<
仏教用語に、輪廻と言う言葉があるが、本当に廻り回って自分に却って来るのかも知れない。某月某日、娘の嫁ぎ先の、お舅さん(婿の父)の七回忌があり出席、法要の後、直会を場所を変えて、湯葉料理(梅の花)に席を用意していると言う事で、夫々タクシーに分乗して、到着。程よく、冷房も効き、ご挨拶も終わり宴会の始まりです。私は、孫と一緒なので先ずは孫に食べさせながら、お隣と孫を通した話をしました。ふと、昔を思いだし、尋ねてみる。
「M町に、Mさん、いらっしゃると聞きましたけど?・・」
「はい、いらっしゃいますよ」
「お元気でしょうか?」
「Mさん、元気ですけど・・奥さん亡くなって・・でも、再婚して、息子さんの近くにいますよ」
なんで!あの、仲の良かったご夫婦が・・・信じられない・・で、その方は言う「男は、一人では、駄目みたい・・」と。子育ても終へ、二人の子供を、お医者さんにして・・・これが、現実、とその時お向かいさんが、「ねぇ、そのMさん、学校の先生?」「そうそう」「じゃー、私の従兄だぁ」もう、驚きの極致!私こそ、親戚に、名を連ねて十年、でも、彼女達は三十年近い歳月を過ごしている。又、この親族はお医者さんが多く、隣も、向かいも息子を、医者にしている。でそのMさん、三十数年前、娘の小学校での担任の先生!同じ学年で隣の級の先生が私の友達の知り合いと言うふうに、奥さん達も交へ、お付き合いしてました。これが、転勤族の良い面かな?何処で、巡り遇うか判らない・・夫とも、しみじみ話した。自分達を、始めとしても子供、孫、と言うように、果てしなく繋がっていく。嬉しい反面チョッピリ怖さおも感じ・・”輪廻転生”の言葉に至りました。色んな意味で、もっともっと精神修養をしなければ・・と痛切思い知らされた某日でした。