『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 紅葉

2009-10-29 14:08:49 | Weblog

 

             
            湯川公園              森林公園

  先日久し振りに湯川公園を歩き、時間が少々あったので森林公園まで足をのばしました。

 紅葉狩り!と言いますが本当に綺麗に染まった木の葉たち・・・

 忍び寄る冬の気配に身構えている様子です。

 植物たちは、けっして裏切らない。諂わない。凛としてる。どんなに可愛がっても時がきたらひっそりと消えていく。

 「役目は終わりました。じゃまた・・・」

 その潔さ!。斯くありたい。

 そう言いながら、何と弱い人間なんだろう・・・

 ふと、我が家の庭に目をやると、庭の主のタヌ君と目が合ってしまった。

 ”ニヤッ”として大きな目で笑っている。

 「そうか?・・何にも言わなくてもお互い分かり合えるんだよねぇ・・・

 もう少し待って~ 元気になるから」。

 昨日、友達と心いくまで話をしたので、未消化の部分はほんの少しだけ。

 

  

 


 淋しい庭

2009-10-22 14:33:23 | Weblog

  

                 
        紅紫檀               ホウズキ

 べにしたんの赤が綺麗!ホウズキの赤も素晴らしい・・・。

 エリマキの照り葉が、眩しいです。

 植物たちが、冬眠に入る前に美しさをタップリとみせてくれる。

 一枚また一枚と、木の葉が散りだんだんと淋しい庭になりました。

 タヌくん、哀しげな、目で訴えています。

 時期はずれに「ムラサキツツジ」が咲いてます。

 なんとも言えず淋しい庭。


 な~んとなく・怠けている・・・

2009-10-17 13:02:33 | Weblog

     

         
         マユミ                  蔦

  秋分の日が過ぎてまだ、ひと月もたたないのに、日暮れが早くなりストンと、日が沈み夜のとばりが降りてくる。

 この時期が一番淋しく、そして気忙しくじ~っとしていられない・・・。

 蔦が燃えるように赫く煌めいている。
 マユミも可愛い実をつけ、秋の深まりが一入身に沁みる。

 落ち葉が風に舞いクルクルと回りながら道端に蹲っている。例年見る光景ではありますが、見ていて痛々しい気持ちに駆られる。

 スズメも来る冬に備えてか一心不乱に餌を啄ばんでいます。

        
         吾亦紅と菊

 お友達から頂いた可愛い花瓶と吾亦紅です。

 私はやはり野に咲くひっそりとした花が好きです。吾亦紅が本当に赤く可愛いい・・・

 

 

  

         
 
                                   


 “雪虫”

2009-10-06 15:21:36 | Weblog

 

                

 十五夜お月様は過ぎました。 がウサギが頑張ってついたお餅です。

 なんとも言えない神秘的なお月様・・・心の中まで見透かされてしまいそう。

 庭ですだいていた虫たちの合唱が、聞かれなくなったなぁ・・・と思っていたら、今日「雪虫」が飛んでいました。

 雪の妖精と言われるユキムシ!。

 可愛いいと言うより「季節が変わって雪がくるんだ」と、やりきれなく、たまらなく淋しくなってしまう。

 こうした事のなかで、生かされている私。

 自然のなかで、流れに逆らわず生きていけたら、どんなにか素晴らしいでしょう・・・

 秋の田の刈穂の 庵の笘をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ

    天智天皇 (百人一首より)

 田の脇の仮小屋(農機具・鍬、鋤・・の類)に宿っていると屋根の笘は目が粗いから 私の袖はしとしと落ちて来る夜露で、濡れてしまった・・・と言う意味のようです。

 


 早くも神無月

2009-10-01 19:39:53 | Weblog

    

                 

 

   長月と言われる9月が”あれっ”と言う間に飛んで行ってしまいました。

 今日から10月「神無月・初霜月・時雨月」とも、言うそうです。

 また、お花では、「ガーベラ・コスモス」等を10月の花として愛でたようです。

 ガーベラの花言葉=ピンク:神秘・崇高美
              黄 : 究極の美

 コスモスの花言葉=調和・美・乙女の真心

  10月と言えばお月見です。

 ススキを飾り、お団子を食べ、美しい月を愛でながら、諸々のことを考える。

 この頃は、少しのんびりできるかも?何せ、パッパッと出来ない人です。
ようやく、一つが出来上がり、それも80点程度と言われました。でも、私それ以上は望みません。

 後、もう一つあります・・・がんばらなくちゃ・・・

 昨日今日とお天気が良く、ようやく家の中の大掃除が済んだように思います。

  秋風に棚引く雲の絶え間より 洩れ出る月の影のさやけさ

   左京太夫顕輔の歌  百人一首より

 秋風にたなびいている雲の絶え間より洩れてくる月の何と清らかで明るい事だろう・・・

 と言うのを詠んだようです。