『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 巡る季節は同じでも、人の心の移ろいは…

2015-04-30 15:11:33 | Weblog

                         

   あなた

 季節の移ろい…

 花の色の移ろい…

 人の心の移ろい…

  

 只今は春真っただ中…

 やがてこの季節も移ろいで…

 夏へと変わって…

 

 何か違う世界へ飛んで…

 再び廻る季節に出合えるかな…

 巡る季節は同じでも、人の心の移ろいは…

 誰も判らない。

 

 小さな庭も春真っただ中。

 まだ何かは判らない小さな花芽がいっぱい…。

 今日も柔らかな春の陽射しが、万遍なく優しく包んでくれて…

 嬉しい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 天岩戸じゃないのだから、雲を掻き分けて出て来ればよいのに…

2015-04-28 19:26:32 | Weblog

                       
                    2015-4-27-名前が判りました…サンカヨウ(山荷葉)東北以北の野草のようです。

    あなた

 今年は元気がない「白エンレイソウ」?。

 エンレイソウではないと、花友達は言います。

 全く判らないけど、あなたが大事にしていた野草です。

 でも、小さくて清楚。

 何年たっても増えないし、減りもしない。

 恥じらいながら、ひっそりと、咲いてます。

 午前中は、花曇りと言うのかな、お陽さんまで雲の影に身を隠したまま…

 天岩戸じゃないのだから、雲を掻き分けて出て来ればよいのに…

 と思ったら午後晴れてお陽さんも顔を出してすごく良い天気。

 リコがお掃除に行こうって…来ました。

 行って来ました。

 あなた、見えていた?

 帰りは、公園の「サクラ」と「コブシ」の花見をしながら…。

 あなたとの思いでを反芻し、いっぱいいっぱい綺麗なサクラとコブシを、あなたの分まで

 胸の中に仕舞ってきたよ…。

 「リコありがとうね」。

 花の名前が判ったので訂正しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「エンレイソウ」がヒッソリトと咲きました。

2015-04-27 14:52:22 | Weblog

               
      
                2015-4-27-エンレイソウ

  あなた

 「エンレイソウ」がヒッソリトと咲きました。

 華やかではない。

 特に目立つ花でもない。

 ただヒッソリと咲いている。

 あなたが、好きだった花。

 野草ってすごい!…

 可愛い。

 ポカポカあったかい春の陽射しが、眠気を誘いこれじゃ駄目と庭の草毟り。

 あなたの様に這い蹲っては出来ない…

 

 『花になれし名残を雲にながむれば弥生の暮の春雨の空』     藤原忠良 

 『浅茅原春雨すがる若葉よりみどりをうつす玉ぞこぼるる』    藤原忠良

 あなた

 良い天気です。

 山の新鮮な空気が欲しい。

 

 

 

 

 
      
                      
         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「ミムラス」と「カタクリ」が並んで咲いてますが妙に淋しそう…そろそろお終いかも…

2015-04-26 11:07:25 | Weblog

                           

  あなた

 風が強い。

 冷たい風ではないです。

 細い石楠花が大揺れに揺れて。

 花だってあまり強い風は厭ですよね。

 「ミムラス」と「カタクリ」が並んで咲いていますが妙に淋しそう…

 そろそろお終いかも…

 

 『ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山かすみたなびく』   太上天皇

 『み吉野は山もかすみて白雪の降りにし里に春は来にけり』    摂政太政大臣

 あなた

 春の和歌二首。

 春の訪れを待っていたのは千年の昔も今も変わらない。 

 『春霞たてるやいづこみよしのの吉野の山に雪は降りつつ』   詠み人知らず
 

 『春日野の飛火(とぶひ)の野守いでて見よ今いくかありて若菜つみてむ』  詠み人知らず 

 庭の野草をみながら、心は平安の昔に飛んで行って…

 現実と昔を行ったり来たり。

 「ムラサキツツジ」の花びらが次々と風に散らされ、「花吹雪」です。

 庭の彩りがまた一つ消えて…

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日も春らしい、穏やかでとっても ”あったかいんだから~”

2015-04-25 14:40:51 | Weblog

                            
            「舞鶴草」が元気よく芽ををだしました。「タヌ」も一緒に…2015-4-24の庭

   あなた

 「舞鶴草」の濡れたように艶々した緑の葉っぱ。

 元気よく出て来ました。

 大きい木があったときは、ヒッソリト肩寄せ合うように、

 少しだけだったのに…

 今この場所は自分たちだけのものと、思っているようです。

 可愛いお花が楽しみです。

 

 

 四年たったいま…まだまだ、色んな事にぶつかってます。

 自分なりに、殻に籠らず、あまり頑張らずに、生きようと心掛けて

 います。

 でも、人間性って言うのか?捉え方の違い”っていうのか全く違う方向に

 なってしまうことも多々あるよ。

 そんなとき、悲しい人だなぁ”って 

 感じるけど、仕方ないことかもしれない。

 わたしは、ほんとうに優しい人たちに巡り合えて、倖せ。

 あれもこれも、あなたにはいっぱい…

 話したいけど、届かないんだよね~チョッピリ淋しい。

 メールは風にのって、きっと届いていると信じて。

 あなたの、前でのブツブツと独り言は相変わらず。

 唯一ホット出来る場所かな?

