『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

薄雲に覆われて、泣き出したいような空。降るに降られず空気が重い。

2015-07-31 15:11:28 | Weblog

                              
                                         2015-7-23-頂いた花名前判りません

    あなた

 今日は変なお天気。

 薄雲に覆われて、泣き出したいような空。

 降るに降られず風だけが強い。

 風鈴が大喜び…「チリンチリン」とその、はしゃぎようはすごい。

 やがて雨になるのでしょうけど、今は蒸し暑い。

 外に出てみるとそれなりに、風が心地よいけど、空気が重い。

 

 文月も終わり。

 あなた

 こうして、あなたに手紙を書いていると、

 「よくぞここまで、生きて来られた」ってつくづく思うよ。

 あの頃の、”わたし”何だったのだろうか?

 当時の一年近い月日が欠けていて、思い出そうとしたら苦しくなって

 しまい、だから、触れずに飛び超えて…

 ただ、流れるが儘に刻をすごし、あなたの前でブツブツと独り言を

 言って過ごしたわたし。

 悔いはいっぱいあるよ…ああもすれば!こうもすれば!って…ね

 思い出すと「自分が可哀想で、よく頑張ったね」って愛おしく、

 また、堪らない気持ちに苛まれる。

 これも生きている「証」ですもね。

 

 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

 よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたる

 ためしなし。世中にある、人と栖(すみか)と、又かくのごとし。
              鴨長明   「方丈記」より

 ものの、哀れ、

 何事があろうと、流れは留まらない。

 

 あなた

 文月も今日でお終い。

 あなたの前でまた、ブツブツ独り言を言いながら、良い日を過ごす

 こと出来ました。

 今はただ、一日一日を無事過ごせたことに「感謝です。」

 

 

 

  

 

 

       


きょうも一日感謝で生きること出来ました。

2015-07-30 17:26:19 | Weblog

                  
                           2015-7-29-山菜の王様と言われる「シオデ」

   あなた

 雨がパラパラと落ちて、それ以上になれず、蒸してます。

 ひと雨降ったら、蒸し暑さも落ち着くのでしょうけど…

 

 御年90歳。

 遊びにいらっしゃいました。

 わたしの、行く道と胆に銘じた事いっぱい…。

 リコが「可愛いおばぁちゃんになって…」何時も言う。

 その言葉と相まって…

 沁みじみ、考えさせられ…少々疲れちゃって…

 生きるって、どうあるべきなのでしょうね…

 わたしは、何事もパッパッと出来なくなってしまい、

 我ながら情けないと思っているのに、90歳のおばぁちゃまが

 生垣の剪定が思う様に出来ないと、嘆いている。

 あなた

 こんな生き方もあるのです。

 わたしは到底真似は出来ない。

 きょうも一日感謝で生きること出来ました。

 夕方になっての風が気持ちいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     


蒸し暑いのですが家に入ってくる風は冷たさが混じってチョッピリ寒く感じます。

2015-07-29 14:01:27 | Weblog

                                       2015-7-29-コスモスを掻き分け、ようやく出てきた我が家の「タヌ」くん      

   あなた

 長いあいだ、ほっといたので、少々ご機嫌悪い「タヌ」です。

 「コスモス」にスッポリ隠れて見えなくなっていた「タヌ」

 丈が伸びた花を掻き分け、ようやく、現れた「タヌ」くん。

 心なしか”瘠せて顔色も悪い”

 ”タヌ”ごめん草むしりで精いっぱい…きみにまで手が回らなかった。

 「ウンウン」と肯く、聞き分けの良いタヌです。

 

 きょうはカンカン照りじゃない。

 蒸し暑いのですが家に入ってくる風は冷たさが混じって

 チョッピリ寒く感じます。

 風鈴はここぞとばかりに、煩いほど喚きたてて…。

 7月も終わり。

 秋風に時が移ろいで行くような匂いが…。

 また一つ季節を超すこと!できるのでしょうか…

 

