『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

秋日和の素晴らしい天気です

2018-09-29 14:07:36 | Weblog

         
                        2018-9-28-矢車草   

   
   あなた

 矢車草がまだ咲いてます

 風に逆らわず

 ユラユラ揺れてます

 とっても可愛い…

 

 秋

 真っただ中

 カーテン越しの陽が

 眩しい…

 

 嵐の前の静けさと言うのでしょうか…

 台風がくると言ってるわりには

 秋日和の素晴らしい天気

 

 あなたがいたら

 こんな日は山へ出かけたことでしょう

 何処へも行けないわたしは

 何度も引っ張り出す写真の整理

 でも

 やっぱり捨てられない

 そして

 楽しかった思い出に

 ドップリ浸っています

 秋の日にぴったりな

 一枚の写真…

 どうしたらいいのかなぁ…

 

 『行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

 よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。』

 「鴨長明」方丈記冒頭部分です

 今日のこの日も再び廻ってはこない

 淋しい~~…ね

 

 一歩前に進めず悔いる事ばかり…

 でも

 明日はきっとくる

 淋しいなんて言わないで

 今日の日を大事に

 生きるね~~…

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

                     

 

                 


吾亦紅が「吾も紅なり」って言いながら 咲いてきました

2018-09-27 15:18:12 | Weblog

                
                                       2018-9-27-吾亦紅

    あなた 

 吾亦紅が「吾も紅なり」って言いながら

 咲いてきました

 ボンボリンの様な花が可愛い…

 

 お陽さんは出ていないけど

 穏やかな日です

 

 久しぶりに清少納言を繙きました

 秋は夕暮れ。

 夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏(からす)の、寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ

 つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。


 まいて、雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。


 日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。

 ストンと落ちる秋の夕陽

 平安の時代も今も秋はかわらず

 清少納言も秋の侘しさが身に沁みた事でしょう

 

 わたしはガランとした二階でひとり

 あれやこれやと

 物思いに耽る

 

 あなたが使っていた部屋

 机代わりにしていたテーブルの前に座り

 ぐ~っと寂しさを噛みしめる

 

 あれもこれも処分

 何もない部屋の淋しさ

 でもこの部屋が好き

 独り言を言っても話かけても

 返事はないけど~~…

 それでも好き

 

 淋しいなぁ…

 

 

 

 

 


 秋の淋しさがいやが上にもまして…

2018-09-26 14:12:47 | Weblog

                                  2018-9-25 露草

   あなた

 露草は元気です

 幾度も咲いてくれます

 葉は大きいけれど花は小さい

 ヒッソリと咲いてます

 

 秋の淋しさがいやが上にも

 まして…

 あなたの前で

 グチグチと独り言

 

 思いがけない事がいっぱい…

 次々とおこります

 

 断捨離

 リコたちにもお世話になりました

 その分

 随分と物がなくなり

 さみしいくらいガランとしてます

 ふたつきかかったかな…

 その間

 アチコチと具合悪くなって

 何度も病院通い…

 寄る年波には勝てません

 

 思いきるとは随分勇気がいります

 でも

 どうしても

 通らないといけないのです

 

 悲しい事もいっぱい…

 でも

 楽しいことを見つけて

 ひとり頑張っています

 

 秋の天気は変わりやすく

 陽が翳って昏くなって来ました

 

 さぁもう少し頑張ろう…

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 
                  

 


ピンクの親知らず子知らずの花が素敵です

2018-09-23 14:59:33 | Weblog

                                               2018-9-23-親知らず子知らず  

   あなた  

 ホッコリと暖かい初秋の午後

 親知らず子知らずの花が静かに

 咲いている

 

 淋しいと言ったら

 贅沢ですよね…    

 

 長月の昨夜

 久しぶりに窓越しにお月さんを見ました

 凛として冷たく

 身も心も洗われる感じ

 そんな月をじ~っと見ていると

 吸い込まれそう

 そう

 十五夜ですもね…

 とっても綺麗なお月さん

 そう思っても外に出る勇気はない

 こんな時やっぱり

 一人なんだなぁって淋しくなってしまう~~…

 

 ね~~

 お願いだから返事をして…

 わたし決して驚かないから…

 

 一人はわたしだけではない

 あの人もこの人も…

 いっぱい…います

 みんな泣き言も言わず

 耐えてます

 わたしも

 頑張る…ね

 

 

 

 

 

 

         


シュウメイギクが綺麗に咲いてます

2018-09-22 16:21:31 | Weblog

                                      2018-9-22-シュウメイギク

        あなた                              

 今日は陽も射さず鈍い秋模様…

 何となく重い感じの日…

 

 淋しい…秋

 淋しさに誘われ庭に出てみる

 僅かに残ったコスモスが2・3本

 可憐に咲いている

 シュウメイギクが満開

 台風にもめげずガンバッテ…咲いている

 吾亦紅がまだ咲ききらず

 小さなボンボリン

 

 昼と夜の狭間

 薄暗く

 秋の淋しさが身に沁みる

 

 また

 長い夜とのお付き合い

 わたしは

 負けないから~~…

 

 ひょっこり友達が顔を見せてくれる

 とっても嬉しかった

 人恋しい秋の午後…

 

 やっぱり夕暮れは物悲しく

 やだなぁ…

 

 わたしは邪魔にならないように…

 ヒッソリとただヒッソリと

 いのち続く限り

 生きていきます

 

