あなた
水仙に続けとばかりに飛び出してきた白山石楠花、出てきたものの…
冷たい風に晒され、葉を細く丸めて、耐え忍んでいるこの姿…見てやって下さい。
あなたも昨日の”水仙”喜んでくれたのね…
声は聞こえなかったけど…
あれは絶対「あなた…」
いいや…夢が壊れるのは、哀しいから…そうにしておきます。
去年(こぞ)の雪が、まだ残ったままの庭に出てきた庭木たち…
風の寒さに只々震えて…
今日で如月も終わり…
またの、この月に、会えたらいいね…
きっと会えるね…
雪の残っている今時期に懸命に頑張って、芽を出してくれた花…
天上界に咲くという神秘的で素晴らしい花「天華(てんけ)」
まだ一度もお目に掛かっていない、「幻の花!」
わたしにとって、我が家の水仙はその「天華」以上に大切で愛おしい花なのです。
少しお陽さんが出て来ましたよ…
我が家の水仙!大喜びです…
随分長い手紙になりました。