『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

・・・そよかぜ・・・

2011-04-30 12:22:36 | Weblog

  

          

            

  ムラサキツツジと白に近い淡いピンクのムラサキツツジが寄り添うように咲いている。狭い庭なのに争うこともなく、自

  己主張しながらもお互いの存在を称えあっている姿が微笑ましい。

  これも、庭の主タヌの目配りがあっての事でしょう・・・    「キミの力はすごい!!」

  朝から暖かく柔らかな春の陽ざしで庭の花々が生き生きと煌めいていています。

  心の痼も随分小さくなり楽にはなったけど・・・遣り切れないものが尾を引き~これも齢の所為かな?

  月並みだけど!!やっぱり春が好き・・・

  柔らかい春風が私を優しく包み”ふわぁっ”と撫でては美しい笑顔でさっていく・・・

           

  
  幾度も々春の嵐に苛められたエゾエンゴサク、最後の力で見事に花開いています。いじらしい・・・

 わたしは、この小さく可憐な花たちにどれだけ、慰められたことでしょう・・・

 あらためて、「ありがとう!!とってもきれいよ・・・」

  

  

 

 


                       

    

 

    


”きっと泣きたいのね・・・”

2011-04-28 21:51:36 | Weblog

 

                

 午後から晴れたけど・・・曇っている空、洪水にならない程度に泣いてもいいよ・・・

 気持ち判るから・・・  

 可哀想なのは、庭の花たちよ・・・このミムラス見て~すっかり俯いてしまったよ・・・

 人間後悔する事って沢山あると思うけど・・・いくら考えても答えが出てこない・・・哀しいな・・・

                        4月28日 午後3:33

  一本の電話がありました。”だ い す き”な人・・・から、7:30分頃かな!それからの、わたしすごく元気!!

  あれほど心のなかの重い未消化の錘(おもり)が消えました。

  有難うございました。

  自分らしからぬ事はしない・・・こころに誓いました。

  今夜は「ぐっすり眠れることでしょう・・・」


 ”お花っていいなぁ”

2011-04-27 14:59:27 | Weblog

 

                    
                    雪ノ下                               白カタクリ

  珍しい白のカタクリが可愛く咲き出しました。

  人の思惑など気にせず、与えられた使命を全うしようとしています。

  ヒマラヤ雪のしたもピンクの愛らしい顔を覗かせています。

  今日は風も暖かく庭の花々も、大喜び・・・ウキウキしてる感じ・・・

  ”みんな大好きだよ・・・”

   こころの片隅がおもいよ~~

    庭の花々が尖がったこころを、優しくほぐしてくれる・・・しあわせ    

 


  がんばる・・・

2011-04-26 14:53:03 | Weblog

  

                
                   見事に咲いたムラサキツツジ

           
        人工交配でつくられた白の紫ツツジ                        カタクリ        

  あまり良い天気とは言えないけれど、春の花がいっぱい咲いている。でも、風がつめたい・・・

  人間大好きだけど・・・何だか、ごちゃごちゃと何処かで絡まってしまい、解(ほぐ)れない・・・

  「ねぇタヌ、キミは答えなくていい・・・ただ黙って肯いていればいい」 タヌは些か「ムッ・・・」

  生きている以上、誰しも悩みはあるわけよね・・・ ノロノロとカメの歩みのようではあるけれど、ただ只管(ひたすら)

  邪魔にならないよう、がんばっている。

  一寸疲れて、ひと休みの隙に悪魔の囁きが忍び寄ってくるわけ・・・払い除けても払い除けても執拗に・・・

  錆びた私の頭のなかが壊れてしまいそう・・・夜は眠れない、昨日と今日の交差点がとっくに過ぎても。

  どんなに、我慢しても限界があって、聞いてもらった・・・楽にはなれず、逆に自分の甘さが情けなく、苦しんでいる。

 

      

   この作品は孫一年生のとき書いたものです。生きているんです。だから、辛くたって与えられた一生を生きなければ

  ならない・・・

  「だから、タヌ私は生きるから・・・」

   

    
                      

 

 

 

            


 思いがけないこと!!