 『愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに』

『なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き』

          俵真智さん 「サラダ記念日」より。

 薄雲が空いっぱいに広がって… 

 雨がくるのかも…ね

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
                               


小さい鉢植えの花「源平カズラ」初めて大きくしました。あなた見て見て…

2015-07-28 15:25:31 | Weblog

                  
                           2015-7-23-「源平カズラ」まだ咲いてます。

  あなた

 咲くまでに随分長い時間が、かかった「源平カズラ」。

 ゆうに、ひと月以上は、咲いてます。

 今にして思えば「よくぞ捨てないで!養った…」です。

 途中で何度捨てようと、思ったことか。

 花友達でさえ、「もう駄目」って言ったんだから…

 お願い咲いてって…言う執念が通じ、咲いてくれた…

 近くの花屋さんに何度も通って尋ねました。

 「アッまた来た」って思われたことでしょう「フフッフ」

 わたしが、手をかけた、初めての花「源平カズラ」。

 どう見ても「素晴らしい…」

 「あなた大きい声で褒めてよ…」

 

 きょうも、暑くなるとラジオで言ってます。

 うん、蒸し暑い…

 窓を全開したので、風は秋を思わせる。

 風鈴が煩く、はずそうかと思うくらい。

 

 曇って見える空模様。

 風がヒンヤリと肌に

 あまり暑くならないうちに、花畑の草毟りを少々。

 むしれど毟れど、ドンドン勢いよく大きくなる雑草。

 「あなた厭だよ…」

 「新兵器」は、物置の中に入ったまま。

 

 今日の日も半分過ぎました。

 身体を、ゴロンゴロンしている。

 疲れたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 


 風も生暖かいけど、まぁ!風が動くのでその分、心地よし。

2015-07-27 14:00:29 | Weblog

                             
                                2015-7-23-「蘭」の原種と思います。海老茶色の花です

  あなた

 今日も暑くなりそうです。

 掃除が終わったら、もう汗だくです。

 窓は全開、風もあるようで、風鈴が時どき”けたたましく”なり騒いで

 いてその音色さえ、煩く「少しなりすぎじゃない?」って、

 八つ当たり。

 所詮は風鈴、知らん顔で風に流されて…響いてる。

  風も生暖かいけど、まぁ!風が動くのでその分、心地よし。

 蒸し暑さで身体が重い。

 庭の木の葉も面倒くさそうに、身体を揺すって…

 「本当は暑いから厭なんだよネ」って傍のタヌに囁いている様です…

 この暑さだって何時まで続くものやら…

 

 『よそにのみ見てややみなむ葛城(かづらき)や

       高間の山の嶺のしら雲』 《作者無名》とありました。

 『』片糸をこなたかなたによりかけて

       あはずは何を玉の緒にせむ

 あなた

 陽が翳ったり…また晴れたり…

 人の心と同じ

 少し昏くなって来ました。

 「雨がくるのかな?」

 

 

 

 

 

 

         


木の葉がやたらと揺れてる…って思ったら、風は秋…思わず「ブルブルッ~」って

2015-07-26 09:59:04 | Weblog

                   
                           2015-7-22- 名前忘れました。ゴメンナサイ…

   あなた

 ず~っと昔からあった花…何回か聞いていますが…忘れました。

 忘れられているだけでなく、時には邪魔者扱い、歩くたび横に押し付け

 られ…

 それでもじ~っと耐えて咲いてる花。

 切り花にしても、一時間くらい…だからやっぱり、花畑の中…

 でも、この花のお蔭で庭に彩りを添えてくれる。

 ”やっぱり可愛い花です”

 

 きょうも、薄雲が多くはっきりしない天気。

 雨が降っていないようなので、外へ出てみて驚き…

 木の葉がやたらと揺れてる…って思ったら、風は秋…

 肌に冷たく思わず「ブルブルッ~」って

 その冷たさに「あぁやだなぁ…」

 一気に「秋」。

 まだ、お盆が来ないのに早すぎる…

 あなた

 季節はとんでもなく、早く廻っている様です。

 わたしの、足ではついて行けず、眩暈がしそう…

 

 

 

 

 

 


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2015-07-25 19:34:37 | Weblog

                   
                           2015-7-22- 名前忘れました。ゴメンナサイ…

   あなた

 ず~っと昔からあった花…何回か聞いていますが…忘れました。

 忘れられているだけでなく、時には邪魔者扱い、歩く度横に押し付け

 られ…

 それでもじ~っと耐えて咲いてる花。

 切り花にしても、一時間くらい…だからやっぱり、花畑の中…

 でも、この花のお蔭で庭に彩りを添えてくれる。

 ”やっぱり可愛い花です”

 きょうも、薄雲が多くはっきりしない天気。

 雨が降っていないようなので、外へ出てみて驚き…

 


