『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 あなた…見ていた?…。

2012-11-28 20:05:56 | Weblog

 

                           

   あなた

 昨日は凄い吹雪でしたが今日は晴れ。

 淋しくても、悲しくても、新しい年が来て「おめでとう」なんです。どうしても出来ないと思っていたけど…

 作ってもらいました感謝…倖せです…さっきあなたに言ったら笑っていたよね…

 どう報告してよいか?うまく言えないけど…あなたの写真の前で不覚にもポロポロって…

 ず~っと見ていたのでしょう?

 先ほど友達に電話したの、彼女と久しぶりに長々とお喋りして…「お互い齢とったね~」ですって…

 もう一度あなたと飲みたかった…って言っていましたよ。

 彼女も一人…でもえらいなぁ~頑張っているよ…

 あなた

 わたしって本当に駄目人間ね…改めて思い知らされました…

 でも生ある限り、一生懸命生きます。

 あなた手をかして…。

 特に何をするわけではないけど~リコ達が一緒に年を越そうと言っています。

 どうあろうと、やはり”けじめ”は大切ですよね…

 あなたが、居ない二度目のお正月…。

 

 

  

                        


 外が泣いている!

2012-11-26 17:56:00 | Weblog

 

                                            

     あなた

 初冬の今日は雨降りです。

 霙れ交じりではないのですが、静かに降っています。

 どんなにしても埋め様のない大きな穴が心の中にポッカリと…今日の様な日は、雨と一緒に 

 哭きだしたい…。 ”だめだなぁ…よわいなぁ…”。と思いつつ…。

 言葉にならないけど、大きな声で… 「フフッフ」笑うしかない。自分が惨めすぎるよ…

 外は荒れ模様です。

 何時もいつも、穏やかなんて…在り得ないよね。

 あなた

 やっぱりさっさと逝っていまったあなたを恨みます。この空虚感…あなたには判らないでしょうね?

 わたしは恵まれている…ってことは判るのですが…遣り切れないってこともあるの。

 哭きたいときは、泣けばいいのよね~

 あなた

 風邪ひかないで…。

 

 

 

 

 

 

 

 

    

      


 久しぶりの”キラキラ”が眩しい…

2012-11-24 15:50:18 | Weblog

 

            

    あなた

 ”散るという飛翔のかたち花びらは  ふとほほえんで枝を離れる”

 俵万智さんだったと思う。潔しということでは「すごいな~斯くありたい」と願うも、現実を目の当りにしたとき!

 やっぱり違う…そんなに早く散ってしまわなくても良かったのにと、嘆かずにはいられない…

 庭木に雪が積もり道路の雪もそのまま…切ないよ~

   あなた

  今日は、キラキラと輝いている!お日様が眩しいよ…ゆっくりゆっくりと歩いて 歯医者さん、

 磨きすぎで歯茎に傷ができ腫れて化膿したようです。、昨夜は痛くて々…眠れなかった。暫らく通院との事。

 もう、嫌だよ~身体はガタガタ…でもこうしてやっぱり生きていかなければ…

 お荷物にならないよう…ヒッソリと、与えられた生命大事に生きます。

   ”山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば”     源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)

  「この和歌は、山里で暮らす宗于が都の友達を思ってつくられた和歌だと言われていますが、人を恋しく思う気持ちが伝わり

  昔も今もやはり、一人は淋しいのです」

 あなた

 寒いけど…がんばって~

  

 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

 

 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

 

 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

 

 

 

 

 

 

         


”一歩近くなったかな?…”

2012-11-23 16:51:12 | Weblog

 

      

