平家物語に疲れた頭と眼を癒すため、久し振りに庭を、ボンヤリと眺める。
初夏の緑が眼に眩しい・・・きれいに刈り込んだオンコの生垣にスッポリと囲まれた花々がたおやかに咲き、お互い何かを囁きあっている。
白山石楠花が咲き出して、もう随分長くなる。種類は少ないけど、結構な本数があるので、次々と咲き夏中は充分楽しめる筈、そして、その花を引き立てるように、アッツザクラ・カンザシソウ・フタリシズカ・所々に、高山アヤメ等など~
我が家には華やかなお花はないけど、可愛らしい山野草が、犇めきあいながら、それでも楽しげに咲き、眼も心も和ませてくれる。
「アッ、ごめん、ピンクのフウロ草」がありました。あまり、目立たずひっそりと静かなので、つい忘れてしまいます。
夫が、高山植物の種を採り、小さな鉢に植えて増やしていく・・夏になれば、小さな庭を這い蹲って、草むしり・・だからこそ、この庭があるんですよね!
“感謝・感謝”です・・・
石楠花の花言葉 『威厳・荘厳』 やはり、王者の風格
ツボサンゴ花言葉 『危険・警戒』 成るほど、納得
また、フタリシズカの花にも哀しい思いが込められています。名前のように『しずやしず しずのおだまき、繰り返し昔を今になすよしもがな』
静御前の中で、静御前の霊とその霊に憑かれた菜摘女(なつめ)が舞を舞う姿にこの花を見立てて、二人静の名がついたとされます。
花言葉 『いつまでも一緒に』 そりゃそうですよね・・・
義経と、ず~っと一緒にいたかった、静御前が哀れでならない・・・