 明日が良い日であること

 いのりつつ~~…

 

 

 

 

 

                      


 庭の花もすっかり秋色になりました

2018-09-19 12:54:39 | Weblog

          
                                 2018-9-18-キク

   あなた

 庭の花もすっかり秋色になりました

 

 陽もストンと落ち

 寒さがヒタヒタと

 押し寄せてくる

 

 秋の淋しさが身に沁み

 思いは雪の世界まで

 飛んで行く

 

 過ぎ行く日々

 堪らなく愛しい

 再び同じ日には巡り合うことなく

 日を重ねていく

 

 夜中に

 ふと目覚める

 まだこんな時間、幾らも寝ていない

 栓もない堂々巡りが

 頭の中をかけめぐり

 「どうかもう少し眠らせて…」って

 モゴモゴと声にならない声で

 呟いている

 

 虚しさだけが苦く重く腰を据え

 あぁまた眠れない…

 こんな日の繰り返し

 これは生きている限り

 続く事なんでしょう…

 

 でも、わたしは元気

 決して負けないから~~…

 

 枕元のラジオを聞きながら

 いつとはなしに

 眠ったようです

 朝5時

 掛け声をかけながら布団を

 離れ今日の始まり~~…

 

 秋の陽射しが眩しい…

 

 

 

 

  

 


 静かで穏やかな初秋の日です

2018-09-15 10:44:03 | Weblog

            

     あなた

 何事もなかったような

 静かで穏やかな

 初秋の日です

 

 今日はあなたの

 お誕生日ですね

 眼の前に居ないひと…

 あなたの前で

 グチグチと独り言を言ってます

 決してお祝いではない

 

 惜しくない命と言いながら

 昨日も病院へ行って来ました

 何なのだろう~~…

 せめて子供たちに迷惑かけないで

 ただ

 ヒッソリと終わりたいものです 

 そして

 終わるその日まで元気な

 わたしでいたい

 

 秋の日は

 鈍いろで淋しさを誘う

 そんななか

 答えの出ない

 あれこれを考え…

 疲れて

 泣きだしたい!気分

 

 さぁ

 元気出して~~

 悩みのない顔で…

 

 

 

 

 

 

 

 


 初秋のホッコリした日です

2018-09-14 11:41:50 | Weblog

 

 

       あなた   

 初秋のホッコリした日です

 

 電気も水も当たり前のように使っていました

 もう暗闇は厭…

 ほんの少々の節電かもしれない!

 でも、わたしにとっては

 これ以上は出来ないくらいの節電

 水もしかり…

 

 長月の夜

 少し暗めの電気のもとで

 「どうか今夜も何事もおこりませんように」って

 祈っているわたし~~

 

 昨日は久しぶりに友達から電話があり

 嬉しかった…

 

 キリットした初秋の冷気

 身も心も洗われるように

 全てが美しい…

 庭の木々までシャンとしている

 

 長い冬がくる…

 でも

 現実をむかえるまで考えないようにしてる

 

 これからのわたし…

 どう生きていけばいいのかな!

 そんな事思ったら…

 辛い…よ

 

 

 

 

 

  


色んな事があった三日間!でした

2018-09-09 15:59:37 | Weblog

             
                                  2018-9-  コスモス   

    あなた 

 コスモスいい時に写しました

 この日のよる〈9月5日)

 台風で無残にも根こそぎ倒れてしまいました

 

 そして6日

 あの大地震です

 朝の3時半ころ停電

 リコがすぐ電話をくれました

 懐中電灯をつけ

 ただひたすら朝を待つばかり

 午後

 暗闇に一人おけないと迎えに来てくれました

 取りあえず灯りの類をもち行きましたが

 あの娘たちの所は早くに電気がつき

 本当に良かったです

 

 が、ここのご近所は8日まで停電だったとの事で

 大変だったようです

 わたしはお蔭様でリコの明るい所で

 倖せでした

 

 今日帰ってきて冷蔵庫を覗き…

 思っていた通りです

 全部捨てました

 リコ曰く

 「避難所生活の人たちを思ったら

 この程度でよかった~~」って

 その通りです

 電気の有り難たさが

 身に沁みました

 

 淋しいなんて贅沢を言いません

 今夜も暗闇でなく明るい夜を過ごせます

 

 あなた

 僅かな間に色んな事ありましたが 

 わたしは元気です

 

 

 

 

 
         


 初秋の穏やかな天気です

2018-09-02 15:34:16 | Weblog

               
                                 2018-9-1-初雪草

   あなた

 初秋の穏やかな天気です

 初雪草が綺麗…

 久しぶりの天気に花たちも喜んでます

 

 昨日本と写真を広げた二階

 リコたち手伝ってくれました

 何時も困ったとき

 そ~っと手をかしてくれる

 二階が広くなりました

 一人でできなかったことも

 三人の力は大きい

 倖せと思います

 

 気持ちの良い日です

 窓を全開

 レースカーテンが静かに揺れてます

 

 今日はあなたの月命日

 静かです

 嬉しいこといっぱい…

 ありました

 

 長月の二日

 こんな穏やかな日の午後

 ゆっくり流れる時に

 身を預け

 あなたと過ごした昔の日々を

 思い出しています

 厭なことは忘れせめて今日一日

 良い日であってくれと…

 祈ってます