 幼友達ってやっぱりいいね…

 素でいいんだから…

 今日も春らしい、穏やかでとっても ”あったかいんだから~”

 そちらも、季節はやっぱり「春」?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                


 色々良くないことが、重なって…これも人生。

2015-04-24 15:35:03 | Weblog

                    
                    
                                   ラッパ水仙 2015-4-23-

      あなた

 暖かい日が続きましたので見事に咲いた「ラッパ水仙」。

 今日は風が強く余り暖かくない。

 それでも、病院の予約日。

 往きはバス。

 バス停で待っている間も、風が強くともすれば、ゆらゆらって

 飛ばされそう…

 帰りは折悪しく、雨、かなり雨足が強く、傘もないのでハイヤー

 一時過ぎていたので、それからの昼食。

 洗濯機を回しながら、掃除機をかけ、ようやく終わってお茶。

 ここに座ったらお陽さんが出て来ました。

 ”意地悪”

 色々良くないことが、重なって…これも人生。

 雨後の陽射しが清々しい。

 

 くれないの二尺のびたるばらの芽の針 やわらかに春雨の降る
                         正岡子規

 ひさかたの ひかりのどけき はるのひに 
                 しづこころなく はなのちるらむ
                           紀貫之

 春に相応しい和歌二首 好きな和歌です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 庭の花たち柔らかな陽を浴びて、生き生きとして…

2015-04-23 13:43:27 | Weblog

                          
              エンゴサクで覆い尽くされるかも?でも可愛い…

    あなた

 庭の花たち柔らかな陽を浴びて、生き生きとして…

 エンゴサクなど、じぶん達の楽園と思っているようで

 山と勘違いしてドンドン増え続けています。

 春の風。

 柔らかい。

 「タヌ」まで眠そうに眼を瞬いて、気怠るげに、庭を見渡しながら…

 何か言いたげなかお。

 君は何を言いたいの。

 君の場合は、のみ込んでも”心が折れる”ってことないとおもうけど。

 これから芽吹いてくる小さな花芽。

 競って、われこそ先って小さいながらニョキニョキ。

 

 あなたが其方へ行って四年、月日がこんなにも早かったって…

 一年位はただ一日の長さが恨めしかった。刻(とき)が何処かで

  止まってしまいあなたの前でただ「ブツブツ」と謂れのない

 繰り言の繰り返し。

 あのころ、やっぱり異常だったわたし。

 今は一日々を大切に、人の優しさに感謝しながら、

 また巡り逢えるその日まで、

 悔いのない生き方をしようと… 

 

 

 

    

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 こんな日と、こんなゆったりした時間が好き。

2015-04-22 14:23:26 | Weblog

                   
            ムラサキツツジ でも 紅ツツジのように紅い 

           
                   普通のムラサキツツジ
                 

   あなた

 柔らかな春の陽射し。

 ポカポカと身体の芯まで春を感じて。

 同じエゾムラサキツツジでも、色が随分違って…

 あなたの花友達が飽きずに眺めにきます。

 暫らく寒い日が続いて、どうなるんだろうと、心配しましたが、やっぱり春はわすれないで

 きてくれました。

 一番良い季節。

 スズメが裏の生垣に並んで「ピ~チクパ~チク」とお喋りに余念がない。

 時どきオンコを啄ばんで。

 春が嬉しいのでしょう…わたしも嬉しい…

 サヤサヤとした葉擦れの音が聞こえて来そうに、風に身を任せ靡いている庭の花。

 揺らめい夢見ごち…そんな様子。

 こんな日と、こんなゆったりした時間が好き。

 窓を全部開けてのお掃除。

 気持ちいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

       

  
     

                                              

                    


冷たい風に晒されながら、咲いてくれる「エゾムラサキツツジ」可愛い…

2015-04-21 10:58:32 | Weblog

                            
                                           2015-4-19-クリスマスローズ

               
                       2015-4-19-エゾムラサキツツジ

   あなた

 春とは名ばかり…

 寒い日です。

 冷たい風に晒されながら、咲いてくれる「エゾムラサキツツジ」可愛い…

 クリスマスローズ折角シャンと立ち上がったのに、雨で倒れて…

 ガンバッテいるのに、ちょっと可哀想。

 午後から出かけます。

 勉強にはなりませんけど、皆さんとお喋りしてきます。

 あなた

 昨日は久しぶりに、古い々友達と電話で話したり、メールしたりと…

 こんな楽しいひと時があったとは!うれしかったです。

 一生懸命生きていれば神様見てて下さるって…わかったような~

 彼はわたしなんかより、大変な病気なのに…

 前向きでほんとうに勁い人と思う。

 人に大切にされる人、本当に素晴らしい「ガンバレ」

 

 あづさ弓おしてはるさめ今日降りぬ明日さへ降らば若菜つみてむ   詠み人知らず

 空蝉の世にも似たるか花桜さくと見しまにかつ散りにけり    詠み人知らず

 好きな和歌二首

 あなた

 行ってくるね。

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


石楠花の葉っぱが冷たい風に晒され哀しげに震えてる。

2015-04-20 13:21:31 | Weblog

                           
                                     2015-4-19-ミムラス  可愛いでしょう  

     あなた

 石楠花の葉っぱが冷たい風に晒され哀しげに震えてる。

 友達から電話が。

 故郷の友がメールがないと、心配してるとの事。

 そうか、気遣いしてすこ~し距離をおき過ぎたのかも!…

 わたしは、一人だからね。

 あまりにも、考えて心が折れてしまいそうになって…

 そんな時人の優しさに甘えて救われて…

 雨がふってきた。

 かぜが強いので、吹き飛ばされながら、ようやく窓に辿りついて。

 散らばった雨粒の跡が、痛たいたしい。

 冬になるんじゃない。

 春になるのです。