうで安心したって…

 心配してくれてありがとう…

 わたしは、一人ボッチじゃない。

 

 月に一度サークルにいって、みんなの元気をもらってくる…一度ではないけどわたしは一度。

 

 風はないが、凍れてきた感じ、寒い。

 夕焼けに染まったオレンジ色の雲がファン~と屋根の上に見えて~~

 「あの雲に乗ってどこかへいけたらいいな~」って思った。

 

 また、また長~い夜とのお付き合い。

 

 

 

 

        


”あなた”もう少し待っててね…

2013-12-16 18:09:37 | Weblog

                     

    あなた

 昨日は凄い吹雪…

 雪の山でしたが、我が家の前はきれいでしょう?

 今年は、除雪をお願いしましたのでご覧のように…すっきりしてます。

 この雪山は、裏の駐車場の雪です。まったく何も見えなくて…一寸不気味…

 

 色んなことあるけど、”生きていればこそ”です。

 

   あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む       柿本人麻呂

 

 もう、どうでもいいって投げやりな気持ちになるときもあるけど~やっぱりわたしは倖せなんだと思う。

 いくら、わたしがグチグチ愚痴っても…いつもあなたは只笑っているだけ…

 

 約束したことも、いっぱいあった…反故にされた約束?どうしようかな?

 

 わたしは!ね、大きな声で泣きたい…でも、泣けない…わかる?

 こんなに苦しいのは、わたしだけでないから…

 

 あなた、もう少し待っててね…