『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

すこ~し「春」の香りをさせズシンと沈んだ、雪の中から葉っぱたちが顔を覗かせる、なんて倖せなんだろう…

2017-02-27 16:08:27 | Weblog

                                
                                            2015-8- 「レンゲショウマ」

   あなた

 「蓮華ショウマ」はこの場所が好きみたいで

 広いところへ移しても残ってた一本がヒッソリト咲いてます

 下向きに恥じらいながら…

 「レンゲショウマ」は日本固有の1属1種の植物で、「白根葵」と同じだと

 あなたは、言ってた。

 花言葉=「伝統美」

 ヒッソリと奥床しく咲いている。

 

 今日のお天気ピカピカ

 思わず花畑で思いっ切りの深呼吸

 胸の奥まで「春」の匂いが入り混じった空気を吸い

 「倖せ」

 

 友達が顔を見せてくれる

 嬉しかった

 これも「倖せ」

 

 すこ~し「春」の香りをさせズシンと沈んだ、雪の中から

 葉っぱたちが顔を覗かせる

 なんて倖せなんだろう…

 

 ヒヨドリが二羽、

 紅紫檀の実を啄ばんでいる

 穏やかな「如月」の午後

 後一日をのこして

 今日も暮れる。

 

 

 


昨夜、ただ、霏々と降った雪 夜中に除雪車が通った「ア~そんなに降ったんだ~」って…

2017-02-26 11:04:08 | Weblog

                        
                                           2015-7-「金糸梅」

   あなた

 あなたが、こよなく愛した「金糸梅」

 花言葉=「悲しみを止める」

 咲き方が可愛くとっても愛らしい花

 折れそうで折れない強靭な花。

 

 昨夜、ただ、霏々と降った雪

 夜中に除雪車が通った「ア~そんなに降ったんだ~」

 そしてはまた睡魔に襲われる…

 遠くに除雪の音を聞きながら 

 

 朝起きて吃驚

 余り静かに降るのでこんなに積もっているとは…

 お向いさんは雪掻きに大童

 わたしは!

 気持ちだけでは雪掻きは出来ない

 降るだけ降らなければ「春」は来ない。

 庭の雪

 どの木もマンマル帽子

 「門被り」もスッポリ雪の山

 

 あなた

 雪の中でも闇の中でも藻掻きいているよ…

 力のなさが悲しいね…

 切実「逢いたい~~…」

 
                                  


今日はピカピカの天気、庭の雪が陽の光を受け、キラキラ輝いて…

2017-02-25 13:34:33 | Weblog

                                                                    2015-8-「雪ノ下」    

  あなた

   昔「雪の下」の葉を煎じて薬用にに使われた様です。        

  解熱、消炎、止血に効用があったそうです   

     花言葉=「愛情」「好感」等々

 

 今日はピカピカの天気

 庭の雪が陽の光を受け、キラキラ輝いて…

 目に痛いくらい

 

 怠け病になった”わたし”

 何もしたくない

 「齢の所為」とは良い言葉で

 すべてその中へ逃げ込んでしまう

 "狡い病気”と些か心がズキン~と錐に刺された様にいたむ。

 どんなに足搔いたところでひとりで考えなきゃ~

 それがどんなに辛いか? 

 あなた

 判ってくれるかなぁ?…

 

 天気が良くなると、何もしないでいる事に

 申し訳なく…

 と言うことは、全くの重症でもないようで

 いくらかホッとする。

 

 外は陽の光をうけ春めいた様子

 わたしの心の中は折れた氷柱みたいに寒々。

 頭が重い。

 でも、今日の日を生ききります…

 

 

 


吹雪交じりの雪が”嫌々”でもするように風に抗いながら、飛び回ってる姿がいじらしい。

2017-02-24 15:20:06 | Weblog

                                
                                            2015-6-「河原撫子」

   あなた

  清少納言は「草の花は撫子」と言い切ってる。

 秋の七草にも読まれ ていて,古代から親しまれてきた野草である。

 細い項を思わせる様に楚々と咲く花。

 花言葉=「貞節」「大胆」「純愛」など。

 決して華やかではない

 ヒッソリと咲いている「河原撫子」。

 

