『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 山のなかを、歩いた…枯れ枝を拾いそれを手にひっぱってくれたあなた…

2015-03-28 16:40:06 | Weblog

                            

   あなた

 陽射しは春…

 風は肌に刺さる冷たさ…これは、わたしだけが感じるのかな? 

 

 午後陽射しが強くなり風もなく、これぞ春…。

 

 眩しい…

 

 こんな眩しい日でも、あなたは目覚めない…

 

 蕗の董はとっくに大きくなったろうに…

 

 山のなかを、歩いた…枯れ枝を拾いそれを手にひっぱってくれたあなた…

 再びあの山に行くことはない。

 こんなに良い日よりなのに…

 

 我が家の庭…

 クロッカスと福寿草が春を謳歌する日中…

 夕方陽が翳ると固く花びらを閉じて…

 明日晴れるとまた咲いて… 素晴らしい庭…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「惜しくない命」と言いながらの通院…複雑な気持ち…

2015-03-27 16:20:32 | Weblog

               

  あなた

 薄日ですが、お陽さんはでています。

 風が冷たい…

 「クリスマスローズ」冷たい風にもめげず蕾が随分膨らみました。

 暖かい日を花たちは待っています。

 

 カッタン、長~い「トンネル」からようやく抜け掛かって…

 何かを気づいた様で、瞳がキラキラ輝いて…

 誰の手もかりず、自力でよく頑張ったと思うよ…

 「ジィジ」の力もすこ~しあるかもね?

 間もなく何時ものあの子になると思います。

 正直言ってバァバも嬉しい…

 

 病院へ行って来ました。

 「惜しくない命」と言いながらの通院…複雑な気持ち…

 言い訳を並べたら!書ききれないものがいっぱい…

 

 冷たい風ですが、春になりました。

 

 暮れ泥む空の色…

 「や~まのお寺の鐘がなる~」 そんな時間になりました。

 じゃ~~ね。

 

  

 

 

 

 

 

 


あの子はあれで思春期の真っただ中、何かに躓き…悩み藻掻き苦しんでいるのでは…

2015-03-26 16:49:47 | Weblog

                    
                    

   あなた

 お陽さんは出ていますが、吹くともなしに頬を撫でる風が冷たい。

 白のクロッカスが楚々として咲いています。

 まだ芽が生え揃わない…

 花畑がガランとして、妙に広く感じる。

 そこにポツンと…少々淋しげに…咲いて。

 「早く仲間が出て来ないかなぁ…」って待っている様子。

 

 午後陽射しが強くなり冷たい風は何処かへ行っちゃって…

 ようやく「麗らかな春」です。

 再び巡り合えた喜び…。

 

 ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける  紀 貫之

 ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ  紀 友則

 麗らかな陽気に誘われ…

 この様な和歌が頭を過ぎります。

 

 ただ、ボンヤリとカーテン越しに庭を眺めていると、 ふと、カッタンの事思い…

 あの子はあれで思春期の真っただ中、何かに躓き…悩み、藻掻き苦しんで…いるのでは、

 なかろうか?

 平静を装っていても…まだ14歳…そんなふうに思うと急に可哀想になって…

 あなた

 カッタンを見護ってね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「今日も終わったよ」って 名残惜しげに夜の帳をおろして…

2015-03-25 17:56:36 | Weblog

       あなた

 陽は射していますが、風が身に刺さる様に冷たい。

 家の中の「カランコエ」だけは咲いていますが、折角芽をだした庭の花たちは固く閉じたまま…  

 日脚が長くなったとは言えこの時間になると、辺りは暮色に包まれ「今日も終わったよ」って

 名残惜しげに夜の帳をおろして…

 電気を灯すとより一層…淋しくて。

 雪は消えたのに…春にはなり切れず…

 何かに戸惑って…思い悩んでいるように…切なさがず~っと…尾を引きずって…

 あなた

 今日は色々あって少々疲れたよ…

 じゃ~~また~

 

 

 

 

 


風花とでも言うのでしょう…か!細かな雪がヒラヒラ風に舞っていました…よ。

2015-03-24 13:59:39 | Weblog

                            

   あなた

 今日は寒の戻りでしょうか…

 朝から寒いです。

 見て下さい「水仙」の蕾は固く閉じたまま。

 雪囲いの竹がニョキニョキと現れ寒々とした感じ…

 風花とでも言うのでしょう…か

 粉砂糖のように小さな雪がヒラヒラって舞っていました…よ。

 

 幾山河 こえさりゆかば さびしさのはてなん国ぞ きょうも旅ゆく   若山牧水

 時はいま春になりぬとみ雪ふる遠き山べにかすみたなびく        詠み人知らず

 風まぜに雪は降りつつしかすがに霞たなびき春は来にけり        詠み人知らず

 二首とも詠み人知らずですが、冬から春への移り行く様が今と重なって…

 心に沁みます。

 