     あなた

  風が冷たい…雪が降ってきました。

  雪で真っ白になりました。やっぱりまたこの季節です。好き嫌いは別として、

  ここを通らなければ、暖かい春は来ないのです。

  生きるって楽しい事もいっぱいあるけど、難しい事もいっぱいあって…

  戸惑ってウロウロして…それでも何事もないような!顔で生きていく…つらい~ね

  あなた、寒い?だからって如何してやりようもない…わたしだって、一人で生きて居るのだから

  あなたも、もう少しひとりで頑張って…

  ひとつ、またひとつと、あなたの使っていたもの捨てているけど、そのひとつを捨てるのに

  なが~い時間がかかります。

  リコだったら、「これもあれもいらない…」ってパッパッて、その早い事…一度捨てられたものを

  あのこが帰ってから、また、拾ってくる…これの繰り返し…だから何時までも片付かないって判ってはいます。

  想い出に浸っていても前に進めないってことも…判っています。

  あなた其方から見ていてお可笑しいでしょう?…

  今日は少しまとめて捨てました。えらかったでしょう…

  今年も残り少なくなって…一歩あなたに近づけたかな?

  

  

  

   

  

  

           

         


あなた!心配しないで…ね

2012-11-21 16:54:57 | Weblog

 

                 

   あなた

 今日も雪は解けず陽は少々射していましたが心の中が寒い日でした。

 庭を見たら…可哀想で…泪が出てきそう…

 庭木はまだ冬囲いをして貰えず、只寒い季節風に吹き晒されて…

 それぞれ、都合があるのでしょうが…

 何も出来ない自分が悲しい…心の中を、ビユウビユウと隙間風が吹き荒れています。

 そんな、ささくれだった私の気持ちを「お地蔵さん」は優しく…優しくにこやかな笑顔で癒してくれる。

 じ~っとお地蔵さんと向き合い穏やかな笑顔を見ていると!チッポケな自分が情けない。

 そう、しなければならない事いっぱいあるの…でも、頭が壊れかけて…何もできない。

 あなた

 一寸手伝ってほしい…でも幾らお願いしても!…だめよね~

 今までも随分お願いしたけど…聞いてはくれない。当たり前の事なんですが、わたしは哀しい。

 もう今年も僅かです。

 新しい年はどうなるのでしょう?何がまっているのでしょう…

 でも、「kei」は倖せと思います。私の周りの人たちは優しいです…

 だから、あなた心配しないでね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 雪が降りました…初雪です。

2012-11-19 16:58:08 | Weblog

 

                

    あなた

 昨日の事です。冷たい雨が霙になりついに初雪です。

 カッタンの喜びよう…さっそく庭にでて走り回わり、まるでケンタでした。

 そして雪玉を作りビニール袋にいれて「初雪だからしまっておく」と、冷凍庫に入れリコに叱られて…「シュン」…

 子供っていいなぁ…あの子を見ていると「夢」そのもの…

 今日もまだ雪は解けません。これで、根雪になるのでしょうか?

 寒い…また一人で過ごす寒さを思い知らされています。

 窓から見る寒々とした雪景色!寒さで日陰の雪は凍ったまま。

 どんなに嫌でも四季は廻ってきます。

 当分の間…寒さと淋しさとの闘い…あなた手をかして…

 人間我慢しなければ、駄目よね~寂しさにはもう慣れた筈なんだけど…やっぱり私って駄目なひと。

    ”心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花”   凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

 「凡河内躬恒が和歌のつくりり方を弟子達に教えていた時、庭に咲いている白菊に霜が降りているのを想像して、この和歌をつくって  

 みせたと伝えられています。」

    ”み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり ”     参議雅経(さんぎまさつね)

  「この和歌は自然を詠んだものですが、秋の夜の寂しさの中、まさに衣をうつ音が聞こえてきそうです。」

 と書いてありました。

 長い夜とのお付き合いです。あなたも淋しい?

 



 

 

 

 

 

 


 重く黒い秋の空…。

2012-11-15 15:44:02 | Weblog

 

                                    

   あなた

 つい先ほどまで柔らかい日差しが窓越しに眩しかったのに…

 秋の空です。重く黒い雲が空一面覆ってしまいました。 寒々としています。

           