 外は冬へ逆戻り

 吹雪交じりの雪が”嫌々”でもするように

 風に抗いながら飛び回ってる姿がいじらしい。

 かと、思いきや急に晴れたりと…

 目まぐるしく変わる今日の天気。

 

 後、幾許もなくして行ってしまう「如月」の月。

 月日ってこんなにも早かったのかって改めて思い知らされる。

 

 今日も感謝の日で終わります。


「アイリス・ヤツシロソウ」です…お花ってほんとに可愛い…

2017-02-23 15:49:17 | Weblog

                               
                                             2015-7-「アイリス・ヤツシロソウ」

   あなた

 「アイリス・ヤツシロソウ」です

 アイリスという名前は、ギリシャ語で虹を意味する「イリス」から来ているそうです。

    虹というと、夏の夕立の後、西の空に表れた虹を見つけたときの嬉しさや、

 人に伝えようとしている間に、瞬く間に消えてしまうはかなさ、そして、

 虹が出ていない時にはどんなに探しても見つけることができない神秘的な感じを思い出します。

 花言葉=「嬉しい便り」「優雅な心」など…  

 「アイリス」は神秘的な美しい花、素敵な花です。

 ヤツシロ草

 夏から秋にかけて青紫色の狭鐘形の花が茎頂に 集まり上向きに咲く。

 何とも言えず可愛いボンボリの様な花

 花言葉=「気品」「微笑み」など…

 あなたがいつも言っていたね「植物は嘘を言わない、騙さない」って…

 わたしも同じこと感じる

 手をかけると応えてくれるって…

 お花って本当に可愛いですね…。


我が家にきて三十数年庭の真ん中で草花たちを見守っている「愛すべき”タヌ”」

2017-02-22 13:12:11 | Weblog

                          
                                       2015-6- 「庭の主タヌくん」

   あなた

 愛すべき「タヌ」

 我が家にきて三十数年庭の真ん中で草花たちを

 見守っている。

 

 (たぬきの置物)笠

 たぬきの置物はどれも大きな笠をかぶっていますよね。

 これは思いがけない災難や悪事から笠が守ってくれるという意味があります。

 (たぬきの置物)目

 たぬきのくりくりっとした大きな目。これには、前後左右に気を配り、

 お客様の気持ちを考えて商売ができるようにという意味があります。

 (たぬきの置物)笑顔

 お客様相手の商売は愛嬌や愛想がとても大切です。

 笑顔を振りまくことで周りまで幸せな気持ちにする。

 笑顔の大切さをたぬきの置物が教えてくれているんですね。

 (たぬきの置物)通い張

 昔はお酒を買う際にツケにすることもあり、お客様との関係性が今以上に

 重要だったようです。たぬきが持っている通い帳はお客様との信頼関係を

 築けるようにとの願いが込められているんですね。

 (たぬきの置物)とっくり

 たぬきが持つとっくりには、飲食に困らないようにとの意味が込められています。

 とっくりは漢字で「徳利」と書きますが、善行を積むことで商売繁盛に繋がるという

 意味もあるようです。

 (たぬきの置物)しっぽ

 たぬきの太くて丈夫な尻尾は体を支える安定感を表します。

 また、「終わりよければすべて良し」という意味もあり、過程よりも結果が大切、

 失敗してもクヨクヨせず進んでいこうという意思が伝わってきます。

 これは、信楽タヌキの由来です。

 我が家の「タヌ」今年もよろしくね。

 淋しい時、話し相手になってね…


わたしのグチグチ独り言にはもう付き合いきれないよね、判ってるつもり…

2017-02-20 15:21:24 | Weblog

                       
                                      2015-5- 「ガンコーラン」

   あなた

 「ガンコーラン」が所狭しと地面を這いながら咲いています

 見事です

 よく「エリカ」と間違われますが、

 あなたが植えた高山植物の「ガンコーラン」です。

 花言葉=「孤独」「幸運」など…

 冬のさ中春の花が愛おしい。

 

 家の中から見る外は春を思わせます

 この光に騙されません

 そとはきっと冷たい風

 

 頭のなかが混乱してる

 わたしのグチグチ独り言にはもう付き合いきれないよね

 判ってるつもり…

 何を言っても帰ってきては、くれない

 淋しすぎるよ~~…

 人との約束って虚しい

 まさかの!

