『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

何年たっても、一人になり切れない弱さが…「駄目なんだよ~」って

2014-11-28 16:24:09 | Weblog

             

                     

   あなた

 今日も穏やかな初冬の日。

 夜が明けきれないうちにまた、眼が覚めてしまい本当に嫌だなって…

 齢とともに熟睡する時間が短くなってしまい日中は頭がボンヤリしてます。

 あなた

 暗闇のなかで、考えることは何時も同じ…

 ”夢でなく今度は、どこの世界で逢えるのかな?”

 ”いや、やっぱり夢の中かな?”~~

 そんな思いが行ったり来たり…して心悩ませる

 突然全身の力が抜けてしまったような淋しさに苛まれ…

 「夢であって…」って声を出して叫んでみる。

 喉がカラカラ…すごく寂しい…「援けて…」

 何年たっても、一人になり切れない弱さが…「駄目なんだよ~」って

 よ~くわかってます。

 朝刊がきたようです。

 間もなく明るくなってきます。

 何事もなかったようにわたしは起きだします。

 あなた

 今朝方のわたしの暗闇での一問一答…いじらしい?

 「どうか変な時間に目が覚めませんように…」って

 祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                         


 月に纏わる悲しい話…

2014-11-27 15:03:16 | Weblog

                         

                     

       あなた

 生垣があった頃と切ってしまったとの違いです。

 色々思いはあるけど、わたしには養えない。

 今日も穏やかな初冬の一日でした。

 水道管工事がまだ続くようです。

 我が家の前を通る時でも「どうぞ」というように赤い棒で指示してくれる。

 雪がないので助かるって言ってらしたけど 寒い中ご苦労様です。

 昨夜、薄暗くなった頃珍しくカーテンの隙間から空を見る。

 弓張り付きと言うのでしょうか、それとも上弦の月というのでしょうか?

 見分け方は判りませんが細く淋しい月です。

   

 こんな形のお月様。

 
 月に纏わる悲しい話

 「昔、アマゾンに、黒い瞳の美しいインディオの娘がいた。

 名前は、ナヤ。月の魔法に誘われた日に生まれた」

 「月は、そのころ、勇ましい戦士・ジャシーとされていて、

 『その身にふれると、天に輝く星に生まれ変わる』と伝えられていた。

 娘のナヤは、この月に恋をした・・・・・・」

 ナヤは、来る日も来る日も、夜になると、月を追って、森の中を駆けめぐった。

 あるときは三日月。

 あるときは半月。

 あるときは満月。

 行けども、行けども、追いつけなかった。

 高い丘にも登った。高い木にも上った。でも、月には届かない。

 戦士・ジャシーは、彼女のいちずさを、ずっと無視し続けた。

 それでも、ナヤは変わらなかった。ひとすじに貫いた。

 相手の態度によって変わるような小さな心ではなかった。

 ある夜、ナヤは大きな湖の水面に、彼の姿を見つけた。

 てっきり、ジャシーが水浴びしていると思いこんだ彼女は、

 湖に飛び込んだ。

 そして、そのまま帰らぬ人となった。

 月はナヤを哀れんで、睡蓮として蘇らせた。

 二度とおぼれることのないよう、大きな大きな葉をつけて。

 その香しい花は、やがて人々から「水中の星」と、たたえられるようになった――。

 と言うお話…   お終い。

 
            

                                                                                           
                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

                                                                                                                                     


凛と張り詰めた初冬の朝の空気が 美味しく…

2014-11-26 16:01:06 | Weblog

                      

   あなた  

 今朝は早めに目が覚め、どうしようか迷いましたが 朝刊も 来たことですし

 思い切って起きました。

 まだ薄暗く、でも庭の 花畑がボンヤリと見え、「寒い」って思ったけど…

 凛と張り詰めた初冬の朝の空気が 美味しく、起きて良かった…

 思いっ切り「深呼吸」朝の空気が新鮮で何に例えようがない…

 こんなに早く外へ出ることなんて…    

 暫らくぶり…  まだ、あなたが元気だった頃はよく歩いたものですが、

 一人では無理…

 今頃だと「ハァハァ」と吐く息が白く尾を引いて…

 でも、楽しかった。

 妙にそんなこと思い出し昔の糸を手繰り寄せているわたし…

 そんなわたしが、ちょっと可哀そうかな。

 穏やかな日で今日も暮れていきます。

 

