2015-7-23-頂いた花名前判りません
あなた
今日は変なお天気。
薄雲に覆われて、泣き出したいような空。
降るに降られず風だけが強い。
風鈴が大喜び…「チリンチリン」とその、はしゃぎようはすごい。
やがて雨になるのでしょうけど、今は蒸し暑い。
外に出てみるとそれなりに、風が心地よいけど、空気が重い。
文月も終わり。
あなた
こうして、あなたに手紙を書いていると、
「よくぞここまで、生きて来られた」ってつくづく思うよ。
あの頃の、”わたし”何だったのだろうか?
当時の一年近い月日が欠けていて、思い出そうとしたら苦しくなって
しまい、だから、触れずに飛び超えて…
ただ、流れるが儘に刻をすごし、あなたの前でブツブツと独り言を
言って過ごしたわたし。
悔いはいっぱいあるよ…ああもすれば!こうもすれば!って…ね
思い出すと「自分が可哀想で、よく頑張ったね」って愛おしく、
また、堪らない気持ちに苛まれる。
これも生きている「証」ですもね。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたる
ためしなし。世中にある、人と栖(すみか)と、又かくのごとし。
鴨長明 「方丈記」より
ものの、哀れ、
何事があろうと、流れは留まらない。
あなた
文月も今日でお終い。
あなたの前でまた、ブツブツ独り言を言いながら、良い日を過ごす
こと出来ました。
今はただ、一日一日を無事過ごせたことに「感謝です。」