 出来事

 恨むに恨まれず怒りに怒られず!

 ただ涙をのむだけ…

 それがあなたの前での

 グチグチ独り言…

 時が解決してくれると言う

 その時がわたしの周りをグルグルして

 先へすすまず…

 

 きょうも暮れ泥んできました。

 また、長い夜との格闘

 朝までの長~い時間

 ガンバリます。

 

 

 


 頬を撫でる風は肌(み)をさす様に冷たく痛い…やっぱり如月。

2017-02-18 14:51:15 | Weblog

                                                                   2015-6 「露草」

   あなた

 「露草」がヒッソリと咲いています

 花言葉=「尊敬」「懐かしい関係」「恋の心変わり」など。

 露草ってどこにでも咲いている

 道端の隅っこ

 花畑の真ん中にうえても

 何時しか端っこに根を下ろしている

 ただ、どの花ににも邪魔しないように

 自分の居場所でヒッソリと咲いている

 野のはな「露草」。

 

 ストーブは消せないけれど春の様に優しい陽射しが

 カーテン越しに射してくる

 庭の雪が低くなって殆ど「春」の様に見える

 陽の光に誘われ(いざなわれ)外へ出て見る

 驚き!

 頬を撫でる風は肌(み)をさす様に冷たく痛い…

 やっぱり如月

 深呼吸どころでなく

 早々に家に入る。

 

 あなた 

 声は聞こえないけれど

 夢に出てきたね

 わたしが悩んでいたこと判った?…

 ほんとなら、驚かないから来てほしい…

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                   


何とも愛らしい「シバザクラ」 花言葉=「臆病な心」「忍耐」「燃える恋」ですって…

2017-02-16 14:55:56 | Weblog

                                                                                2015-5-「シバザクラ」

   あなた

 春のような陽気

 庭の雪がズンと下がったよ

 でも、ホッペタを撫でる風は如月の風

 春の遠さを思い知らされる。

 門被りを吊るした縄がユラユラ風に揺られ

 それが寒そう…

 

 一昨年の「シバザクラ」

 何とも愛らしい

 花言葉=「臆病な心」「忍耐」「燃える恋」など。

 こうしてみると、我が家の小さな庭に

 ”よくもまぁ…こんなに沢山の花が…”と

 今更ながら思うよ

 あなたが集め手入れしてた花々です。

 無くした花も随分あるけど草花は可愛く咲くよ…

 

 先ほどから灰色の雲が空を覆い

 ”オォサム”って感じ

 春どころか荒れてくるのかも!…

 

 生きてるって!

 楽しい事もいっぱい

 考えなきゃいけないこといっぱい

 わたし一人ではどうしていいのか?

 判らないこともいっぱい…

 でも、時は流れて…

 頭の中が真っ白

 縺れに縺れた糸が、揶揄うように

 グサリと突き刺さって…

 あなた

 どうしたら良い?…

 


                                      


「イソツツジ」ま~るく可愛いね、ヒッソリとただ、ヒッソリと咲いてます。 花言葉=「控えめな優しさ」「誇り」など。

2017-02-15 14:35:41 | Weblog

                              
                                           2015-6-「イソツツジ」

   あなた

 「イソツツジ」ま~るく可愛いね

 花言葉=「控えめな優しさ」「誇り」など。

 ヒッソリとただ、ヒッソリと咲いてます。

 去年は見る事できず

 今年はきっと会えるでしょう…

 

 3月のような陽気

 春霞のようにボンヤリと烟っている

 柔らかなお陽様

 「今日も元気だね!」って

 言ってるように光が瞬いている

 

 あったかい…

 陽の光に包まれて眠気が襲って来る

 このまま「春」になるわけないと…

 思ってみても

 今は「春」の陽気

 

 あなた

 痛々しいリコの手

 わたしはな~んにもしてやれない

 チクリと胸が痛む

 あなた

 お願い

 護ってやって…