2011-04-18 17:01:53 | Weblog

 

             
            寒さに耐えたカタクリ                      今日は少し元気になったカタクリ

  思いがけない寒さに耐えたカタクリ・・・可愛いでしょう・・・

  思いがけないことが起こるのは、世の常!それを越えなきゃ大人にはなれない・・・

  お花の世界だって甘んじてはいられないと思うよ・・・

  タヌが大きく肯いている・・・ 

  あまり大事に育てると、けっして良い事はない・・・

  庭の花たち頑張って自力で綺麗になって・・・少しは手伝うから。

  小さい庭だから、あなたたちの、存在はすぐわかる、でもあまり手を掛けてはいけないそうよ・・・

  ガンバレ・・・

 

 

 

 


”アラ・・・雪が”

2011-04-17 16:23:20 | Weblog

  

        
         ツツジ可哀想・・・                        ミムラスこの状態・・・

          
               さすが・・・庭の主 寒さを我慢して!この貫禄

  ”アレレッ寒いはず”です、雪で真っ白・・・ せっかく咲いた花たちもこの雪で”ブルルッ”風邪をひかなければよいが!

  部屋の中では「浮きつり木」がお互い背を向けながら・・・可愛くさいてます。

  人間だけでなく花の世界でも背を向ける・・・ってあるんですね・・・おどろいた

                
                一個はこっち・・・一個は向こうで咲いてます。同じ枝・・・

  時ならぬ雪をみていると、好きな百人一首がふとうかんできます。

      君がため 春の野にいでて若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ

                                           光考天皇

   

   

                    

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ムラサキツツジ!!

2011-04-15 15:05:50 | Weblog

             

        
                    エゾムラサキツツジ

 

        
            ナニワズ                           ミムラス

 今日はナニワズが咲いているのをみつけました。

 ミムラスも満開・・・風もつめたくさむいのに・・・

 Tさんが好きだった”エゾムラサキツツジ”八分咲き・・・

 天上界から見てるかな? やはり早い・・・此の木だけは他の木にくらべ10日くらい先に咲きます。

 春は黄色から~と言いますがピンクがとっても可愛いい・・・

 此処まできて、一気に春になりきれずグズグズと何を躊躇っているんでしょう?・・・

 私も今日は、さ・む・い・・・

 「ねぇ、タヌくんどう思う?・・・」 タヌの答えは到ってかんたん 「かぁさん、もっとおとなになったほうがいいよ・・・」

 は~るよ来いはやく来い・・・  

 どんよりした空は今の季節・・・似合わないよ・・・花曇りはべつですけど・・・

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 


・・・なぐさめ・・・・

2011-04-14 14:29:13 | Weblog

 

              

             エニシダ                            スイセン

  

  春の陽気エニシダが可愛いい

  スイセンはまだ蕾がかたい

  

一番苦しくて情けないときに、
だれも考えつかないやり方でそっと気遣ってくれる人・・・・
それを「友」と呼ぶ。
そんな友に感謝し、気遣いを決して忘れまいとする気持ちを
「友情」と呼ぶ。
価値
きょうは生きてみてよかった・・・・・・
あしたをそう思える日にするために
がんばってみよう。
生きる価値のない一日などはない。

 

試練
一人で立ち向かう試練がある。
だれかと分かち合いながら乗り越える試練もあるだろう。
辛さ、苦しさ、悲しさはいやというほど味わうが、
”試練”とは
自分が何者であるか、その正体を見ることのできる、
唯一の機会である。

      この回り道の唄に、どれ程慰められた事でしょう・・・


  ”春の雨”

2011-04-13 14:19:05 | Weblog

          

