『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

風が冷たい・・・

2010-11-28 22:26:15 | Weblog

    

 カニサボテンが見事に咲きだしました。この花が咲き出すと、もう今年もわずかです。

 初冬の風は冷たく心の中まで凍ってしまいそう・・・

 何だかとっても淋しい・・・背伸びしない事にしている筈なのに、こころとは裏腹に口からでる言葉が

 きっと人を傷つけていろんでしょう・・・

 突き刺さった小さな棘がなかなか抜けず泣きたいくらい”いたい・・・”

 どんなに小さな棘でも一度刺さったら、妙にしつこく纏わりついて何時までも悩んでしまう・・・

 こんなの・・・いやっ・・・さぁ今夜だけで明日からは何時もの”わたし”で頑張ろう・・・

        

 

自分
誇れる才能もなく、自慢できる体力や容姿もなく、
人をうならせる特技も持たない。
地味で目立つこともなく、
ごく普通にしか生きられない・・・・・・
だが、世間に迷惑をかけることはなく生きてきた。
それで十分。いいではないか。
別れ
きのう会った人とは、きょう別れなければならない。
いつまでも引き留めておきたいが、そうもいかないだろう。
「きのう」と「きょう」のあいだは一日とは限らない。
一週間になるか、一ヶ月になるか、数年、数十年になるか・・・・・
”会う”というのは
”別れる”筋書きの、ほんの一部である

 

  回り道の唄から・・・私はこの唄を詠んでいるとき一番心靜になれ・・・もし心の中が見えたとしたら、

  きっと白く綺麗だと思う・・・

 きれいな


  勘違い?

2010-11-14 11:20:20 | Weblog

           

 何を勘違いしたのでしょう?エゾムラサキツツジが寒さの中咲いています。

 重い雲が低く垂れ晩秋の冷たい風が容赦なく木の葉をとばしている・・・寒々とした光景。

 さすがの庭の主も”ブルブルッ”カエル君も傷んだ体を愛おしそうに労わっています。

 晩秋と、黄昏どきの自分が重なって切ない気持ち・・・だから「秋」が嫌なんです・・・

 ちょっとした言葉にでも変に反応してしまう自分がいやっ・・・

 心が、ささくれだっていて前向きになれず、グズグズとな~にもせずに文句ばっかり言って・・・

 そんな自分が一番きらい・・・

 さむい!

筋書き
そうか、なるほど、こんな筋書きになっていたのか、と
年を重ねるたびに少しずつ自分の人生の輪郭が見えてくる。
筋書きはドラマの進行とともに明らかになるということ・・・・
この先、心配しなくても筋書きはちゃんとできているようだ。

 

励まし
錦秋を誇った山々の紅葉が
まるでシャワーのように猛烈な勢いで散り始めている。
一本の木が落とす落葉の量は半端ではない。
それらがみな木々の養分となって、来年の芽吹きを支える。
冬支度を急ぐ彼らに背中を押されながら、

「お前もがんばれ」と励まされている。

            回り道の唄から・・・

                            

 

                                

 

 

 

  


・・・

2010-11-12 11:06:42 | Weblog

     
          紅紫檀                      菊

 ようやく雨があがったようです。

でもまだ重い雲が空いっぱいに広がり、お日さまが顔を出したくても出せないでいます。

 この雨で庭の木の葉は殆ど落ちてしまい、ベタッと道路にくっつき竹箒では到底むり・・・

ササラのような箒でようやくかき集めます。私は足が痛いので”フフッ”夫が朝に夕に拾い集めています。

 「濡れ落ち葉」と言いますが・・・本当にくっついたらなかなかとれない。嫌なものです。

紅紫檀が真っ赤で綺麗・・・

白菊が楚々と咲いています・・・

            

 ついこの間まで見事な紅葉の枝垂れモミジだったのに、ただいまは見る影もなく・・・淋しい姿に・・・

 写真を撮るには忍びない。その分ホトトギスは意外に元気です。

 

 

 

 

 

 

 


冷たいあめ

2010-11-09 19:46:54 | Weblog

 

       

 冷たいあめが降り続いた後の庭・・・寒々としています。

 折角一生懸命咲いていた菊の花の無残な姿・・・支えていた筈なのに。

 11月になってから次々と思いがけないことばかりで、パソコンに向うことも儘ならず・・・

  重い雲の狭間からは雨が降り続く・・・

 でも、植物は決して弱音を吐かない・・・勁い・・・靡きそうで靡かない・・・最後まで自分を主張してい  

 る。

 「すごいなぁ」

 「kei・ガンバ ・・・」なんて私はよわいのでしょう・・・

 み吉野の 山の秋風小夜ふけて ふる里寒く 衣うつなり

                                     参議雅経

 

 

 

 

 


霜降り月

2010-11-01 21:29:50 | Weblog
                 
   
 霜月になりました。
朝から冷たい雨が降ってます.
 一雨ごとに秋が深まっていきます。

 枯れ葉が風に誘われクルクルっと舞い上がっては散りカサコソと走りながら道端に蹲る。
やがて一陣の風に煽られ今度は絨毯を敷き詰めたように、赤や黄色の世界に早や変わりです。
その様子を飽かず眺めていると葉の一枚々に哀愁が漂いなんとも遣る瀬無い気持ち…

 例年の光景ですが、昨年とはまた一味違う侘びしさが…
 
あと何度見れるのでしょうか?…

 この霜月は忙しさが待っている。
あまり考えないようにしよう…