『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

   「逢いたいなぁ・・・」

2012-03-29 16:28:25 | Weblog

 

                  

    あなた

 今日も暖かい春の陽気でした。「ホラ、春の妖精がニッコリしているでしょう・・・」

 我が家の庭の雪何時なくなるのでしょうか?あなたならきっと雪をせっせと掻き出しいち早く春の花を目覚めさせるの

 でしょうけど・・・

 今日は珍しい人と電話したよ。聞いていた?少し疲れちゃった・・・いろんな事あるね。

 あれも、これもって考えたら、頭が痛くなるので、ソコソコにしておくね・・・

 どんなに淋しくたって、命あるうちは生きなきゃならないし・・・あの方が言う様な「慣れる」ってことではない、ただじっと耐

 えているだけ・・・(フフッフ同じことか!)でも、さっさと、「さよなら」した人を恨みます・・・

 あなた

 庭の雪はまだまだ、いっぱいありますがその狭間から躑躅がチョコンと顔をだしてる。タヌはまだのようですが。

 きっと、自力で雪を押しのけたのですね。早く春の日をあびたくて・・・いじらしい。

 わたしは、何もしないのに、庭に春が来てくれた・・・本当に嬉しい

 3月も後僅か!うれしい筈なのに・・・苦しくて、苦い思い出が頭を過ぎります。わたしが行かない限り、もうあなたには、

 逢えないの・・・逢いたいなぁ~~

 

 

 

  


あなた蕗の薹みたよ・・・

2012-03-28 17:32:47 | Weblog

 

                   

      あなた

    お久し振り。

  今日は春らしく暖かな日です。どうしても出かけなければならず、あなたに手を引っ張られたり、背中を押されたりしな

  がら、いってきました。 

  出てしまえば暖かく、春の匂いを嗅ぎながらあちらこちらを見回し・・・春の音に耳を傾けました。

  ねぇねぇ!!見て「蕗の薹です」もうこんなに大きくなっているんですね・・・

  まだ雪はうず高くあるのに・・・

  この蕗の薹は知り合いの家の庭に植えてあり、食する気持ちは全くなく・・・。私に言われ気付いたようです。

  お母さんがお元気の頃は、食していた筈なのに・・・

  それを、眺めて昨年の今頃は?あなたやはり見つけてきていました・・・それも「カッタン」と一緒に・・・

  でも今年は食する事ないと思う・・・もっとも一人で食べても味気なく、苦味は一入でしょうし・・・

  あなた

  「早く起きて~車がないと歩くことできないよ~」

  今日は珍しく庭のギャングヒヨドリがきて、餌箱にいたよ・・それもかなり長い時間。

  まだ、あなたの居ない現実!わかっていないみたい・・・

  タヌもまだ、姿を現していないし・・・淋しいよ。

  あなた、又書くね。

 

 

 

 


お彼岸・・・寒い日です

2012-03-20 18:36:57 | Weblog

 

              

       あなた

 お彼岸ですもね。こんなに立派なお花いただきましたよ、それと何時ものおばぁちゃん「あなた」へあげて・・・と、ボタモチ

 つくって持ってきてくれました。 

 美味しかったでしょう・・・人の情けって嬉しいね。

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが寒い・・・身体の芯まで寒くなって・・・しまうような一日でした。

 あなたが居る頃はただあれもこれもしてもらっていたけど・・・その怠けた分付けがキッチリと廻ってきました。

 痛かった・・・思いっきり、是でもか?ってね。

 ひとがいいんじゃなく、?馬鹿なんですよね!出来ないは出来ないなりに何とかしなければ・・・と悪戦苦闘するわけ・・・

 結論なんて・・・でてないよ。な~んにもしなくていいのなら・・・其の儘のほうがどれだけよいか・・・

 自分自身が情けない・・・

 其方で見てて可笑しいでしょう・・・私も今はそう思う。

  今日はとにかく寒い日でした。お彼岸のお中日です・・・例年そんな気がします。

 お墓参りもできない・・・ごめんね。

 あなた

 優しい人も、いっぱいいっぱい居るから。keiは頑張る事できる。あまり心配しないで・・・具合悪くなったら・・・

 困るから。

 今日はず~っと、いろんな事考えさせられました。明日はきっと元気になれるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  ”彼岸荒れかな?”

2012-03-15 19:47:42 | Weblog

         

    

 

  あなた

 暫らくおやすみしていたゼラニュームが、きれいに咲き出しました。サボテンも満開・・・すごくきれい・・・

 家のなかは暖かく春そのものです。でも今日はとても変な天気で吹雪いたり晴れたりの繰り返し。

 お彼岸も近いので荒れているのでしょう・・・

 外は風が強そうです・・・石楠花の葉っぱが大きく揺れているよ。

 こうして、一歩ずつ春に近づいていくのですね。

 あなた

 わたしの頭では解決出来ない様な・・・色んなことが追っかけてきます。

 逃げるわけではないけれど・・・生きるって難しい・・・

  そして言葉の難しさ・・・「建前と本音」「たかが〇〇されど〇〇・・・」どちらにしても嘘ではない。難しいです。

 あなた

 難しいことはさて置き、先輩から「座禅草」の写真送って頂きました。本州は雪のない分早いですね素敵でした。

 ここではお見せできなくて残念です。

 あなた

 今日元気なかったkeiですが、先程珍しい方がいらして・・・嬉しかった。私の好きな作家の本2冊も下さった・・・

 これで暫らく夢中になれますね・・・じゃ~またね

 

 

  

     