 風が木の葉を舞わせて…「雪がきますよ~」って言っているみたい…。

 霜月も半ば!寒さも一段と厳しくなって…気持ちも滅入って… 淋しさが一入堪えます。

 あなた

 昨夜は眠れず、昨日でもなく、今日でもない時間まで眼が冴えて…色んな事考えていました

 夢の中で杖をつかず”シャキッ”として歩いていました。嬉しくて、これなら何所までも歩いていけるって…

  あなたの姿が見えたので!追いかけました…でも、すぐ消えてしまった。

 夢の余韻がまだ尾を引いて頭が壊れそう。

 こうして、身体も壊れてしまうのでしょう… 性懲りもなく、あなたの前で愚痴っている…「kei」

 寂しく辛いけど…与えられた分!生きるね…

 淋しく哀しいのは私だけでは!ないのだから…。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

            


 ”あなた”心配しないで…がんばる。

2012-11-11 15:48:36 | Weblog

 

                                                          

     あなた

 穏やかな日でした。

 ですが、この世とは色々複雑な事がおおございます。

 そして、与えられた命の大切さ…どんなに生きていたくても、とんでもない病魔に身体を蝕まれたら…?

 どうしよう…わたしなら、あたふたと 為す術もないまま、ただオロオロするだけかも?しれない…

 でも彼女は勁いよ!…誰にも心配させまいと?元気を装っているのかな?。

 ”しゃきっと”覚悟している様子が痛々しくて遣り切れない。

 人の命のある限り…苦しさに耐えて生きるんだよね…。

 あなたのようにある日突然黙って逝ってしまう…残された家族は本当に辛かった。

 これも、与えられた人生…

 彼女のほうがまだ自分と向き合いながら、ご主人や、子供たちとも、じっくり話する時間を持てるだけ

 倖せなのかも…でもそんな倖せなら?ないほうがいいかな?何れにしても、遣り切れないよ~…。

 あなたの所ではこんなに悩むことってないよね…。

 こんなに、暖かくて良い日なのに、暗い事考えなくてはならないなんて…これも人生そのもの。

 昨日から余りよくない報せばかりで…気が滅入っています。

 「さぁ~kei頑張って!もっと勁くなろう…」

 あなたに、心配かけないように!…生きるつもり。

 

 

           


 ”今日も暮れて・・・いきます”

2012-11-09 15:42:40 | Weblog

 

              

  あなた

 雨が降ったり止んだり…淋しい秋の天気。

 見て可愛い菊の花が、斯くも無残な姿に…

 バスの中から見た銀杏の葉っぱはもっと憐れ…

 風に誘われハラハラ…と!そして道端に舞い散り…端っこにうず高く積み上げられていた。

 あの葉っぱには哀愁が漂って… 「お疲れ様…」また何時の日か逢えたらいいね…。

 そしてまた、今日の日が過ぎて行く。

 窓越しに見る庭の花木たち…まだ冬囲いはしていないけど、「役目はおわりました」って…

 小さな声で囁きかけてくる。 本当にお疲れ様。

   

 「タヌ」きみも暫らくはお休みだね…きみを可愛がっていた人も眠っているよ…。

 出来る事なら、何事もなかったみたいに目覚めてほしいけど…。

 

     

          


 ”夜の帳が降りてくる…”

2012-11-08 15:57:20 | Weblog

 

                           

   あなた

 晩秋の小春日和と言うのでしょうか… 穏やかな日でした。

 そして静かな一日が暮れようとしています。

 こんな暖かい日ばかりが続いたら、どんなに嬉しい事でしょう。

 喪中の葉書がくるようになり…思い出すわけではないけれど、ついつい苦しかった事が頭を過ぎり…

 過ぎた月日の重さが身に沁みる…。

 この虚しさを埋めるって…どうすればいいのかな?

 暖かい日和に誘われ庭に出て「タヌ」と久しぶりに話をする。

 タヌの哀しげな眼を見ると何も言えず、ただタヌの頭を撫でて「タヌ頑張って生きようね…」って。

 こんな静かなひと時が好き…

 あなた

 ず~っと雨だったので庭の花は無残な姿…

 でも、”雨にも負けず 風にも負けず…”倒れていてもひっそりと咲いています。

 そんな姿を目にすると黙って逝ってしまったあなたと重なり、泣けてきちゃう…。

 あなた、間もなく夜の帳が降りてきます。