『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

大亀の木が楚々として美しい!

2013-05-31 16:54:47 | Weblog

      

                            

   あなた

 大亀の木…今年も楚々と優しく咲いてくれました。

 どうしてこんなにも優しいのだろう…

 

 山野草大好きの人と過ごした長い歳月!手入れする事は出来ないけど、色々珍しい

 花木を教えてくれた。

 

 そのことに随分救われてはいるけれど…やっぱり一緒にいるほうがず~っといい…

 花言葉  (大亀の木)

 「愛のきずな」 「献身的な愛」

 この花を見ていると大きく肯ける様な…気がする。

 知的で楚々として、それでも尚優しく包み込み、しっとりとした品の良さ。

 静かに咲いて、ひとり静かに消えていく…

 あなたに見せてやりたい…飛べるなら…飛んでみにきて…

 

 どんな言葉を百万遍並べたって…姿は見えない虚しさだけが苛める…

 「タヌ」も、お花もみ~んな待ってる~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

                                                                                                                                                             


 あと幾つこの季節を数えられるでしょう…

2013-05-30 16:01:05 | Weblog

   

                 

   あなた

 木蓮の枝を全部切って貰った筈なのに 咲きましたね…それもこの咲き方です。

 窓越しに見ていると今日の風で、ポトンポトンと潔く大きな花弁が散っていきます 。

 サクラのように、ヒラヒラと優雅に舞い散る!とはいきませんが…

 

 雨上がりの庭~埃がみ~んな洗われてキラキラ眩しいくらい、きれい…

 

 まもなく、皐月もおわり…また思い出したくない水無月へと、暦は移っていきます。

 

 心の隅っこが、キリキリと痛んで…でも通らなければ前には進めない。

 

 あなたには、こんな気持ち?判らないでしょうけど…

 でも、もっと辛いよね…

 

   ”あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな”       和泉式部

 

 贅沢?じゃなく、罰当たりみたいだけど… ”もう、どいでも!いい~~”って…

 

 あなた、こんな良い季節を後、幾つ数えられるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 詮もない事迷ってます…

2013-05-28 20:30:40 | Weblog

 

                

    あなた

 変わりないでしょうか?

 写真は下手だけど、あなたに庭の花々を見せたくて、写してます。

 下手な部分は想像しながら見てください…

 此処何日か暖かい日が続くので、花たち一気に咲き出したよ。

 

 ” 筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる”        陽成院

 

 淋しくなんか!ないってつよがり言っても…身体のなかを冷たい風が吹き抜ける…

 夜の帳が降りて…ひとりになったら…やっぱり淋しい…

 どうせ、返事のこない手紙です…止めてしまおうか?とも思うけど…

 そうなったら…もっともっと、あなたが遠くなるような?…そんな気がして…迷っているわたし…

 

 あなた

 呆れないで、ず~っと見ててね…

 

 お友達電話くれた…うれしかった

  

 

 

 

 

    

 

 

 

 

  

 


”大事な生命”…

2013-05-27 12:33:34 | Weblog

     

          

   あなた

 何の木か判る?

 切り倒した筈の”千島桜”です。地べたを這いずるようにして小さな枝に、二輪ひっそりと咲いてました。

 草むしりをしなかったら、判らずに見過ごしていました。

 今頃どうして?っても思うけど、手入れの行き届かないこの庭に芽吹いてくれたのですもの…

 そっと大事に育てます。

 勁い!本当に勁い…何だか泪がでちゃった…生きる事への執着?でしょうか…

 ことはどうであれ、また一つ小さな木の芽吹きです。

 あまりに小さくて、あなたにはまだ見えないかもしれないけど…眼を凝らしよ~くみてね

 

 生きるって!やっぱりいいな…

 木の強さ!野草のしたたかな勁さ…次々と同じかたちで廻り続ける…

 

 わたし勁くなりました。

 プツンと何処かで断ち切られ…今までのわたしではなくなりました。

 元気になって一日々を感謝しながら、大事に生きます…

 あなた見てて…

  

 与えられた大切な生命!大事に使うね…

 

 

 

 

 

   

 


皆さんの”笑顔”素敵だった…

2013-05-25 17:07:53 | Weblog

 

                    

   あなた

 「ねぇ~ちょっとタヌの顔みて!」何が気に入らなかったのか?写真を撮るよって言ったのに

 ”あっち向いてホイ”のかんじ…

 この頃、タヌ君をかまえずに、少しずつ草むしりしているものだから…

 少々ご機嫌ななめ…「どうしたのかなぁ…」と思いつつ、あなたの居なくなったのが未だに理解できていない…

 そんな風に考えると些か可哀想かな?