 また、シトシト雨音がして、飛び石を濡らし石がツヤツヤと光っています。

2015-07-25 10:47:20 | Weblog

                        
                             2015-7-23-「ガンコーラン」が咲きだしました。

  あなた

 大事にしていた「ガンコーラン」咲き出しました。

 山でこの花に出合ったら、きっと心ときめかせた事と思います。

 ヒッソリと地べたに這う様に咲いていて、山歩きの人たちを随分と

 慰めたのでしょう…

 

 きょうは大雨じゃないけど、音もなく思い出した様に「シトシト」

 降ってます。

 庭の木の葉に溜まった露が重さに耐えかねて「ブルブルン」って、葉を

 揺らし時どき散らしている姿…が微笑ましい。

 相も変わらず湿度も高い。

 

 あなた

 何処かへ行きたいね…

 わたし一人の行動なんて知れてるから、あなたが居ないと「ダメ」。

 心おきなく、話もしたい~し。

 花畑の草!…眼を瞑りましょう。

 

 また、シトシト雨音がして、飛び石を濡らし石がツヤツヤと光って

 います。

 門の所の「白いコスモス」カラダが細く可憐なので折れんばかりに

 俯き見てる方が辛い。

 「どうか折れずにガンバレ」って…

 雨足が強くなって、風も出てきたようです。

 木の葉が大きく揺れだしてきました。

 

 すごく昏い日です。

 雨音以外全く何も聞こえない。 

 こんなの厭だよ…

 淋しい…よ。

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 


風がないので、庭の木の葉は揺らりともしないけど~緑が眩しい。

2015-07-24 15:08:52 | Weblog

                 
                        2015-7-23-どうしたのでしょう…白だけの「コスモス」

   あなた

 白だけのコスモスです。

 玄関に向かう人に必ず「お帰り」「いらっしゃい」って…

 優しく、にこやかに、迎えてのご挨拶…。

 色んな色がある中で、なぜか清楚な白だけの「かたまり」。

 花言葉=「乙女のまごころ、 愛情、たおやかさ」

 納得の花言葉です。

 今日はお陽さんも出て、暑い日になりました。

 

 洗濯物を外に干せないのが残念。

 あなたはいつも、二階まで運んでくれたけど~。

 わたしは、情けないかな持って上がる事できない。

 

 風がないので、庭の木の葉は揺らりともしない~

 でも、雨上がりの葉っぱは、眩しいくらい美しいみどり…

 

 何の不思議もなく、昨日から今日そして、明日へと繋がれていく、

 そんな当たり前の事のなかで、鬩ぎ合ってる諸々…が悲しい。 

 「命」は尊い本当に尊い。

 だけど、遣り切れないくらい、儚くもあります

 大事にしなくちゃ…ね。

 

 『声はして涙は見えぬ時鳥わが衣手のひつをからなむ』(古今149)
                   (詠み人知らず)

 「悲しげな声を聞いて涙を流した自分は、ほととぎすと同じ思い

 なのであるから、その涙をおまえの涙とせよと時鳥に呼びかけて

 いる。」 補記に書いてありました。…

 

 あなた

 今日も暑い日です。

 今のわたし…

 すごく寂しい…よ

 

 扇風機の風に誘われ風鈴が、思い出した様に「チリンチリン」って。

 申し訳なさそうに小さな音色を響かせて…可愛いです。

  

 

 

 

 

 

 

 

 


お盆には亡くなった人が帰って来ると言います。もう待ち草臥れて…

2015-07-23 15:22:29 | Weblog

               
                       2015-7-23-「ミソハギ」咲き出しました。

  あなた

 この「ミソハギ」は花友達の家のです。

 家のは、消えたのか❓抜いてしまったのか判りません。

 花言葉=「愛の悲しみ」「切ないほどの愛」

 悲しみとは縁がなさそうな花姿ですが、お盆の頃に咲く花を見て、

 亡くなった大切な人に思いを馳せたことからつけられた様です。

 別名「盆花」。

 

 今日も蒸し暑い。

 でも、薄い雲の切れ間から、少しだけ明るい陽射しが見えて来ました。

 湿度はまだ高いけど、明るい陽射しが嬉しい。

 

 お盆が近づいてきました。

 

 お盆には亡くなった人が帰って来ると言います。

 どれだけ待ったことでしょう…待ち草臥れて。

 

 悲しいね。

 虚しいよ…。

 

 あなた

 余りにも遠いのでしょう…

 走っても、走っても…

 辿り着けない…

 途方もなく遠い處…

 

 あなたなら

 きっと飛んで来れると思うよ。

 待ってる。