 

 

 

       


 出来ることなら、あの大きな白い雲に乗って…飛んで行きたい…

2014-11-25 15:52:28 | Weblog

        

   あなた

 久しぶりの「タヌ」くんです。

 今日は天気が良いせいでしょうか「タヌ」がおおきなお目目で

 すこ~し笑ってるみたい。

 わたしも身体の痛いのがなくなり、元気になりました。

 きっと予防接種が身体を痛くしていたのだと思います。

 初冬の空は綺麗です。

 風もなく僅かに白い雲が残っています。

 あの雲に乗ったらどこまで?行けるのでしょう…か…

 出来ることなら、あの大きな白い雲に乗って…飛んで行きたい…

 夢でなく…逢いたい…

 
 月日が傷口を塞いでくれると思っていました。

 傷口は治りましたが、深く深く芯のほうにくい込んでいきます。

 「ズキン」って痛むのです。

 何事もないように二人で買い物してる人「いいなぁ」って遠くから

 そ~っと見てます。

 もう幾許もなくして、今年も過ぎて行きます。

 やっぱり月日の流れは早いと思います。

 《やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもえば》   

                             源宗千朝臣

 「山里はいつの季節でも寂しいが、冬はとりわけ寂しく感じられる。

  尋ねてくれる人も途絶え、慰めの草も枯れてしまうのだと思うと。」

  あなた

 先ほどまで明るかった冬空が、暮れ泥んで来ました。

 じゃ~~またね…

 

 

 




  

 

                       

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 今日は寒々とした寂寞感に心浸される淋しい日です。

2014-11-24 14:57:07 | Weblog

       

  あなた

 昨日はとっても良い天気でしたが、

 今日は寒々とした寂寞感に心浸される淋しい日です。

 空は今にも泣き出しそうな黒い雲に覆われ…昏い…

 だから、わたしは炬燵に潜り込む…

 
 炬燵に潜り込んだら古典を繙くのが、一番良いみたい…

 誰にも迷惑かけず、ひっそり楽しむことができます。

 《龍田川もみじば流る神なびのみむろの山に時雨ふるらし》 ”よみびと知らず”

 「竜田川は様々な色の紅葉が入り乱れて流れているように見える。

 もし渡れば、その錦は途中で断ち切れてしまうだろう。」

 《今よりはつぎて降らなむ我が宿のすすきおしなみ降れる白雪》  ”よみびと知らず”

 「薄の繁みが雪に靡き臥している庭のありさまを趣あるものと眺め、

 その状態が続くことを望んでいる。冬の侘しげな美が既に見い出されている。」

 語釈、補記があります。

 その為、思いの外読み進む事ができます。

 あなた

 日中の、昏さが侘びしく虚ろな気持ちになって、ただボンヤリと庭を眺めて…

 遣り切れなく…

 深~い溜め息…

 答えは出ない…

 そして日暮れです。

 ”明日は、よい日でありますよう…”

 

 

 


黒い雲の狭間からオレンジ色がキラキラって綺麗です。

2014-11-22 15:21:11 | Weblog

               
       雪つり一冬ガンバッテ〈水道管工事のポール邪魔)

   あなた

 昨日の注射のせいでしょうか?

 身体が”シャキッ”とせず、少々熱っぽく、ただゴロゴロと…

 今日の初冬の日の様に晴れたり、曇ったり、時には泣き出したく

 なったり…と我が身を持て余しています。

 身体全体が重く、何もする気になれない…

 炬燵に潜りこんでいます。

 吉田兼好 (兼好法師)

 《序段.つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心

 に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あ

 やしうこそものぐるほしけれ。》

 誰もが知っている「徒然草」の冒頭部分です。

 日本の三大随筆と言われている

「兼好法師」”徒然草” 「清少納言」”枕草紙” 「鴨長明」”方丈記、 

 炬燵のなかで、なにするでもなく、「昔の人はえらいな~」って。

 あなた

 陽が落ちる前の輝きでしょうか…

 黒い雲の狭間からオレンジ色がキラキラって綺麗です。

 暮れ泥んで終わる今日の日…

 「今日も何事もなく、終わります、ただ感謝です。」

 

 

 

 

 

 

 


    


 夜の帷が降りてもう真っ暗…です。

2014-11-21 17:23:18 | Weblog

               

   あなた

 今日は病院の日でした。

 何時もより混んでいました。「ゴホンゴホン」の人が多いせいかな?

