『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 忘れかけていたお日様!

2009-07-30 14:54:23 | Weblog

  

                   
                              ツバメオモト

         
                   山椒

         
              ブーゲンビリア

  雨が多く日照時間が少なかったのに、ツバメオモトはキラキラと輝いて・・・素晴らしい

 我が家の山椒は「葉山椒」らしく実と言うものがついた試しがない・・・

 ブーゲンビリアが可愛い・・・

 久し振りにお日様が顔を出してくれました。

長い長い日蝕でした。でもやはり、お日様が顔を出してくれたほうが嬉しいです。

 昨日までは、まだ湿度が高く体に水分が溜まったように重く何にもしたくない感じでした。

 今日は、秋のような爽やかな風です。

 窓を全開・・・思いっきり良い空気をいれ何日間かの澱みを掃き出します。
 窓を開けることが出来る”しあわせ”

 我が家は草花が少ない為只今端境期で随分と淋しい庭ですが、秋の花が足踏みしながら、ざわめいているのが、きこえてくるんです。

 楽しさ半分~淋しさはんぶんかな?

 否応なしに、季節は巡ってきます。残り少ないわが人生が愛おしく、今日の日を大事に過ごします。

 

 

        

          


 スズメの親子

2009-07-27 12:44:51 | Weblog

 

          

   「ネェ タヌくん、聞いてくれる?昨日カァサンが行ってるE同好会で勉強会があったのね・・」

 「そう言えば随分慌てて走ってたよね~」

 「まぁそれはいいの、でね その勉強会で各自出来上がったものを、ここは必要・此処は要らないと切っていくわけ、それでいよいよ、カァさんの番ドキドキしていたら、これはいらないですねでは次・・・」

 ガァ~ン、聞こえない耳・見えない目・そして悪い頭・それでも一生懸命頑張ったつもり、なのにただの一字も必要ではなかった・・・。

 何だか、すごく虚しくなって窓の外へ眼をやったの もう後はし~らない・・・とね。

 そしたら、素晴らしい光景に出会ったわけ、それって何だと思う?判んないよね・・・

 「勿体ぶらないで、早く教えてよ・・・」

 「それはね、スズメの親子だったの、タヌくんも見たでしょうもう大分前だったけど君の傍でスズメの親子が餌を啄ばんでいるのを・・・それと同じ光景だったよ」

 そう、体の大きさは親と同じです。が、親の後ろをチョコチョコと、二羽がついて歩き、大きな口をあけて、親が餌を入れてくれるのを待ってます。
 親は代わる代わる餌をやっています。じ~んと迫るものがあります。

 出来る事なら、写真を一枚!と思いますがそれは無理。

 心の中の宝筥へ、そ~っとしまいました。

 スズメはまだ気が付かず、親はただ小スズメに餌を与えています

 私が、じ~っとみていたら、親が気ずいた様子眼が合ってしまいました。

 「チュンチュン」 と一際おおきく囀ると二羽を引き連れ、木の下を潜り、何処かへ消えてしまいました。

 「カァさん、良かったね・・・誰もが見れなかった素晴らしい光景
  を見ることができて」

 タヌ君の言う通りです。滅多に見れない光景を今年は二度も見ることができたのです。

 頭の中は、スズメの事だけ・・・とっても良い勉強会でした。

 

   

 

 


 大きな”ユリ”です

2009-07-24 16:27:28 | Weblog

  

                      
                                    ユリ

           
                 ツバメオモト

           
                バイカウツギ

  天気がはっきりしないので、ユリも、ツバメオモトも諦めかけていました。

 昨日お日様が顔を出してくれましたので、ユリが咲きました。偉大なるお日様の力です。

 ツバメオモトが、キラキラと輝くようになりました。

 庭の花々もお日様大好きなんです。

 梅花ウツギは少し以前に撮りました。

 


 

 


 これで7月?

2009-07-23 14:21:33 | Weblog

 

                                                                    

                

    本来なら、只今の季節はこのようなはず・・・

 今年は何があったのでしょうか?

 ストーブが恋しいなんて・・・

 

   「夏はよる 月のころはさらなり やみもなほ ほたるの多く

  飛びちがいたる また、ただひとつふたつなど、

  ほのかにうちひかりて ゆくもをかし

  雨など降るもをかし。」

                     清少納言

 夏の件

 この平安の頃は、月明かりとホタルの灯りが、幻想的だったのでしょ

 うね

 もちろん、ローソクは使っていたでしょうが・・・

 今の時代で生活出来る しあわせ・・・

  

 

 

 


 アジサイに思う

2009-07-21 20:47:45 | Weblog

                    

                       
      

         先輩が散歩の途中で見たアジサイとのこと・・・

  あまりにも、綺麗で写したそうです。

 アジサイと言えば、奈良の「矢田寺」

 鎌倉の「明月院」

 もうかなり、昔に行ってきました。他にも、アジサイ寺と言われるお寺

 は、たくさんありますが私が行ったのはこのお寺です。

 生憎、時期外れでしたが、きっと見事だったんだろうなぁ・・・との想

 像は見たような錯覚さへおぼえました。

  奈良の矢田寺は「大海人皇子」(後の天武天皇)が壬申の乱の戦

  勝祈願をし、そして勝利したので七堂伽藍を造営し天武天皇の

 勅願寺となった由緒あるお寺との事でした

   鎌倉の「あじさい寺」は、あまりにも有名で、何とも言えない風格が

 ありました。

 古い歴史が、まざまざと其処にありました。

 素敵なアジサイを見ると、昔を偲ばれます。

 

 

 

 

 

 


 今日も雨・・・

2009-07-19 11:19:40 | Weblog

 

               
                 大山蓮華(去年)   

       
         サビタ(雨にも負けず) 

   どうしても、泣きたいようです。

  夏のお花は がんばって 咲いているのに どこかのタガが 

  ゆるんだように・・・雨が降ります。 

   スズメが思いだした様に飛んできて、餌を啄ばんでいます。

  白山石楠花が雨粒の重さに耐えかねて 全身のちからで 

 雨粒を振り払っている姿が痛々しい・・・

  折角咲きかけた ピンクの大きなユリが いまにも折れてしまいそ

  うで 可哀想  でもこれが自然界  ガンバレ!!

