あなた
1月も終わりです。
今年はお花を小さくしました。可愛い器と湯冷ましをつかいました。
それにコサボ（小さなサボイテンを勝手にそう呼んでいます）
コサボは花を咲かせること忘れたみたい…だから、わたしが咲かせてあげました。
何とも言えず可愛い…
今日はどんよりとしていて、泣こうか？泣くまいか？迷っているような…わたしみたいな…な天気！
そんなにしながら、静かに暮れていきます。そして、一歩近づいていくのです…
眠れぬ夜には慣れっこだけど…それが続くと切ないものがあります。あなたに判るでしょうか？
どんなに待っていても？帰っては来ない…と気持ちの上ではわかってます。
でも、もういい加減眼ををさましたら…って言っても！みたくなる。
あなたの居ない二度目の1月が過ぎます。やっぱり早い…が二度目になると、少し冷静に？考える事も
できるようになりました。
幾らか、現実をしっかり捉えられるようにもなり…そんな私が哀れで、愛おしい…
あなた
また、長い夜の始まりです。
あなた
綺麗でしょう…
絵蝋燭です。（和蝋燭かな？）点すと特に変わりはないけど、灯りが柔らかくじ～っと見ていると
「幽玄」の世界に誘われ…またまた夢の世界へ…
夢の世界はいいなぁ…どんどん無限に広がって、いつの間にか平安の人になっている。
この世界に居る時だけは、この世の事は忘れて、いっぱい、いっぱい夢を貪って、楽しんでいる…
夢の世界だけが、自分の世界って…一寸淋しくもあるけど…
その世界の中で私は、杖を持たずハイヒールで闊歩してる… あぁ～これもまた夢。
あなた
誰の手も借りず自力で、シャンとして歩きたい…
夢が夢でなく…現実になるよう…リハビリに専念して…
病気には負けない…ガ ン バ ル…
あなた
久しぶりに、お釜をかけました。
お茶菓子は梅の練り菓子…あなたすきだったよね
あなたが、其方へ行ってから初めて…着物も着てみました。
たった一人でも、お釜の前に座ると気持ちがシャキっとして、あなたの写真が
笑っていたよ…
でも、この埋めようもない心の淋しさ…誰に縋るわけには？いかないよね…
ラジオから、流れてる唄は居なくなった人を偲び…切なさをいっそう掻き立ててます。
ふと、外をみると…春の陽ざしのように眩しくキラキラ輝いている。
車庫の屋根と庭が平らになって…雪の山です。
雪の多い事もさることながら、せっせと始末して居た人がいないとは？このような事なのでしょう
たった一人でのお茶…苦い…でも美味しい…よ。
「あなたもう一服いかが…」
あなた
お正月も済みました。
あなたの所にも、小さな門松を置きましたよ、可愛いでしょう…
リコがお重にいろいろ詰め、あなたにも小さなお重でした、もう、済みましたね。
今日は、キラキラと眩しい日で、心持ち春の陽ざしで嬉しかった。
昨日車庫の屋根の雪下ろしをして貰い私まで軽くなったように…すっきりしました。
きっと春の目覚めも、間もなくのことでしょうね…
あなた
また、眠れぬ夜が続きます。
昨日と今日の交差点がすぎ、昨日でも今日でもない時間のなかで、ただ色々思い廻らし…
辛く長い夜に弄ばれています…かなしいよ…
惜しい命ではないけど、あまり無様な格好での「さよなら」は淋しすぎる…
そうならない様に努力している、つもり…
今夜もまた、長い夜がわたしを苦しめる…
あなた
この茶筒！可愛いでしょう…頂いたの…
金平糖でも入れておきたい…感じ。
少し小さめの急須と並べてみました。いいね～。
昨日は大荒れで心細かった、今日も吹雪いていたけど、リコたちが雪かきしてくれたので
あり難かったよ…
あなた
淋しいけど…わたしは本当に倖せだとおもいます。
返事が来ない手紙でも…きっと読んでくれて居ることを信じて書いています。
今夜は楽しい事いっぱいありました。
外を見ると雪がチラチラ舞ってます。
明日もまた、雪かきかな？…
あなた、風邪が流行っています。気を付けて…おやすみ…
あなた
今日とってもいい事あったよ…
バス停でバスを待っている間に虹を見たの3:40分くらいかな？
寒くてブルブルしていたけど…そんなの吹っ飛んでしまった。
（この写真は違うよ）
一緒に待ってた方に「あれ虹ですよね？」って言ったら「アラ、今頃の虹…」って
喜んでいた…
たったそれだけのことですが…嬉しかった。
あの、虹の橋を渡ったら…あなたに逢えるかも…って思ったら…
泪が出てきちゃった…
メソメソしてる訳じゃないけど…じ～っと虹を見てたら、その向こうにあなたの面影を
見てしまった…
今夜もまた寒い…
何も繋がりのない…夢の世界…
あなた
「kei」ってどうして現実を確り見極められないのでしょう？
そんな自分が情けなく…“もうやめた～”って止める事出来るのだったら
止めてしまいたい～そんな気持ちだけど やっぱりだめよね…
今日はすごく寒い…まるで流氷がギシギシとぶつかり合いながら押し寄せてくるみたい…
そんなことないね、だってまだお正月中だもね…
風邪は治った筈…でも身体の中を寒い北風がビュ～ビュ～って吹き抜けていく…
寒い…
逢いたいなぁ～
あなた
”七草なずな とうどの鳥が 日本の国に渡らぬうちに トントンパタリ トンパタリ…と
今日は七草…あなたの居ない二度目の七草の日です。
お正月で疲れた胃に優しいと、喜んでたべていた…あの姿が…やっぱり恋しい。
でも今日は嬉しい事があったよ…あなた見てた？
若い人の涙なら許せても…老いさらばえた…泪は？やっぱりいただけないよね…
友人と二人で食べた七草粥おいしかった。あなたにもあげたけど…
あまり食欲がないみたいだったね。
まぁ食べたくないときもあるよね。
あなた今日は嬉しさと懐かしさ！！そしてあなたの前でいっぱい、いっぱい話をした…
心の傷が少し？癒されたような気がします。
あなた
お正月三が日が穏やかで良い天気でした。この後が「怖いね」…と
言っていたのが、当たって、昨日はひどい吹雪…でもその中病院には行って来ました。
今日は又良い天気で庭の雪がお陽様に反射してキラキラ眩しい…
そして寒い…その筈です今日は”小寒”とにかく寒い…
あなたの所でも小寒ってあるの？
リコが毎日電話くれるよ…あの娘も頑張っている…
みんな夫々明日を見つめながら、きっと良い事あるって一生懸命生きて居る。
そんな姿を見るとき「わたしってだめだなぁ～死んでるな」って思う。
あなた、それでもまだ生き続けるのでしょうか？
今夜は寒い…おやすみ・・・
あなた
新しい年を迎えました…「新年おめでとう…」
リコたち、先ほど帰りましたよ。
大晦日から今日まで泊まって、気になっていた細々したところをお掃除してくれ本当に援かった。
おたふく風邪は良くなりましたが、身体がなんとなくカッタルく…やはり寄る年波には
勝てませんね～…
あなた
この何日間…は楽しかった。みんなリコがしてくれ嬉しかった。
あなたも嬉しかったでしょう…何だか泪がでたよ…
今年もまた、グチグチとあなたに愚痴を言うことでしょうが…あまり気にしないでね。
今夜はもう遅いから…またね。明日は病院です。
