『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

遠い「あなた」の所へは、まだ行けそうにもありません。だから「見ててね…」

2016-07-31 16:07:19 | Weblog

                   
                                       2016-7-25-4-「フウロ草」  

    あなた

 2・3日前の大雨は何処かへ行ってしまったようです。

 雲と雲の狭間から、お陽さんが顔をだしてます。

 蒸し蒸しとした、暑い日です。

 雨が何処かへいったと思ったけど…また違う雨が来るようです。

 「フウロ草」がひっそりと可憐に咲いてます。

 花言葉=「変わらぬ信頼」

 

 昨日はあなたの従兄弟夫婦が、遊びに来て… 

 話ってあるものですね。

 

 今日は裏の生垣を剪定して、もらってます。

 きれいになりました。

 あなたの所からみえるかな?

 何にもしてないのに、疲れます。

 あなたが、いてくれたらって思うと、つい泣きたくなって…。

 写真の前でグチグチと独り言…

 そりゃ行ってみたい…

 でもね、行きたくて行ける所ではないみたい、遠すぎます…

 あなたが、居なくなっての五年間に三度の入院…

 三度目の今回は、余りにもきつかった…

 これも、あなたが約束を反故したから…ってわたしは思うよ…

 でも、やっぱり生きなきゃいけない。

 与えられた「生命」感謝しながら生きます。

 

 

 

                


何ですか途轍もなく長い月日を、一人で過ごしたような…

2016-07-28 15:33:40 | Weblog

                         
                             2015-7-27-「サビタ」      

   あなた

  今日は雨が降ったり止んだり、昏く寒い日です。

 「サビタ」の花はもう終わったと諦めていましたが、見て下さい、僅かですが

 わたしの帰りを待っててくれ、清楚に咲いています。

 なんて可憐らしい(いじらしい)のでしょう。

 

 昏い日です。

 花々も雨に打たれ、風に晒され…

 それでもシャンと頭を上げています。

 弱そうで勁い庭の花たち。

 わたしも、斯くあらねば…

 

 友達が来ました。

 久しぶりのお喋り…

 何ですか途轍もなく長い月日を、一人で過ごしたような…

 噛み合わないことが多く…変な気分。

 あなた

 疲れました。

 

 『いまはただ おもひたえなむ とばかりを 

        ひとづてならで いふよしもがな』  《左京大夫道雅》

 まだ雨は降ってます。


 

 

 

 

 

              


こんなに閑かな日に降る雨…愛おしい。

2016-07-27 17:05:38 | Weblog

                  
                             2016-7-24-「ヒトリムスメ」

  あなた

 静かな雨が時どき、落ちてきます。

 風が穏やかになり、木の葉も思い出した様にユラユラって…

 

 昔から変わらぬ名前の花「ヒトリムスメ」可愛く咲いてます。

 枝分かれした茎に花を一つしかつけないので「ヒトリムスメ」 と呼ぶそうです 。

 本名は「スイセンノウ(酔仙翁)」と言うようです。

 花言葉=「徒然に…」

 なんて可愛らしいのでしょう…

 

 大きな窓にポツポツと小さな雨跡。

 妙に淋しい。

 こんなに閑かな時に降る雨…愛おしい。

 

 なが~く留守にしていた我が家。

 全ての勝手が変わり、一週間では、なかなか馴染めず、疲れが重く

 のしかかって来る。

 

 『わびぬれば いまはたおなじ なにはなる 

         みをつくしても あはむとぞおもふ』   《元良親王》

 今日は陽も射さず昏~い一日。

 刻々と時が流れ、暮れ泥む今日の日、良い日でおわります。

 

             


吹く風も冷たく文月なのに…秋を忍ばせます。

2016-07-26 15:33:22 | Weblog

                     
                                   2016-7-24 カモミール

       あなた

 今日の陽射しは弱く、風が強い。

 庭の花、折れよとばかりに、風に靡いて…その姿”可哀想…”

 細く華奢な「ツボサンゴ」とうとう倒れてしまい、起き上がれない。

 

