『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

お彼岸

2008-03-23 16:55:04 | Weblog

 

 今年のような、春の訪れかたもあるんですネ・・
例年なら思わせぶりに、行きつ戻りつしながら少しづつ、雪が消えていきました。
 今年の場合、3月になったら”アレレッ”と言うまに、雪がなくなってしまいました。そして、今日はお彼岸明けです。
 改めて、お彼岸とは!
煩悩と迷いの世界である【此岸(しかん)】にある者が【六波羅蜜(ろくはらみつ)】の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【彼岸】の境地へ到達する事が出来ると言う。
太陽が真東から上がって真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を【彼岸】と呼び、この期間に仏様の供養をする事で「極楽浄土」へ行く事が出来ると考えられた、日本独自の仏教行事のようです。

    

  春は、漉し餡のぼた餅と、母は言ってました。
夫の両親・私の親・それにあの人・この人と、ぼた餅を食べて頂きたい人が沢山です。お墓は遠くてお参りは出来ませんが、我が家の神棚にぼた餅をお供えし心込めてお参りします。

  

 

 


小さな春

2008-03-11 14:20:27 | Weblog


   
  庭の一番日当たりの良い場所を、夫は毎日の様に雪を除け、給餌箱の邪魔にならないよう、そ~っと雪を掻き出している。
 「何ゆえ?」
そうなんです。北国の春一番、福寿草・クロッカス・など等が芽吹いているんです。まだ、蕾は固いけど小さな春が待ってました。
雪が沢山だった分一入春が愛おしいのかも?・・・

  勝手なもので、雪かきの手伝いが要らなくなったら、「雪も悪くないな・・」と思ったりして。

 楽しい旅も、後どれだけ続けられるのでしょうね?過ぎて行く一日が、悔いのないよう!大事に々に使います。

     

       

 

 

 


啓蟄が過ぎて

2008-03-09 13:45:01 | Weblog

 
 日の当たる所で本を読んでいると、あついくらいです。柔らかい春の日差しです。まだ雪は沢山ありますが、春は確実にやって来てます。
 啓蟄が過ぎました。虫たちも目を覚ましたようです。蜘蛛!私は嫌いですが”ゴソゴソ”と這い出してきました。玄関の隅で丸くなってるワラジ虫・・春の息吹に誘われ虫たちが蠢きだしました。
 待ち遠しい春を人間より一足先に虫が感じるのでしょう。

 お彼岸の頃まで、三寒四温で行きつ戻りつしながら、春の香りだけを撒き散らして行く・・・
そこはかとなく漂うこの時期の「春の香り」が好き!「風邪など何処かへ飛んでいけ~」
 不覚にも、風邪をひきました。根性で治そうと思いましたと、病院の先生に言いましたら、
 「根性で、治る齢ではないでしょう」と言われました。悔しいけど、全くその通りで反論のしようもありません。
薬を飲み、ひたすら、咳きに耐えています。

 

 

 


お雛祭り

2008-03-04 16:55:06 | Weblog

 
 
    『灯りをつけましょぼんぼりに
     お花を あげましょ 桃の花・・・』
 と、7歳の孫が可愛い声で歌っている。早いものでお雛まつりです。
 「ぜったい、ぜったい来てね」の誘いを断れず行って来ました。古いお雛様です。親子二代で(娘と孫)使っている年月の重さでしょうか?鏡も曇ってしまいはっきりとは見えません。引き出しの房が殆どとれてます。
お内裏様が、辛うじて良いお顔で孫のハシャグ姿を見て微笑んでいるようです。吉月の七段飾りですが三十ん年ともなると、お道具も壊れてくるし昔の面影はありませんが、娘も孫もえらく、お気に入りで、大事に扱っているのをみると嬉しくなり、買っておいて良かったと、しみじみ思いました。

 定番の散らし寿司に手作りの桜餅!
  「ヘェ・・この人もお母さんになったら、結構やるじゃない」
 何ですかとっても仄々としたお雛祭りで、ジィジもバァバも、久し振りに楽しかったで~す。