 午後お陽さんがチラっと顔を出して…。

 それも束の間…灰色の雲に覆われて…やっぱり寒い。 

 

  あなた

 ひとりだから、風の冷たさが身に沁みるのでしょうね…

 庭の残り雪が淋しさを弥が上にも…まします。

 聞こえては…いないでしょうけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


花芽たちは、小さいまま…頑なに蕾を閉じたまま…

2015-03-23 13:47:56 | Weblog

                             
                             

        あなた

 諦めていた「クロッカス」が、見てみて~…

 小さくヒッソリと、咲きました。

 除草剤を被らなかった?それとも自力で跳ね除けて、出て来た?…

 何れにしても野草って強いなぁ…改めて思い知らされました。

 例年よりはず~っと遅くのクロッカス…

 今日は余り陽もささず、風が冷たいのによく咲いてくれました…

 風が冷たいせいでしょう…

 花芽たちは、小さいまま…頑なに蕾を閉じたままで…

 それでも、「クロッカス」二輪も咲いて…

 何て…いじらしい

 

 『東風吹かば 思い起こせよ 梅の花 主無しとて 春を忘るな』   菅原道真 

 『君が住む 宿の梢を 行く行くも 隠るるまでに かえり見しやは』 菅原道真

 「道真と言う人は、一言も弁解せずに左遷されてしまいました。

 漢詩を詠んだり、ある時は近くにある「天拝山(てんぱいざん)」に身を清めて登り、自分の無罪と

 国家の安泰を天に祈ったとも言われ、この時に神様から「天満大自在天」の称号を得たとも

 言われています。」

 

 風が冷たく、外へもでず結局は例の如くストーブを背に、古の本を繙いています。

 寒の戻りでしょうか…

 春の風は一入…寒く身に沁みます。…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ホロホロと零れるような、お陽さんが眩しい。

2015-03-22 13:31:06 | Weblog

                

   あなた

 前の庭の真ん中です。

 僅かばかりの残り雪…

 再び会えるといいね…きっと会えるね…

 わたしは、「旅」の途中のはず…寄り道し過ぎた様…

 それでも、色々と知らなかったことも!経験したし、もし一人でなかったら…

 何も判らないままで、結界の向こう側へ行ったことでしょう…

 知らなかったほうが、良かったと思うことも多々あるけど…

 

 午後の陽が暖かい春を炙り花芽が一段と大きくなったみたい…。

 春の柔らかさが風景すべてを包み、ホロホロと零れるような、お陽さんが眩しい。

 あなた

 ユウが来て、しばしあなたの写真を見てたよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一挙に雪が融けて、「クリスマスローズ」が出てきました。

2015-03-21 18:26:34 | Weblog

                  
        クリスマスローズ 雪の中でもこんなに大きくなって、春を待っていました…

   あなた

 暖かい日でした。

 折れかかっていた心も、元気をもらい動く事ができて…嬉しい…

 窓を開けてのお掃除…、春の空気を思いっ切りいただきました。

 

 彼岸のお中日なのに…

 何も出来なくてごめんなさい。

 一挙に雪が融けて「クリスマスローズ」が出てきました。

 葉っぱは、まだシャキッとしていませんが、根のほうに蕾がチョコンとみえて…

 再び春に出会えた倖せ… 

 あなたも眼を覚まさないかしら…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いくつかの事柄?が重なり…眠れない夜の長さで、頭がキ~ンって泣いている。

2015-03-20 11:48:41 | Weblog

                          
                          

   あなた

 ボケ写真ですが、間違いなく我が家の「福寿草」です。

 塀の際にヒッソリと咲いています。

 あの重い雪の中で春を待って…可愛く咲きました。

 ”つよいなぁ”

 わたしも、斯くありたい…って…

 毎日々齢を重ね…

 だんだん、頭が壊れていくような…

 もの忘れが……激しく…

 それが嵩じて…認知症…

 嫌です…

 今日は頭が重い…

 いくつかの事柄?が重なり…眠れない夜の長さで、頭がキ~ンって泣いている。

  「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ   俵真智

 「クロッカスが咲きました」という書きだしでふいに手紙を書きたくなりぬ   俵真智

 散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる   俵真智

 俵真智さんの和歌の中でも、この三首が好き…

 優しくゆったりした感性…

 大好き…

 

  

 

 

 

 

 


再び巡り合えたこの季節…倖せ…。

2015-03-19 16:16:49 | Weblog

                            
                           

  あなた

 小さな小さな、花芽…どんな花が出てくるのでしょう…

 見ていて”ワクワク”します。

 花友達の彼女も見に来て「アッ早い!白根葵が出てる」って我がことの様に喜んで…

 やっぱり「春」みんなが待っていた「春」。

 風が仄かに暖かい…

 残雪が、名残惜しげに”ポタポタ”と土に消えていく…

 再び巡り合えたこの季節…倖せ…。

 一日いち日 が本当にうれしい …