                

蓮(ハス)
だれもきれいだとは思わない泥水の中に

だれもがきれいだと思う花が咲く。

  何時か、読んだように 思います。

 どんな事にだって、憂う人もいれば 喜ぶ人もいる これが生きてい

 る証なんですよねぇ・・・

     クリックすると新しいウィンドウで開きます  
        他所の写真お借りしました

  ついでに 蓮の花言葉です。

 「沈着・神聖」 とのことです。
  

                      

                    

      

 

 

 

 

 

        


 夏の日

2009-07-17 14:26:19 | Weblog

 

                         
                                     キンシバイ

            
                     露草

 

  久し振りに夏らしく暑い日です。

  朝涼しいうちに庭の花達とお喋りしました。

 金糸梅と露草はお隣りどうしです。

 露草が金糸梅に言ってました

 「ついこの間までここで仲良くお喋りしていたアイリスと紫蘭がひっそ
  り消えてしまったよ・・・」

 「そうですか、役目を終えたら、また来る春に備えて、ねむるんです
  よね、老いさらばえてまで見て貰いたくないし・・・」

 自然界は厳しいです本当に。

 家の裏側には春の花が沢山あります。春の花々が謳歌している頃
 今のお花はまだ夢うつつ・・・

 そんな、囁きをじ~っと聞きました。傍には吾亦紅がユラユラゆれて
 ます。秋のお花が少しずつ足踏みです。
 黄色のコスモスは何がおかしいのでしょう・・・笑ってます。

 表へまわると、白山石楠花とマユミの背が随分と伸びあの、庭の主
 タヌ君が隠れてしまいました。

 「ネイネイ、カァサン夏は涼しくて良いだろうと言いますが、誰がきて
 も顔もみえず、頭を撫でてくれる人もいず・・・さみしいよ~~もうすこ
 し見えるところへ出してくださいよ・・・」

 「タヌ君、甘ったれるんじゃないよ、あなたの体重どの位あると思う
 の」

 それを言われると弱いタヌです。渋々顔をしかめながら黙ってしまい
 ます。

 ちょっと可哀想だったかな?

 何れにしても、タヌの神通力で庭を守ってもらわなければ・・・

  「タヌくんお願いね、あなたはとっても可愛いよ

 

 

 

 


 沙羅双樹!

2009-07-14 22:25:01 | Weblog

    

          
             匂い梅花ウツギ

                   

                     沙羅双樹と言われている夏椿

   原産国インド日本では育たないそうです。

 どう、見ても椿です。

  昔、お坊さんが、沙羅双樹を探しに山に入り彷徨い歩きました。

 が幾ら探しても無いのです。

 諦めかけたとき見たのがこの花です「これが沙羅双樹だ・・・」と言っ

 て大喜びだったそうです。

 が、その花は夏椿だったとの事です。

 いまでも、この花は沙羅双樹と言われています。

 なんで、そうこだわるのかは判りませんが、一途に思い込み、何年

 かけても、捜し歩く・・・幸せなことですね。

 これも、生きているからですよね~~

 

 生きているって本当に幸せ・・・

 

 

          

                  


 あめ!

2009-07-10 22:13:45 | Weblog

 

         

    雨?・・・私には、涙のようにしかみえない

  小さな水滴が コロコロと、転がって落ちていく

  草花の葉から滑り落ちる水滴にはどんな想いが 、秘められている

   のかな?

    

           回り道の唄から・・・

バカ
利口であることは大切だが、
人間、バカにならなければ乗り越えられないこともある。
”バカになる”とは、
「だれかに見られている」ことも忘れて
なりふりかまわず行動することである。
利口な人間なら決してやらないだろうと思うことを、

あえてやることである。

 

 

 


 雨・・・!の日

2009-07-08 13:46:20 | Weblog

 

                   
                           朝露が葉に残っている庭藤

         
            ピンクのラベンダー

         
             カンザシ草と月見草

   昨夜から、ず~っと降り続く雨、庭の花たちが、「もう、イヤッ」っと

  言う様に、固く花びらを閉じてしまいました。

   何も、仕事は手につかず、こんな日は本を読むに限ると早々に、

  二階にいき、さて、どれにしようかな?と、 あれこれ探してみるけ

  ど、やはり平家物語でした。

   この本はまた、一味違い「源平興亡の英雄群像」と題して

 「安田元久」学習院大学教授と「大原富枝」歴史作家との対談です。

 お二人とも、平清盛と言う人に魅力を感じると言ってます。

 この事を一言一句間違いなく書くと言う作業は出来ませんが、

 「あぁ、こう言う見方もあったんだ・・・」と 考えを新たにさせられまし

 た。 

  そう、その方に一度もお会いしたことなく、ましてや、話をする事も

なかったのに「悪者」のレッテルを貼り当然のように思っていた私。

 ”うう~ん”・・・

 でも、と言う言葉は使いたくないですが、彼の悪行の数々・・はどうみ

 たらよいのでしょう?

    疲れました。 またの日に再度挑戦です。