 思うように動いてくれない!わたしの、”身体”。

 頭ではパッパッっと、動いているのに…

 身体の中を工事したのだから、致し方ないね…

 あなた

 今年も後半です。

 庭の花も端境期なのでしょう…

 咲いてる花は少ないよ… 

 

 吹く風も冷たく文月なのに…秋を忍ばせます。

  

 昨夜は眠れず、痛い身体を何度も寝返りし、夜の無言(しじま)の中で

 ただ理由もなく、誰かに訴えていた様に思うよ…

 そう、動けないことが…辛い…

 でも、今日も一日感謝しながら、大事に使いました。

 

 

 

 

 

 


「歩く事」出来る嬉しさ…例え一日!でもと思ったけど…

2016-07-24 11:45:10 | Weblog

                     
                                   2016-7-24-「マーガレット」

    あなた

 「マーガレット」が綺麗に咲いてます。

 木と木の間で、それでも自分らしく咲いてます。

 花言葉=「心に秘めた愛」

 

 陽射しは眩しくキラキラと夏。

 風が強い。

 あれもこれもと、頭で思うだけで、身体が付いてこない。

 難しいです、歩くって、こんなも大変だったかしら?

 助けられた「命」大事に使わなくちゃ…~ね。

 あの、地獄の「痛さ」に耐え、よくぞ此方へ!帰れたと「チョッピリ」自分の

 強さを再確認。

 思い出しただけで、鳥肌がたつ様な痛さだったけど…

 それを覚悟で望んだのだから…

 あなた

 今は楽になりました。

 ゆっくりですが「歩く事」出来ます。

 同じ様な「病」で苦しんでいる方、絶対元気になれます…

 自分の力で、歩く事も出来ます。

 諦めないで、”がんばって”…

 

 


 十億万仏土…途方もなく遠いところです。

2016-07-23 12:21:22 | Weblog

                             

     あなた

 我が家は疲れます…変ですが、疲れます…

 心地よさそうな夏の風が庭の「コスモス」を大揺れに揺らしているよ。

 わたしが某所へ行くとき「コスモス」は、ようやく芽をだしたばかりだったのに。

 刻(とき)の過ぎゆく速さ…

 急ぐことはない!って思うけど、刻は(とき)は、まっててくれない…もね。

 

 窓を開けてみました。

 風が結構に冷たい。

 

 前に屈んでも駄目、横に捻っても駄目…結局何も出来ない。

 堪えきれず、今日は 少し動いてみる。

 やっぱり、思うようには動けず…

 諦めです。

 

 『こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに 

       やくやもしほの みもこがれつつ』   権中納言定家

 あなた

 お盆がきます。

 十億万仏土…

 途方もなく遠いところから、来てくれる人。

 待ってます。

 明日は薄紙を剥ぐように、今日よりもず~っと良くなると思うよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「生命(いのち)」を紡ぐ…

2016-07-21 13:13:27 | Weblog

 

                       

 

        あなた

  「只今帰って参りました」。

 随分長い月日を、某所で過ごしました。

 我が家の庭は「春」のお花は、みな消えてしまい「夏」のお花に変っています。

 某所の部屋の窓から見える景色…「70日間」変わらない…

 雨の日は心淋しく「もう厭…帰りたい」って!!思ったよ。

 

 幾つになっても、通らなければならなかった、道のようです。

 でも、歩ける様になりました。

 結界を、行きつ戻りつ、ここへ帰って来ました。

 嬉しい…。

 わたしは「倖せ者」とつくずく感謝です。

 

 そんな、わたしでも帰る前の晩は眠れず…

 日付が変わっても、まだ眠れず…

 「命が紡がれた」こと、あれや、これや考えさせられました。

 真夜中、静かな足音、見回りしている様子…

 大変だなぁ…って…

 

 あなたに、話しかけても勿論返事はなし…

 静かに笑ってる…顔…にくい…

 

 あふことの たえてしなくば なかなかに 

        ひとをもみをも うらみざらまし   中納言朝忠

 あなた

 久しぶりのせいでしょうね!疲れました。

 書き方も忘れています…