 9時に家を出て帰って来たのが1時20分…疲れました。

 インフレンザの注射もしてもらい…そのせいでしょうか?

 炬燵に潜り眠ってしまいました。

 元気なつもりでも?やはり齢は齢…勝てる訳がない!…

 しかし、健気にも本を読むつもりのようで本を持っていました。

 自分でも可笑しい…

 あなたには、こんなわたしが見えていたのでしょうか…?

 寝起きの後は、

 全身の力が抜けてしまったようなもの淋しい心地が心に痛く

 容易に起き上がることが出来ない。

 「さぁ頑張って」って気合を入れ…起き上がりお茶を一杯。

 あなた

 季節と季節を繋ぐ糸は断ち切られても、なお一筋二筋、

 かすかに秋を繋ぎ止めているとでもいうような、気紛れの時雨で

 傘もなし、車を呼んでもらい、ハイヤーで帰って来ました。

 夜の帷が降りてもう真っ暗…です。

 じゃ~ね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 「ずう~っとこんな日が続きますように…」ってささやかな願い。

2014-11-20 18:17:30 | Weblog

                     

      あなた

 あまり寒くも無く静かな初冬の今日です。

 風も吹かず、ただ静けさの中に身を置いて

 「ずう~っとこんな日が続きますように…」ってささやかな願い。

  神な月降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける   

                                                               よみびと知らず

 《冬の訪れを知らせる風物として時雨を言い、それが不安定な雨であることから、

  落ち着きのない気持が添わり、初冬の心細いような季節感を詠んだうた》と

  ありました。

  龍田山錦おりかく神な月しぐれの雨をたてぬきにして 

                      よみびと知らず 

龍田山を覆っている紅葉を錦の織物に見立てた。それだけなら当時の常識を出ないが、

 木の葉を染める原因とされた時雨を、

 錦を織り上げた糸と見たところに発想の面白みがある。》とありました。 

 通釈があるので理解出来ます。

 
 わたしは、「倖せ者」と思います。

 皆さんの優しさに支えられながら生きています。

 大きな荷物にならないように…なるべくは、自分の力で生きて行こうと

 思ってます。 

 


  

                                                             

                                                                

                                                                   
 

 

 

                 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 


淋しさが風に乗り笛のように”ひゆ~っ”と鳴っているような…

2014-11-19 16:49:32 | Weblog

               
                            公民館の2階から見たナナカマド                      

    あなた

 昨日公民館の2階から写しました。

 使い始めです。

 あなたのカメラより簡単とのことですが、何せカメラは、

 わたしには関係ないと思っていましたので、少々戸惑っています…が、

 あなたに見せたくて…頑張って写してます~~


 今日は風もなく穏やかな初冬の午後です。

 どんよりと曇っています。

 午前中はアレコレとちょっと忙しく動きましたが、掃除も終わりようやく

 座ってお茶を飲むことが出来ました。


 冬囲いされた庭の小さな花木たち…

 隣りどうしで囁くにしても、距離感があって「あぁ嫌なんだろうなぁ」って

 思い、それを見ていると妙に侘びしく、淋しさが風に乗り笛のように

 ”ひゆ~っ”と鳴っているような錯覚に襲われる。

 
 また、この季節のこの時間です。

 大事に大事にしなくちゃ…ね

 再び巡り合うことが出来るといいのですが…いや、逢いましょう…ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ガランとした庭は、よりいっそう寒さをまし「タヌ」の顔が心持ち震えている様にみえます。

2014-11-18 19:57:50 | Weblog

                                
                                            鉢植え 源平カズラ    

   あなた  

 わたしは元気です。

 今日はいろんなことがありました。

 「カミさん」に電話頂かなかったら…お休みでした。

 雪は消えたようですが、寒い…

 3時半くらいに帰って来ました。

 それから友達が来て

 彼女5時半頃帰りました。

 すごく慌ただしくて…

 でも彼女のお話も聞く事できたので!よかった事にします。

 ガランとした庭は、よりいっそう寒さをまし「タヌ」の顔が

 心持ち震えている様にみえます。

 生きる事の厳しさを「タヌ」にもおしえなくちゃ…って

 あなた

 またね…疲れました。