寒い日です・・・

2012-03-12 19:24:54 | Weblog

       

                    

    あなた     

  昨日までのあのピカピカは何処へいったのでしょう?今日は寒い日です。

 三寒四温、この時期には必ずあって、行きつ戻りつを繰り返しながら春がやってきます。

 待って待っている故でしょうね・・・チョッピリ恨めしい。

 春がきてもかえってくる人はいない。

 声の限り叫んでも!あなたの処へは届かない。判っていても・・・

 永い月日を一緒に暮らしたのですものね・・・淋しさは一入です。

     

  

 あなた、耐えることがこんなに辛いとは・・・

 いいへ、もう少しピカピカになると、元気になれるよね・・・

 なんだか、訳判らない事言っています。

 大震災から1年!忘れられるわけない・・・震災ではないけど、わたしには震災と同じあっという間の出来事でした。

 新聞をみてもテレビをみても、そのことばかり・・・涙なしでは見ていられない。

 みんな、わたしの出来事と重なり合って、辛くなります。

 あなた

 ご免なさい・・・泣くまいと思っていましたが・・・ 何故もっと早く気付くこと・・・できなかった?後悔ばかり・・・

 苦しかったでしょうに・・・

 

 


  大切な人!の為に・・・

2012-03-11 14:29:14 | Weblog

 

                

               

 

     あなた

 淡い色合いのサボテン見てください!!

 きれいでしょう・・・見よう見真似で此処までにしましたよ・・・「よく咲かせたね!」って褒めて褒めて・・・

 昨日お参りに行ってきました。

 「覚悟はしていました・・・」って気丈に言っていた彼女。ただ義母が可哀想・・・って涙していたよ。そりゃそうよね、子供に

 先だたれたら哀しいね。そのお義母さん、ひと回りもふた回りも、小さくなっちゃって・・・

 そして、彼女曰く「子供たちは、社会人になったけど、これからの事の方が大変だと思います・・・そう考えると・・・」

 そう、嘆きたいよね~泣きたいよね~

 でも若いのに偉い・・・しみじみそう思う・・・

 私なんか、年齢ばかりは多いけど、とてもとても・・・真似はできない。

 今日は春らしくピカピカの陽気です。

 こんな日あなたなら、差し詰め外で氷割でしょう・・・ね

 世界一怠け者のkeiです。外へ出る元気がない・・・

 わたしも、彼女を見習い元気だすよ。

 追伸

 あなた、早く目覚めてね・・・大好きだった花を見せてあげたい・・・

 

 

 

 

 

 


   春の日に想う

2012-03-09 17:13:42 | Weblog

 

              

     あなた

 随分遠いところへいってしまったようね・・・一方通行の手紙どれだけ書いたかしら?未だに一葉の返信も届いていませ

 ん。淋しいものです。

 今日も春の陽気で雪が慌てて溶け出していますよ・・・

 いくら居座っていたくても、この時期になるとそうにはならない・・・これが自然。

 時の移ろい!!春がきたのです。

 ひたすら、雪と格闘・・・でなければ淋しさを堪えて、ジ~ット夜明けをまつ苦しさ・・・

 あなたには到底判らないでしょうね。

 でもね、み~んな優しくしてくれる。そんな優しさに絆され・・・何故か泪がでてしまう・・・

 そんなとき、あなたに「ブツブツ」と掻き口説いてしまうkeiです。お見通しでしょうけど・・・

 あなた

 おおきく「伸び」をして、眼を覚まして・・・

 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に 

     かひなく立たむ 名こそ惜しけれ   (周防内侍)

 かくとだに えせはいぶきの 手枕に

      かひなく立たむ 名こそ惜しけれ   (藤原実方朝臣)

 

  好きな詠二首・・・・ 

     

   

  

 

 

  

 


   春になったけど・・・

2012-03-06 17:09:26 | Weblog

 

                                

      あなた

  弥生3月または、夢見月とも言いますね。本州では梅の花が咲いているようですが、ここではまだ雪が深く福寿草でさ

 へ 雪の下。

 あまり、陽は射していませんが暖気で道路の雪がとけグシャグシャ状態・・・歩くのが大変。

 お雛祭りも過ぎました。一つまた一つと行事が終わっていきます。

 わたしの旅も後どれくらい続くのでしょうか?・・・

 最近のわたし、出歩く機会がおおく、何だか少し疲れ気味。

 そんな今日、驚きました・・・あなたがよく知っている今年還暦を迎えるあの方!亡くなっていたのです。早速電話をい

 れて詳しく聞きました。やはり癌はガンですね。でも彼女健気に頑張っている様子でした。

 まだ若いのに・・・さぞ辛いことでしょう・・・どんな言葉も慰めにはならない・・・私が一番良くしっている。

 神様って時々本当に「酷」なことをなさる。この齢になって9ヶ月過ぎても、まだ事実を事実として受け入れられないでいる

 んですもの・・・でも彼女辛いとき、keiをおもいだすんですって・・・可哀想・・・・ある意味私元気ださなくては・・・ね

 fuさんがんばって・・・「子供さんだって歯を食い縛って堪えてると思うよ・・・」 

余韻
幸せとは、”余韻”を楽しむことです。
決断して、行動して、何とか手に入れた安寧が放つ”余韻”を
ゆっくり味わうことです。
苦労や努力をしないで感じる幸せには、
残念ながら”余韻”はありません。
・・・・山頂まで登山電車できた客は
登山家と同じ太陽を見ることはできない。・・・・  アラン

回り道の唄より・・・