『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”おおつごもり”

2009-12-31 16:21:50 | Weblog

 

      

  雪が降ってます。

 とうとう、大晦日(おおつごもり)です。

 毎日毎日が慌ただしく過ぎていきました。

 痛い足も、幾らか楽になりました。

 後、何時間か後(のち)には、新しい年になります。

 どうか、良い年でありますよう・・・

 

 18歳のお峰が山村家の奉公人となってしばらくした後、お暇がもらえたため、初音町にある伯父の家へ帰宅する。そこで病気の伯父から、高利貸しから借りた10円の期限が迫っているでおどり(期間延長のための金銭)を払うことを頼まれ、山村家から借りる約束をする。

 総領である石之助が帰ってくるが、石之助とご新造は仲が悪いため、機嫌が悪くなり、お峰はお金を借りる事ができなかった。そのため、大晦日に仕方なく引き出しから1円札2枚を盗んでしまう。

 その後、大勘定(大晦日の有り金を全て封印すること)のために、お峰が2円を盗んだことが露見しそうになる。お峰は伯父に罪をかぶせないがために、もし伯父の罪にとなったら自殺をする決心をした。ところが、残った札束ごと石之助が盗っていたのであった

  樋口一葉の短編小説 「大晦日(おおつごもり)」から抜粋しました。

 明治時代の悲しい話です。

 現代でも似たような話があるようです。どうか少しでも、倖になってほしい・・・

       

 
 

 


 師走~

2009-12-23 18:55:23 | Weblog

   

        

    後幾許もなくして師走も終わってしまいます。楽しいこともいっぱいありました。

 だけど、最後になってこんなことになるなんて・・・これも私に与えられていることなんでしょうね・・・

 きょうは痛さが幾分遠ざかって身体が動き、このまま治るんでないかな~~と錯覚を起こしてしまう。

 嬉しいことに友達が、訪ねてくれる・・・本当にうれしかった。

 新しい年にはどんな事が待っているのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 


  ”弱い私・・・”なんです

2009-12-09 22:43:59 | Weblog

        

  12月にしては珍しく、風もなく穏やかで温かい・・・この日を逃してはまた当分の間、窓も開けられずハタキもかけられない。足は痛いが頑張ってお掃除・・・

 午前中2時間くらい家の中の窓を全開。久し振りのハタキがけ。

 何時もより時間は倍以上。でも気持ちいい!!

 足を苛めている菌がコソコソと逃げ出して行くような気がします・・・

 ほんの少々ですけど、痛みが逃げて行った様に思います。

 どうかこの儘痛いのがどこか遠くへ行ってほしい・・・

     

  後幾許もなくして、今年も終わりです。この儘の状態で新しい年を迎えるのはいやだなぁ~

 贅沢は言いません・・・せめて足を引き摺らないであるきたい!

  回り道の唄をひも解いてみました。やっぱり弱い人なんです私は。

            

弱さ
一人でいれば心細くなる・・・
襲いかかるストレスにくじけそうになる・・・・
他人の非難や何気ない一言でへこんでしまう・・・・
この先どうなるのだろうと不安で落ち込んでしまう・・・・
どれもみんな”弱さ”と言えばそうですが、
こんなことに平気で耐えられる人間なんていません。
自分の”弱さ”と折り合いをつけながら、みんな何とか耐えているのです。

弱いのだと責めてはいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 


 風が冷たい・・・

2009-12-07 23:34:02 | Weblog

  

             

   クリスマスは私に関係ない・・・とは言っていられなくなりました。

 孫が「図書券でいいよ・・・」ですって。

 結局甘く見られている「ジィジ」と「バァバ」です。

 それでも、自分の母親が腰の手術をしていて、その苦しさを目の当たりにしているせいか、私の足の事をも心配して、「イタイのイタイの飛んでいけ・・・」と呪文を唱えながらモミジの手で撫でてくれます。

 自分でかけた呪文の効き目は有りませんでしたが、孫のかけた呪文には少々ですが効きめがあるのが・・・不思議。

 今年も残り少なくなってきました。

 「神様、お願いこの痛さを遠くの海へ持っていって捨てて下さい」

 まだ、しなければいけないことが、いっぱいあります。

 今夜もまた夜中に目が覚めるのかな~~

 

 

 

 

 

 

 


師走です

2009-12-03 18:43:12 | Weblog

      

  カニサボテンが満開です。

  否応なしに、師走。

 年々歳々一年の過ぎるのが早く今年も、残り僅かです。

 体はどんどん老化していきます。骨だけが元気と言う訳ないですよね・・・

 痛い痛い原因はそこなんです。

 病院の先生曰く「何か衝撃を与えましたか?転びましたか?」

 どちらも、覚えはありません。

 ただ、正座する時足が痛く座椅子を使うようになりました。これがふた月前くらいからでしょうか・・・
 で、どうしようもなく痛み出したのが、ひと月くらい前からです。

 そこで、「我慢は美徳ではない」といわれました。

 が、言い訳ではありませんが、家庭の主婦が、重いものも持たず、何もせずに、いられる訳がない(心の中だけで反論)

 レントゲン・MRIの結果”内側半月板損傷・変形性膝関節症”との事でした。

 半月板にはひびが入り、端っこのほうが欠けているとの事。

早速水を抜きブロック注射をしました。「これで治らなければ手術をします・・・」

 なるべく、私の顔を見ないようにして、簡単におっしゃる。

 当分の間、無理をしない・正座もしない・重いものを持ち上げない・・・

 ブロック注射が効いているのでしょう、痛みがいくらか和らいできました。