『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

なにか・・・

2010-08-31 11:11:11 | Weblog

 

   

  

  

思い出箱
子育ては、やがて来る子離れで終わる。
手塩にかけた子どもたちが、
それぞれの道に懸命に飛び立っていく・・・・・
その姿を見送りながら、
失敗もいろいろあったが、大筋でまちがってはいなかった、と胸をなでおろして、
これまでの日々を「思い出箱」に入れていく。
ときどき開けて見ることのできる、その箱さえあれば、
親は生きていける。
   
潮時
水であれ、知恵や情熱であれ、
噴き出してくるのは、中から押し出す力があるからだ。
そんな力がなくなったときを「潮時」という。

そんなにむずかしい話ではない。

   

 

            蒸し暑いせいでしょうか?

           思考力ゼロです。

            回り道のうたから・・・       

                                                

 

 

 

 

 


  ”ホーランドロップゴンチャン”

2010-08-17 22:00:11 | Weblog

 

      
  ホーランドロップ ゴンチャン       ゴンチャン

 随分可愛がられた”ゴンチャン”ですが、今日夕方お別れしてしまい

 ました。2年5ヶ月短い命でした。

 お医者さんの話ですと、生まれつき虚弱体質だったようです。

 入退院を繰り返し、私の目からみれば人間の自己満足にしかみえ

 なかったけど飼い主にしてみれば、そうではなかったようです。

 もう延命治療の痛い注射もしなくていいのです・・・でもゴンあなたは

 倖ですよ・・・

 たまたま、お別れのとき立ち会ってしまいました。

 もう3日前、孫も充分泣いてお別れしたせいでしょうかいざ、現実を

 目の当たりにしたらきょとんとして なかなか実感が湧かなかったよ

 うです。

 生と死・・・現実は厳しい・・・

 孫はますます、動物のお医者さんになることの思いを強くしたようで

 す。

 「カッタン」ガンバレ・・・

 

 

 

 


大粒の雨

2010-08-12 14:19:32 | Weblog

 

          

  随分降った雨、被害も多く出ています。

  ここは午後から薄日が射してきました。

  青空が見える・・・うれしいな~・・・

  網戸を通した大粒の雨が、思い出したようにコロコロと落ちてくる。

  すごく大きな夢が詰まっていたのかな?

  泪を流したように尾をひきながら、落ちていく・・・

  雨に痛めつけられた庭の花ですがお日さまの明るさに元気をもら

  い、生き生きとしています。

  

  お日さまの力は偉大です。

  

夏休み



心の奥の 引き出しに 忘れかけていた言葉がありました。

「夏休み」・・・・・・・・

遠い昔 むせかえるような夏草の中で 

時のながれを忘れて 遊びまわったあの日 

里帰り やさしく迎えてくれたおばあちゃんの笑顔

蝉しぐれ  そして田舎の風景

私にも あなたにも

まちがいなく そんな時があったことを思い出していたら

なつかしい顔に 急に逢いたくなったりして ・・・・・・・・

お元気ですか。頑張っていますか。

大切なあなたに 心の夏休みを贈ります。  

   回り道の唄から・・・

 

  

 

  


  昔の本・・・

2010-08-10 17:08:24 | Weblog

 

              
               平安朝の貴人たち

 久し振りに古い本を引っ張り出しました。大事に扱わないと表紙が

 破れてしまいそう・・・

 平安朝時代の女性が書いたものです。

  「藤原道長」の栄華を描いた歴史物語。

 この「栄華物語」の作者は不詳のようですが、全40巻のうち30巻は

 「赤染衛門」と言われています。

 「道長」の生き方は、嫌ですがこれを書いた作者の鋭い観察力・・・

 暑さで汗を流しながら読みました。

 そうは言っても全巻ではありません。

 紫式部や清少納言に触発されたのでしょうか?

 《やすらわで寝なましものを 小夜更けて

              かたぶくまでの月を見しかな》

      赤染衛門の詠みです。

 

 

 


暑い日

2010-08-07 14:24:03 | Weblog

 

     
      ガンコーラン             ツバメオモト

 背丈が低いガンコーランですが、今の時期淋しい庭を彩ってくれます。

 ツバメオモトの実が美しく輝いてきました。

 植物ってやはりすごい・・・暑いとか、寒いとか、決して文句を言わず

 自分の出番をちゃんと弁え、少し肩をすぼめながらも役目を果たそう

 と懸命に生きている。

 タヌ君だって置かれた場所で花達とお喋りしながら、アチコチと目配りし

 頑張っている。

 ”ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば

    ただ有明の月ぞ残れる”  

      後徳大寺左大臣の詠みです。

 この頃の歌人は、ほととぎすの和歌を詠むために、明け方までずっと

 待っていたといわれています。

 この気の遠くなるような時間をただひたすら待つ・・・我慢強さ。

 それは、小さな植物たちと通じるものがあるんですね。

 美しく咲くために寒い冬を耐える。

 また、良い和歌(うた)を詠むために耐える。

  あぁあ・・・気付くのが遅すぎたかな?

 でも、まだ旅は続くのです。

 

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 


"槿"

2010-08-04 17:04:55 | Weblog

 

    
    ツキヌキ忍冬                槿

 この花が咲く季節になりました。

 ツキヌキニンドウ花言葉=愛の絆・献身的な愛

 槿花言葉=信念

 とありました。

 どちらの花も可愛いい・・・

 この花たちは夏の花の筈なのですが、匂いは「秋」なのです。

 そして、少しずつ忍びよって来る・・・気配は秋・・・

 淋しくていや・・・

 自然には、逆らえないと判っていても  淋しいのはいや・・・

 ” 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを

        雲のいづこに 月宿るらむ ”

 清少納言のご先祖様の和歌です。

 きょうはどっぷりと、「雅」の世界に浸っていたので、疲れたのかな?

 なかなか、現実に戻れず・・・困ったひと・・・

 でも夕食の支度がまっている。

 

 

 

 

 

 

 

 


"葉月・・・”

2010-08-01 14:46:09 | Weblog

 

      
      吾亦紅(ピンク)             カノコユリ

     
         スカシユリ            ラベンダー(白) 

  葉月この呼び名が優しくて大好き 昔の葉月は今の9月頃を言うら

  しく「葉の落ちる月」からそう呼ぶようです。

  7月は夏風邪に罹り、何ともすっきりせず、ただゴロゴロと過ごして

  しまいました。

  それでも、私に課せられた事は、ようやく終わり「やったぁ・・・」

  達成感と虚脱感が入り混じった複雑な状態。

  これから暫らくは、庭の花木たちとゆっくり向き合ったり、自分とも

  向き合ったり・・・と嬉しい時間がいっぱい・・・

  久し振りに平安の時代を、お邪魔したり・・・

  あの時代だって、決して雅の世界だけではないでしょう・・・

  でもどうせ、「夢」の世界なら、優雅であって、現代とは全く違う

  世界がよい・・・

  さて、庭の花たち、あの篠突く雨にもめげずすっくとたっている・・・

  その姿の健気さに、あらためて考えさせられるものが・・・

  ただ、強さだけではなく、逆らうことなく、自分を主張する姿・・・

  教えられました。