『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 礑と気が付けば、あの人もこの人も、たくさんの人が逝っちゃった。

2015-05-31 08:23:28 | Weblog

                     
                                  2015-5-23-   翁草  

   あなた

 また一人其方へ逝っちゃった。

 随分お世話になりました。

 あなた

 お会いする事あったら、お礼申し上げてくださいね。

 人の命の儚さ…

 遣り切れないよ…

 

 彼女お別れに来てくれたよ。

 「涙雨」ず~っと降ってるよ…

 再び逢うことできないんだから…

 あなたの時もそうだった。

 「涙雨」が…

 どうして、悲しい目にばかり会うのかな?

 わたしは、ゆっくりしか歩けないから、人より一歩も二歩も遅れるんだね。

 礑と気が付けば、あの人もこの人も、たくさんの人が逝っちゃった。

 昨夜は眠れなかったよ…

 頭が痛いけどちょっと行ってくるね。

 

 

 

       


 しっかり大地に足をつけてる筈なのに、風に飛ばされそうになって…

2015-05-30 15:55:42 | Weblog

                     
                            2015-5-23- 伊吹虎の尾? 忘れました もしかしたら(認知)が入ってきたかな?

 

  あなた

 今日も風が強い。

 靄がかかっている様にハッキリせず、ただ風が強く如雨露の水が横に

 流されて、花にかからずわたしの足に…

 わたし、水は欲していない。

 急に用事ができ、バス停でバスを待つ。

 待っている時間の長いこと。

 しっかり大地に足をつけてる筈なのに、風に飛ばされそうになって…

 グラグラして何処かに掴まりたい…

 嫌だよ…

 『かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける』
                            「従二位家隆」
 『ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる』
                             「後徳大寺左大臣」

 只々、風が強く嫌な一日でした。

 

 

 

 

 


 色々思い出し…切なくなって…しまう。

2015-05-29 15:41:36 | Weblog

                                                                                                                      2015-5-23-   ランタナ
  あなた

 「ランタナ」可愛いでしょう。

 風が強く。庭へ出る気力がない。

 

 眠れぬ夜が続き、元気がない。 

 色々思い出し…切なくなって…しまう。

 与えられた「命」どんなに大事にしても、自分だけでは守りきれないね。

 

 生きていたいよね。

 あなたもそうだった。

 やがて、わたしも行くであろう知らない世界。

 でも、哀しいね。

 早く良くなって…

 また、お喋りしたいもの… 

 庭のはなが「おいで、おいで」をしてるみたいな仕草で、揺れている。

 こんなに良い春の一日なのに…

 元気のないわたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                  
            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                     


「頑張って」とは言わない、冷たいようだけど…でも待っている。

2015-05-28 14:48:28 | Weblog

                                
                 2015-5-23- 岩ヤツデ 

    あなた

 今日も春の陽気。

 風が強い。

 花畑の中です。

 毟れど毟れど、雑草の伸びるのが早い。

 自然のままの庭。

 その中で野草はヒッソリと…生き延びてくれる。

 「勁い!わたしの身体を労わってくれる花たち」!

 自分の限界を判ってるつもりなので、花にはごめんね。

 頑張れと言う言葉。

 励みになるかもしれないけど、ときには残酷。

 生きたいと思うよね。

 あの時もそうだった。

 だから、今は言わない…冷たいようだけど。

 ただ、再び逢えることのみ…願って…

 

 庭の花たちサヤサヤと風を受けて自然の懐に、身体を預けて…

  わたしも、斯ありたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                            


 やっぱり神様以外に判りえないことが、あるのだと言う事思い知らされました。

2015-05-27 17:24:37 | Weblog

                           
               2015-5-23-  河原撫子

  あなた

 撫子がヒッソリと咲いてます。

 可愛いね。

 枝も折れんばかりに咲いていたピンクの石楠花が終わりました。

 また会うことできるでしょうか?

 愛おしい。

 しっかり目に焼き付けておかなければ…って思ってます。

 今朝も目覚めました。

 花への水やり。

 今日一日のはじまり。

 

 わたしの毎日それ程変わるわけないと、思っていたけど…

 やっぱり神様以外に判りえないことが、あるのだと言う事思い知らされました。

 「また、明日」って何気なく言って別れる。

 その明日が判らない。

 この齢になると悲しいことが多すぎる。

 あなた切ないね。

 淋しいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昏くて寒い…午後です。これからの時間が長く淋しいです。

2015-05-26 16:12:51 | Weblog

         あなた

 「琉球ツツジ」が見事でしょう。

 今年は例年より花がいっぱい…咲きました。

 元気にしてやろう…との思い遣りなのでしょうね。

 今日も庭の花のなか。

 花が次々…話しかけてくれる。

 「今日も風がつめたいね」「そうそう、風も強いね」って、

 どんよりとした花曇り。

 花畑にいると、ご近所の方々が見えて「それは花、これは草」って

 色々教えてくれる。

 そして、増えたからって、持ってきて植えてまで下さる。

 本当に有り難いことと、感謝です。

 あまりの寒さなので、午前中でおわり。

 カーテン越しに見える「錦木」と「マユミ」随分大きくなって

 また、剪定を頼まなきゃ…って。

 あなた

 今日も暮れ泥んで…

 陽が射さないので、辺りが暗い。

 今日も終わりです。

 逢いたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 陽はさしているのに、唸り声を上げて吹いてる風。

2015-05-25 14:11:09 | Weblog

              
                       2015-5-23- サクラソウ                                

                     
                            