 シトシトと絹糸のような春の雨が尾をひいています。静かです。

 柔らかな風が木の葉を揺らしています。でも少しさむい。

 この雨で雪も解けることでしょう・・・。

 小さな小さな花たちは固く眼を閉じたまま・・・

 あれ!何時しか雨が止み薄日が洩れてきました。でも小さな小さな花たちは俯いたきり顔をあげようとしません。

 突然何の脈絡もなく、メルヘンの世界を覗いてみたくなりました。きっとわたしの頭が壊れかかってきたのでしょう・・・

  森のなかのお菓子のおうち

 その年の飢饉は凄まじいものだった。
 日照りが続き、作物は育たず、人も家畜も誰しもが飢えていた。 いつの時代も同じように、飢饉の最初の犠牲者は老人と、子供達だった。体力のない老人はバタバタとまっ先に倒れ、ミルクのあてがいのない赤ん坊は母親の腕の中で、泣き声もあげずに死んでいった。
 街は飢えた浮浪児で溢れ、親元にいる子供達も、両親から口減らしのために"間引き"されることも珍しい事ではなかった。

 とある村の、森のはずれに住むきこりの一家にも飢饉は等しく襲いかかっていた。
 戸棚にはひとつぶの麦もなく、猫の額ほどの自家農園に来年蒔くはずの種イモや種麦ですら食べ尽くしていた。一家は森に入り、山菜や木の実を取って生活をしのいでいたが、それとて一家四人...きこりの亭主とおかみさん、ヘンゼルとグレーテルの兄妹二人...の口を満たすには十分ではなかった。

「あんた、もうそろそろ潮時なんじゃないのかい。これ以上あの子達を喰わせる事は出来ない。かわいそうだけれど、今度森に入った時に、子供達は置いていこう」
 ある夜、子供達が寝静まった後におかみさんが、森で採取した枯れ草で糸を紡ぎながら亭主に話しかけた。「このままだと一家心中になっちまうよ」

 このおかみさんはまだ若く、きこりの亭主の前の妻が亡くなったあとに嫁いできた、後妻だった。子供達は前妻の残した"忘れ形見"であったが、亭主は彼女にとても惚れていたし、彼女に逆らうのも怖かった。
「そ、そうだな...、じゃぁ今度森に入った時に、子供達は置いてこよう。森は深いし、夜になれば狼が子供達を喰ってしまうだろう」
 伏目がちに、ぼそぼそと亭主がつぶやいた。

 ヘンゼルは薄く開けられた扉ごしに、夫婦の会話を盗み聞いていた。
 なんと恐ろしいこと!ヘンゼルは身がすくみ、ガクガクと足が震えるのを感じた。なんとかしなくては。
 しばらくじっと考えたあと、ヘンゼルは夫婦に気付かれないように裏口の扉をあけて外へ出て、手ごろな大きさの白い石をポケットいっぱいにかき集めた。
 ポケットがずっしりと石で重くなると、ヘンゼルは満足して部屋に戻り、すやすやと寝息をたてている妹グレーテルの眠るベットに潜り込んだ。

 お馴染みグリム童話で「ヘンゼルとグレーテル」のお話です。

 現代でもありそうな残酷な話です。この子供たちは、いろいろ恐ろしいめにあいましたが、二人で力を合わせて、帰って

 来る事が出来ました。

 話はまだまだ続きますがきょうはお終い・・・。
  


   春便り・・・

2011-04-12 13:32:04 | Weblog

       
        元気になったエンゴサク                ミムラス・ まだ ツボミ

  勘違いしてクロッカスと同じくらいに咲いてしまったエンゴサク・・・ 先日の寒さで風邪を引いてしま

  い どうなるかな?いささか心配でしたが、どうにか元気になりました。

  ミムラス風が冷たいせいでしょうか・・・満開にはなれません。

  庭の花達は一日でも早く可愛いい姿を見せたかったのね・・・

  明日はどんな日になるかな?