 

 あることを境に、何か吹っ切れたわたし…今日はお勉強しに行って来ました。

 長期欠席者のわたしなのに、、快く迎えてくれました。

 お勉強は判らないけど皆さんの素敵な笑顔に会えて…嬉しかった。

 一歩踏み出すのに時間がかかったけど…行ってよかった…

 あなたに報告したら笑ってたね…

 出来の悪いわたし、今更どう変わりようはないけど、少しずつ歩いて行くね。

 

 庭きれいになったでしょう…あなたの花友達はすごく褒めてくれた…

 でも、わたしはあなたに褒めてもらいたかった。

 庭に這い蹲って日長一日庭で過ごしていた、あなた…それが当たり前のように思っていた、わたし…

 どうせ”趣味”なんだからって…ごめんね…

 まだ、庭いじりが好きなわけではないけど…少しでもあなたに近づけたらって…

 タヌとお喋りしながら、あなたを偲んでいます。

 

 とても、良い一日でした。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 


”タヌ”に誘われて…

2013-05-24 16:46:57 | Weblog

 

            

   あなた

 雨上がりの庭は小花の一つ一つがまるで生まれ変わったように生き生きして綺麗…

 暑くもなし、寒くもなし春のポカポカ陽気です。

 タヌが「出ておいでよ…」って大きな目で誘うから…

 わたしも少しは庭の手入れをしないと、あまりにもあなたに申し訳ないと思い

 外へ出て、枯草を袋につめました、ほんの少々ですが。

 その姿をあなたの花友達がみてしまい、手伝ってくれました。

 「この枝もいらない、この枝がが邪魔」とバツバツと切ってしまう彼女…

 たちまち、大きな袋がふたつ…お願いして今日は止めてもらいました…

 あなた

 本当にあり難く、嬉しかった…見えていたでしょう…?

 みんなに援けられ、生きてます。

 与えられた生命!大事に大事につかいます。

 何時の日か逢ったとき、話そうね…

 少々疲れたけど!良い日でおわります。

 

 

 

 

 

 

 

 


今日の日も暮れました

2013-05-23 19:19:55 | Weblog

 

               

  あなた

 白根アオイがみごとに…咲きました。

 優しい花です。あなたが大好きな花…嫋やかで!靡いているようで!そうでなく…

 あくまでも、自分を主張し、それでも人を優しく包み!癒してくれる…素晴らしいお花。

 

 私もそうありたいと…どんなに願うことか…

 でも願い虚しくウジウジと考えこんでしまう…

 

 もう、考える事止めよう…もっと自分を愛おしんで!自分を大事に生きるね…

 

 そんな風に思うと、なにも恐れることなんてない。

 

 あなた、淋しい?でも、もう少しのあいだ我慢してね。

 わたし、すごく勁くなったような!気がする。

 

 今日の日も暮れました。またね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ”あなた”からの返事が欲しい…

2013-05-22 15:48:18 | Weblog

  

            

   あなた

 あなたの好きだったお花二種。

 きょうは小雨にぬれ寒そうに震えて…

 

 見事に咲いている木蓮が窓越しに見え、雨降りに彩りを添えてくれる。

 こんな日は紫陽花のほうが似合うのになんて…ちょっぴり贅沢なことを思って…

 

 あなた

 お友達があなたへお花買ってきてくれたよ…さっそく活けて、「どういいでしょう」

 雲竜柳ととてもあうよ…お友達っていいなぁ…

 庭は荒れ放題だけど、お花は咲いてくれる。”ありがとう”

 

  ”祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の 色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、

 唯 春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。”!

 平家物語の冒頭部分。

 先日来、人の変わりようを感じたり!小さな花々を見たり!そんな時思い浮かぶのが、「平家物語」

 謙虚でありたい…思いやりのある人でありたい…

 難しいけど、なるべく近づくよう…努力するね。

 でも、昨日も今日も、わたしにはいい日だった…

 あなた

 心配しないで…ね。

 できれば返事が欲しい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ”庭”のお花きれい…

2013-05-21 19:56:27 | Weblog

 

                                

   

    あなた

 アズマイチゲが満開見事でしょう…

 あなたが、こよなく愛しんだ小花ですもね…見せてやりたい…見に来て…

 

 返事がこない手紙には慣れっこだけど…やっぱり淋しいものがあります。

 

 今日も良い日で暮れます。

 そうそう、「さくら」も満開すごい…

 こんなに愛されるサクラ…かすかな風にひとひら~ふたひら舞っています

 こうして散り際がまた花吹雪…

 こんなふうに散れたら!いいな。

 

 あなた 

 あしたがまた良い日でありますよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 想い出の”小筥”に…

2013-05-20 15:21:22 | Weblog

    

           

    あなた

 庭の二輪草こんなに可愛く可憐に咲きだしましたが今日は雨降りで寒いせいか

 花びらを固く閉じ寒さを凌いでいます。いじらしいね

 

 人それぞれ価値観が違うでしょうが、私はやっぱり倖せなんだと思った…

 そしてまだ、倖せを喜び感謝することの出来る気持ちのある、わたしが愛おしい…

 

 楽しかった後に残る寂寥感…

 癒しようがない…

 

 あなたが残してくれた諸々のこと…

 一つ一つじっくり噛み締めながら消化していくね…

 

 たくさんの思いでを残してくれて、ありがとう…

 心の小筥 にそっとしまっておくね…

 あなた

 元気になるよ…