        2015-5-23-  エリカ                    

     あなた

 春爛漫の庭です。

 風が強くって。

 雪の重みに耐えたのだから、風では折れないよね、

 可哀想だけど風に逆らわないで…

 逆らってよいことは何もないから…

 陽はさしているのに、唸り声を上げて吹いてる風。

 ツツジの花びらが風に舞い散らされ花びらが高く々 飛んでって…

 まだ枝から離れたくなかったのかも…

  

 あなたの事を少し距離を置いて考えられるようになったと、思っていたけど

 やっぱり駄目。

 何かにつけて、あなたの前で”ブツブツ”と独り言。

 どうしてよいか?判らない。

 もって生まれた寿命?

 それで、割り切れるものでもなし。

  

 『さみどりの葉をはがしゆくはつなつのキャベツのしんのしんまでひとり』

 『『あい』という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし』

 二首とも  俵真智さん 

 こんな風に自分を表現できたらって…

 出来ないこと望んでも…可笑しいだけ。

 逢いたいよ… 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ここにいたら「逢えるんじゃないか?」って…

2015-05-24 12:59:29 | Weblog

       
                              2015-5-23-芝桜        

                     
                              2015-5-23- 芝桜 今満開 

    あなた

 芝桜綺麗でしょう。

 あなたの様に這い蹲ってとは、いきませんが、出来るだけしゃがんで草毟り。

 時どき花たちとお喋り。

 丈の高い花は「風が強くて、堪えるの大変」ってチョッピリ嘆いて…。

 花畑は、なかなかの賑わい。

 寒くはないけど、かなりの風の強さ。

 役目を終えて静かに消えていく花。

 今芽吹いたばかりの花。

 こんな花畑を見るのは初めて。

 この齢になっても!初経験って…あることも知りました。

 あなた、見えてるかな?

 「二人静」もヒッソリと、芽を出しました。

 「翁草」だけは駄目のようです。

 花畑に蹲る様にして草毟り…

 ここにいたら「逢えるんじゃないか?」って…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この柔らかい風に乗って「あなた」への手紙届けてほしい。

2015-05-23 14:51:24 | Weblog

                    
                     2015-5-20-   名前忘れました。 どうしても、思い出せない  …     

   あなた

 昨日は病院の日、すごく疲れてしまい…

 帰ったらもう駄目、寝てしまいました。

 

 昨日今日と春らしい暖かい日が続きます。

 今日は元気。

 網戸を入れ2階も下も窓は全開。

 気持ちのいい風がわたしの傍をすり抜ける。

 願いが叶うのであったら…

 この柔らかい風に乗って「あなた」への手紙届けてほしい。

 いや、あなたが風に乗って現れても平気。

 

 庭の花たちと、お喋りが上手くなったよ。

 わたしの言葉を理解してくれるのか?話かけたら肯いてくれる…

 花もようやくあなたの居ないこと判った様で、わたしが傍へ行くと

 すり寄ってくる。

 可愛い。

 物言わぬ花でも、すごく、可憐しく(いぢらしく)、今更ながら「あなた」

 の気持ちが沁み々と伝わって…

 言葉では言い表せない、熱いものが心の奥で蠢いて…

 やがて会えた時話するね。

 

 『もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし』
                                  前大僧正 行尊  

 『はなのいろは うつりにけるな いたづらに わがみよにふる 

  ながめせしまに』               小野小町

 今日の日も感謝で終わります。

 

 

 


 

 

  

 

               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 友の言葉が、何処か遥か遠くから聞こえるようなそんなもどかしさ。

2015-05-21 14:40:19 | Weblog

            
          2015-5-19- 丈が低く庭に這っている 石楠花                  

             
                   2015-5-19- 背が高いため風当たりも強い                

    あなた

 寒々とした日です。

 同郷の幼な友達からの電話。

 お互い齢が齢なので、気持ちは懐かしい故郷へ飛んでいくものの…

 現実は難しい。

 友の言葉が、何処か遥か遠くから聞こえるようなそんなもどかしさ。

  

 空は泣き出しそうな、曇り空。

 思い出して、時どき陽は射すものの、すぐに雲の中。

 陽が射すと春。

 春になり切れない冷たい風。

 心が折れてしまいそうに重い。

 消化出来ずに詰まった感じ。

 何でかなあ…

 

 『待てといふに散らでしとまる物ならばなにを桜に思ひまさまし』
                   詠み人知らず

 《待ってくれと言うのに対して、散らずに枝に留まるものであるならば、

 何者を桜の花以上に慕おうか。慌ただしく散ってしまうからこそ、桜をこの上なく

 慕うのだ。》  通釈

 『空蝉の世にも似たるか花桜さくと見しまにかつ散りにけり』
                   詠み人知らず

 《はかない現世に似ているのか。桜の花は、咲いたと見るうちに、

 次から次へ散ってしまうのだった。》 通釈 

 あなた

 陽がさしてきました。

 心の中の冷たさも春の陽射しで‼融けてほしい…