あなた
睦月も終わりです
何となく荒れ模様の
変な天気です
ついこのあいだ
「新年」の
ご挨拶をしたばかりの
様に思いますが……
冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、
またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、
白き灰がちになりてわろし。
冬は早朝(が良い)。
雪が降った朝は言うまでもなく、(降りた)霜がとても白いときも、
またそうでなくてもとても寒いときに、
火などを急いでおこして、(部屋の炭びつまで)炭を運んでいくのも、
たいそう(冬の朝に)ふさわしい。
昼になって、生暖かく(寒さが)だんだんとやわらいでいくと、
火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。
久しぶりに
「清少納言」の世界を覗きました
特に「冬」の章が好き
千年前も今も四季は同じ
寒さを凌ぐには「炭」だけだったのでしょう…
恵まれた時代に生きているのだから…
文句は言うまい…………
沁みじみ思いました